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『二月の勝者』に学ぶ
4月の受験生保護者がやるべきこと/やらないこと

💡 編集部より

中学受験のリアルを描いた漫画『二月の勝者 ─絶対合格の教室─』(高瀬志帆/小学館)。3月のコラム(3月版はこちら)に続き、4月に保護者がやるべきこと・やってはいけないことを整理しました。

4月は新学年のスタート。受験生にとっては「あと10ヶ月」の始まりであり、保護者にとっては情報戦が本格化する時期です。

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1. 『二月の勝者』で描かれた「4月」── 嵐の前の静けさ

『二月の勝者』で、4月は独特な空気感で描かれています。2月の入試が終わり、新しい学年が始まったばかりの教室。新6年生たちはまだ「受験生」としての自覚が薄く、講師陣はそんな子どもたちに対して「これから何が起こるか」を少しずつ伝え始めます。

作中の桜花ゼミナール吉祥寺校では、黒木蔵人が4月の保護者会で重要な話をします。それは「夏までに志望校の方向性を固めること」「6年生の1年間で子どもは劇的に変わること」の2点です。

この2つのメッセージは、実際の中学受験においても極めて重要です。4月は「嵐の前の静けさ」──夏以降の怒涛の日々に向けた、準備期間なのです。

「凡人こそ戦略を持て。天才でないなら、情報と計画で勝て。」

── 黒木蔵人の言葉より(筆者意訳)

この言葉を4月に当てはめれば、「4月は戦略を立てる月」です。やみくもに勉強量を増やすのではなく、情報を集め、計画を立て、夏以降に向けた地盤を固める時期なのです。

2. 4月に保護者がやるべき5つのこと

✅ やるべきこと① :塾の個人面談で方向性を確認する

4月〜5月にかけて、多くの塾で個人面談が実施されます。この面談は非常に重要です。面談で確認すべきことは以下の3点です。

(a)現時点の学力と志望校との距離

「偏差値いくつですか」ではなく、「志望校の合格ラインに対して、どの教科のどの分野が足りないですか」と聞いてください。偏差値は総合点ですが、合否を分けるのは「特定の弱点」です。

(b)夏までの学習計画

6月のテストまでに何を重点的にやるべきか、夏期講習の方針はどうなるか。塾の計画を把握した上で、家庭での補助をどうするか考えましょう。

(c)併願校の候補

第一志望だけでなく、併願校についても相談を始めましょう。4月の段階では候補のリストアップで十分です。学校マッチング診断も参考になります。

✅ やるべきこと②:学校説明会のスケジュールを把握する

多くの私立中学が5月〜7月に学校説明会やオープンスクールを開催します。人気校は予約がすぐに埋まるため、4月中に年間行事予定を確認し、カレンダーに入れておくことが大切です。

特に注目すべきは以下のイベントです。

時期イベントポイント
5〜6月学校説明会(前期)校長の教育方針、カリキュラム概要を知る
5〜6月合同相談会(GENKIフェスタ等)1日で複数校の情報が得られる
6〜7月オープンスクール子どもが実際の授業を体験できる
9〜10月文化祭・学園祭在校生の雰囲気を肌で感じられる

4月の時点では「行きたい学校をすべて決める」必要はありません。まずは5〜10校程度の候補をリストアップし、説明会の日程を確認しておきましょう。

✅ やるべきこと③:年間の費用計画を立てる

6年生の1年間は、想像以上にお金がかかります。事前に概算を把握しておくことで、「こんなにかかるとは思わなかった」という後悔を避けられます。

費目概算時期
通常授業料(6年生)月額5〜8万円通年
夏期講習15〜25万円7〜8月
冬期講習5〜10万円12月
正月特訓3〜5万円12〜1月
テスト・模試費用5〜8万円通年
受験料(5校受験の場合)12〜15万円1〜2月
入学手続き金30〜40万円2月
年間合計目安120〜180万円

これに加え、個別指導や家庭教師を併用する場合はさらに費用がかかります。4月の時点で「年間予算の上限」を夫婦で決めておくと、秋以降の判断がスムーズです。

✅ やるべきこと④:生活リズムを整える

春休みで崩れた生活リズムを、4月中に立て直しましょう。特に重要なのは就寝時間の固定です。

6年生に必要な睡眠時間は最低8時間。逆算すると、朝7時起床なら23時就寝です。塾がある日も、ない日も、この時間を守ることが基本になります。

「塾の宿題が終わらない」という理由で就寝時間を削るのは、長期的にはマイナスです。睡眠不足は記憶の定着を妨げ、日中の集中力を低下させます。宿題が終わらないなら、量を減らす相談を塾にするのが正解です。

✅ やるべきこと⑤:夫婦の方針を擦り合わせる

中学受験は「子どもの受験」であると同時に「家族の受験」です。夫婦間で以下の点について、4月中に話し合っておきましょう。

(a)受験の目的:なぜ中学受験をするのか。学力向上?環境?大学進学?目的が共有されていないと、判断基準がブレます。

(b)志望校の方向性:男子校/女子校/共学、進学校/付属校、通学圏の範囲など、大枠の方向性を合わせましょう。

(c)撤退ラインの有無:「秋までに偏差値が○○に届かなかったら公立に切り替える」など、撤退基準をあらかじめ決めておくかどうか。これは決めなくても良いですが、選択肢として検討しておくと心に余裕ができます。

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3. 4月に保護者がやってはいけない5つのこと

❌ やらないこと①:偏差値だけで志望校を決める

4月のテスト結果を見て「偏差値55だから、55以下の学校を探そう」と考えるのは時期尚早です。4月の偏差値は、あくまでもその時点のスナップショット。夏を超えると5〜10ポイント変動する子は珍しくありません。

志望校選びで重視すべきは、偏差値よりも「教育方針」「校風」「通学時間」「大学進学実績」「部活動」です。偏差値は最終的な出願校決定の材料にはなりますが、4月の段階では参考値に過ぎません。

❌ やらないこと②:他の家庭と比較する

「○○さんのお子さんはもう志望校を決めている」「△△くんは個別指導も始めたらしい」──こうした情報が入ってくるのが4月です。

しかし、他の家庭の状況はその家庭だけのもの。お子さんの性格、学力の伸びしろ、家庭の経済状況、通塾環境はすべて異なります。他の家庭と比較しても、自分の子どもに最適な判断はできません。

⚠️ 特に注意

LINEグループやママ友ネットワークでの情報交換は有益な面もありますが、「比較」と「不安の増幅」の温床にもなります。情報収集は塾の先生との面談を最優先にし、ネットワーク情報はあくまで補助と位置づけましょう。

❌ やらないこと③:いきなり問題集を買い足す

4月になると書店の受験コーナーが気になり、「これもやらせた方がいいかも」と問題集を買い足す保護者が増えます。しかし、塾のテキストをきちんと消化できていない段階で教材を増やすのは逆効果です。

黒木蔵人の方針もこれと同じです。「塾のカリキュラムは綿密に設計されている。それを無視して自己流で教材を追加すると、かえって混乱する」──この考え方は、ほぼすべての大手塾に当てはまります。

教材を追加したい場合は、必ず塾の先生に相談してからにしましょう。

❌ やらないこと④:成績で叱る

4月のテストで思うような結果が出なかったとき、「なんでこんな点数なの」と叱りたくなる気持ちはわかります。しかし、成績で叱ることは百害あって一利なしです。

叱られた子どもは「テスト=怖いもの」「間違える=悪いこと」と認識するようになり、テストでの実力発揮を妨げます。さらに、点数を隠したり、間違えた問題を消しゴムで消して○にしたりする「隠蔽行動」につながるリスクもあります。

テスト結果に対する正しい向き合い方は、「どこを間違えたかを一緒に分析する」ことです。間違えた問題は「伸びしろの可視化」であり、叱る対象ではなく活用する対象です。

❌ やらないこと⑤:「あと10ヶ月しかない」と焦る

4月の時点で「もう10ヶ月しかない!」と焦る保護者は少なくありません。しかし、10ヶ月は十分な時間です。

『二月の勝者』でも描かれているように、子どもは6年生の1年間で劇的に成長します。特に9月以降の成長スピードは目を見張るものがあります。4月の段階で焦り、子どもにプレッシャーをかけることは、その成長の芽を摘んでしまう可能性があります。

「6年生の子どもは、大人が思っている以上に伸びる。問題は、大人がその可能性を潰すことだ。」

── 黒木蔵人の言葉より(筆者意訳)

4月は「焦る月」ではなく「準備する月」。焦りのエネルギーを、情報収集と計画立案に向けましょう。

作品に描かれた「4月の保護者たち」

『二月の勝者』が秀逸なのは、子どもだけでなく保護者のリアルな心理描写が丁寧に描かれている点です。4月の教室の外で、保護者たちは様々な葛藤を抱えています。

パターンA:焦り型の保護者

「もう6年生なのに、まだ志望校も決まっていない。他のご家庭はもう決めているのに…」──4月の段階で志望校が確定していないことに焦るパターンです。しかし実際には、4月に志望校が「確定」している家庭はごく少数。ほとんどの家庭が「候補が数校ある」程度で、最終決定は秋以降です。

パターンB:楽観型の保護者

「まだ4月だから大丈夫。夏から本気出せばいい」──焦らないのは良いことですが、情報収集まで後回しにするのは危険です。学校説明会の予約は5月に始まるものもあり、「夏から」では間に合わないことがあります。楽観と準備は両立できます。

パターンC:過干渉型の保護者

「子どもの勉強をすべて管理しないと気が済まない」──宿題の丸つけ、解き直しの指示、テスト範囲の把握まで親がやるパターンです。4年生まではこれで回ることもありますが、6年生では子どもの自立心を損ないます。4月からは「管理する」から「見守る」にシフトしましょう。

あなたはどのパターンに近いですか?自分の傾向を知ることが、4月の過ごし方を見直す第一歩になります。

4. 黒木蔵人の名言に学ぶ「4月の心構え」

『二月の勝者』には、保護者の心に響く黒木蔵人の言葉が数多く登場します。その中から、4月の心構えとして特に参考になるものを紹介します。

「受験は課金ゲーム。しかし、課金の仕方を間違えれば金をドブに捨てるだけだ。」

── 黒木蔵人(筆者意訳)

4月に当てはめれば、「お金をかけるべき場所と、かけなくていい場所を見極めよ」というメッセージです。夏以降に大きな支出が発生するため、4月の段階で「あれもこれも」と手を広げすぎると、本当に必要な時にリソースが足りなくなります。

「子どもの力を信じろ。ただし、盲信ではなく、データに基づいた信頼だ。」

── 黒木蔵人(筆者意訳)

これは4月のテスト結果との向き合い方にも通じます。「うちの子ならきっとできる」という根拠のない楽観も、「この偏差値じゃ無理だ」という悲観も、どちらも正確ではありません。テスト結果を冷静に分析し、「今の弱点は何か」「どこを伸ばせば志望校に届くか」をデータで把握することが重要です。

「親にしかできないことがある。それは、子どもの『日常』を守ることだ。」

── 黒木蔵人(筆者意訳)

勉強を教えるのは塾の仕事。親の仕事は「食事」「睡眠」「安心できる家庭環境」を整えること。4月に親ができる最大の貢献は、子どもが安心して過ごせる「日常」を守ることなのです。

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5. 学年別・4月のアクションプラン

新6年生(2027年2月受験)の4月

やるべきことポイント
第1週春期講習の復習・リカバリー新しいことはやらない。春期の消化に集中
第2週塾の面談日程を確認面談で聞くことをメモしておく
第3週学校説明会の年間スケジュール確認5〜7月の説明会を中心にリスト化
第4週年間費用の概算を夫婦で共有夏期講習・受験料の概算を含める

新5年生の4月

新5年生にとって、4月は「本格的な受験カリキュラムに慣れる」時期です。4年生と比べて宿題量が増え、新しい単元の難易度も上がります。この段階では成績よりも生活リズムの確立が最優先です。

SAPIX、日能研、四谷大塚いずれも、5年生からカリキュラムの密度が大幅に上がります。4年生では週2日だった通塾が週3日になる塾も多く、家庭での自由時間が急減します。この変化に適応するには最低1ヶ月、長い子で2ヶ月かかります。

項目4年生の頃5年生になると
通塾回数週2回週3回
宿題量1日30〜60分1日60〜90分
テスト頻度月1〜2回月2〜3回
自由時間平日に余裕あり平日はほぼ塾か宿題

この急激な変化の中で「全部完璧にこなす」ことを求めると、子どもは潰れます。4月は「7割消化でOK」と割り切りましょう。残りの3割は、塾の先生に相談して優先順位を決めてもらうのがベストです。

新4年生の4月

新4年生は、まだ受験を意識する必要はありません。4月のテーマは「塾に楽しく通うこと」。勉強の習慣づけと、学ぶことへの興味を育てる時期です。

保護者としては、「宿題を全部やる」よりも「塾が楽しいと思える」ことを重視してください。4年生で勉強嫌いになると、5年生・6年生で苦しくなります。

新4年生の保護者がやりがちなミスは、最初から完璧を求めることです。「せっかく塾に入ったのだから」と、初月からテスト結果にこだわったり、他の子との差を気にしたりする必要はありません。4年生の1年間は「受験勉強の土台作り」です。土台がしっかりしていれば、5年生以降に大きく伸びます。

4年生の4月に意識したいことは3つだけです。

① 通塾のリズムを作る:学校→帰宅→おやつ→塾→帰宅→夕食→就寝、という流れを体に覚えさせる。

② 宿題のルーティンを決める:「塾のない日の16時〜17時は宿題の時間」のように、曜日と時間を固定する。

③ 「わからない」を恥ずかしいと思わせない:質問できる子は伸びます。「わからないことがあるのは当たり前」「質問するのはカッコいいこと」と伝えてあげてください。

6. 4月に参加すべきイベント・説明会

4月はまだ学校説明会の「本格シーズン」ではありませんが、以下のイベントは要チェックです。

合同相談会

1日で複数の学校の話を聞ける合同相談会は、効率的に情報収集できる絶好の機会です。「まだ志望校が絞れていない」段階のご家庭にこそおすすめです。

塾の保護者会・入試報告会

4月にも入試報告会を開催する塾があります。自塾以外の報告会にも参加すると、異なる視点からの分析が得られます。特にSAPIX、日能研、四谷大塚など大手塾の入試分析は、塾生でなくても参加できるものが多いです。

学校のWebサイトをチェック

4月に更新される学校のWebサイトには、新年度の説明会日程が掲載され始めます。気になる学校のサイトを10校程度ブックマークし、週1回チェックする習慣をつけましょう。

4月にやっておきたい「情報収集の仕組み化」

秋までの半年間、継続的に学校情報をキャッチするための仕組みを4月に作っておきましょう。

① 学校リストを作る

Excelやスプレッドシートで、候補校のリストを作成します。列には「学校名」「偏差値帯」「最寄り駅」「通学時間」「説明会日程」「文化祭日程」「メモ」を入れておくと、後から整理しやすくなります。

② 塾の資料を整理する

塾から配布される資料(テスト結果、カリキュラム、講習のお知らせ等)は、月別にファイリングしておきましょう。「あの資料どこだっけ」と探す時間は、受験が佳境に入るほど大きなストレスになります。4月の段階で整理の仕組みを作っておくと、年間を通じて楽になります。

③ 説明会の感想メモを統一する

5月以降に始まる学校説明会。行くたびに同じフォーマットで感想を書くと、後から比較しやすくなります。「教育方針の印象」「施設・設備」「在校生の雰囲気」「通学のしやすさ」「子どもの反応」の5項目を☆5段階で記録するだけでも十分です。

📖 この時期にぜひ読んでほしい:『二月の勝者』第4巻

本コラムで取り上げている『二月の勝者 ─絶対合格の教室─』(高瀬志帆/小学館)。第4巻はまさに「4月」を描いた巻です。

新6年生としてスタートを切った桜花ゼミナール吉祥寺校の生徒たち。黒木蔵人が保護者に伝える「4月の心構え」、子どもたちの環境変化によるストレス、保護者同士の情報戦──本コラムで解説した内容が、漫画というリアルな描写で追体験できます。

まだ読んでいない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

📚 『二月の勝者 ─絶対合格の教室─』第4巻

高瀬志帆 著 / 小学館 ビッグコミックス

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📌 スクールコンパスの学校マッチング

志望校の候補が決まらない方は、スクールコンパスの学校マッチング診断をお試しください。偏差値だけでなく、お子さんの性格や家庭の優先事項から、首都圏300校以上の私立中学・中高一貫校の中からお子さんに合った学校の「あたり」をつけることができます。

7. 4月の保護者チェックリスト

  • 塾の個人面談の日程を確認・予約した
  • 面談で聞きたいことをメモした(学力の現状、志望校との距離、夏までの方針)
  • 学校説明会の年間スケジュールを確認し、5〜7月の日程をカレンダーに入れた
  • 年間の費用概算を出し、夫婦で共有した
  • 受験の目的・志望校の方向性について夫婦で話し合った
  • 子どもの就寝時間を固定できている(23時以前)
  • 塾のテキスト以外に新しい問題集を買い足していない
  • 4月のテスト結果を「叱る材料」ではなく「分析の材料」にしている
  • 他の家庭との比較をしていない
  • 子どもに「楽しい」と思える時間(趣味・友達との遊び)を確保している

8. 「4月の焦り」を「4月の行動」に変える

4月に焦りを感じるのは、保護者として当然のことです。問題は焦ること自体ではなく、焦りを子どもにぶつけてしまうことです。

焦りのエネルギーは、正しく使えば大きな推進力になります。その使い道は「情報収集」「計画立案」「環境整備」の3つ。これらはすべて、親にしかできないことです。

子どもの仕事は「勉強すること」。親の仕事は「勉強に集中できる環境を作ること」。この役割分担を4月に確立できれば、残り10ヶ月はブレない軸で走り抜けることができます。

「焦り」を正しく変換するためのワーク

ここで、焦りのエネルギーを行動に変換するための簡単なワークを紹介します。紙とペンを用意して、以下の3つの質問に答えてみてください。

質問1:今、何が一番不安ですか?

「志望校が決まらない」「成績が上がらない」「費用が心配」「子どもが本気になっていない」──何でも構いません。頭の中にあるモヤモヤを、そのまま書き出してください。

質問2:その不安に対して、「4月中に」できることは何ですか?

例えば「志望校が決まらない」なら→「塾の面談で相談する」「学校説明会の日程を調べる」「スクールコンパスの学校マッチングを試す」など。ポイントは「4月中に」という期限をつけることです。漠然とした不安は、具体的な行動に分解すれば小さくなります。

質問3:4月末の時点で「これだけはできた」と言いたいことは何ですか?

1つだけ選んでください。「塾の面談を受けた」「候補校リストを作った」「夫婦で方針を話し合った」──何でも構いません。4月の目標はこの1つだけ。欲張らないことが、着実に進む秘訣です。

4月を終えたら──5月に向けて

4月のチェックリストをすべてクリアする必要はありません。「10個のうち6個できた」で十分です。残りの4個は5月に回しましょう。

5月からは学校説明会が本格的に始まります。4月に立てた計画をもとに、実際に学校を訪問する時期に入ります。4月に「靴紐を結べた」家庭は、5月から自信を持って走り出せるはずです。

💡 編集部より

3月版のコラムでは「スタートラインに立つ」ことをテーマにしました。4月は「走り始める前に、靴紐をしっかり結ぶ」時期です。

焦って走り出す必要はありません。4月にやるべきことをひとつずつ、着実に。その積み重ねが、夏以降の大きな差になります。

お子さまと一緒に、良い春を過ごしてください。

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