株式会社しちだ・教育研究所 / 七田眞 創設
七田眞氏が1958年に創設した右脳開発・早期教育の専門教室。フラッシュカード・イメージトレーニング・英語早期教育を柱に、幼児期から小学低学年の記憶力・語学力・創造力の開発を行います。「人間の脳は幼児期に最も発達する」という脳科学的な観点に基づいた教育法を長年実践しており、早期教育に関心の高い保護者から支持されています。一方で「右脳開発」の科学的根拠については様々な見方があるため、正直にお伝えします。
| 塾名 | 七田式教室(しちだしききょうしつ) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社しちだ・教育研究所(本部)/ フランチャイズ教室 |
| 創設者 | 七田眞(しちだ まこと)氏(1929〜2009年) |
| 創設年 | 1958年(島根県松江市で創設) |
| 展開エリア | 全国・海外(フランチャイズ展開) |
| 対象年齢 | 0歳〜(胎教コースあり)〜小学生(幼児期が中心) |
| 科目・内容 | 右脳開発・フラッシュカード・記憶力・英語・算数・読書・創造力 |
| 特徴キーワード | 右脳教育・フラッシュカード・早期教育・記憶力・英語・幼児教育・七田眞 |
| 公式サイト | https://www.shichida.co.jp |
七田式の最もよく知られた手法がフラッシュカードです。数百枚のカードを高速で見せることで、左脳の「ゆっくり考える」処理ではなく右脳の「瞬時に認識する」処理を鍛えることを目的としています。大量の情報を短時間で記憶する訓練を積み重ねることで、記憶力・集中力・イメージ力を高めるとされています。
七田式は英語の早期教育にも力を入れています。「英語耳」を幼児期に育てるという方針で、英語の音・リズム・フレーズを自然に吸収する環境を提供します。「幼児期は外国語の音を識別する能力が最も高い」という言語習得研究の知見に基づいており、英語を音として自然に吸収する体験を幼少期から積むことができます。
1958年創設という60年超の歴史に裏打ちされた早期教育カリキュラムが最大の信頼基盤です。幼児の発達段階に合わせたプログラム設計、家庭での実践をサポートする教材・指導書の充実、親子で取り組む「家庭での七田式教育」のサポート体制が特徴です。
| コース・年齢 | 月額費用(目安) | 形式 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 胎教・0〜1歳 | 約7,000〜12,000円 | 親子参加 | 親子一緒に通う |
| 2〜3歳(幼児コース) | 約10,000〜16,000円 | 週1回・親子参加 | フラッシュ・英語・工作等 |
| 4〜6歳(年長まで) | 約12,000〜18,000円 | 週1回 | 記憶力・算数・英語・創造 |
| 小学生コース | 約13,000〜20,000円 | 週1〜2回 | 教室によって内容異なる |
| 0歳〜小2(7年間)年間費用目安 | 月謝のみ(教材費別) | 約14〜22万円/年 | |
| フラッシュカード | 七田式の代名詞。文字・数字・絵・英単語などが書かれた数百枚のカードを高速で見せる訓練。「右脳の記憶回路を刺激する」とされる七田式独自の手法。 |
|---|---|
| イメージトレーニング | 目を閉じて「頭の中で映像を描く・操作する」イメージング訓練。空間認識・創造力・記憶の定着を高めることを目的とします。 |
| 英語プログラム | 英語の歌・チャンツ・フレーズを繰り返し聴かせる「耳から英語を自然に吸収する」アプローチ。英会話スクールとは異なり「音の蓄積」を優先します。 |
| 算数・読書・創造 | 七田式算数ドリル・絵本の読み聞かせ・工作・折り紙など多様な活動を組み合わせ、幼児の発達を総合的に支援します。 |
| 家庭での実践 | 七田式は「教室だけでなく家庭での毎日の実践」を非常に重視します。教室で習った手法を家庭でも続けることが効果を高める前提になっています。 |
七田式の核心である「右脳開発・左脳と右脳の分業」という概念については、現代の脳科学者の間で様々な評価があります。
【確認されている事実】
・幼児期は脳の発達が著しく、学習への感受性が高い時期であることは研究で確認されています
・早期の言語環境(英語含む)が言語習得に影響を与えることも研究で示されています
・フラッシュカードなどの反復刺激が一定の記憶訓練効果を持つことは否定されていません
【科学的に慎重に評価すべき点】
・「右脳を鍛える」という表現は脳の機能の単純化であり、現代の脳科学では左脳・右脳の分業は七田式が主張するほど明確ではないとされています
・フラッシュカードで「天才的な記憶力・直感力が開発される」という主張については、独立した科学的研究による証明は十分ではありません
・「幼児期の七田式体験がその後の学力・能力に直接結びつく」という長期的エビデンスの公開は限定的です
【結論】「科学的に完全に証明されている」とは言い切れませんが、「60年以上多くの家庭に利用されてきた実績」と「幼児の脳発達への刺激・英語耳の形成・親子の関わりの充実」という価値は否定できません。「確実な効果を保証するサービス」ではなく、「幼児教育の一つのアプローチ」として選択するかどうかをご自身で判断してください。
幼児期の脳発達への多様な刺激と早期英語教育の体系的なプログラムが七田式の核心的価値です。
幼児期に積極的に教育投資したい、英語を早期に導入したい、親子で一緒に取り組めるご家庭に向いています。
「天才になる」という過度な期待は禁物。FC品質差あり・体験必須。家庭での毎日の実践が継続の鍵です。
「七田式・EQWEL・花まる・公文・学研」幼児〜小学生向け教室の総合比較です。
| 教室名 | 右脳開発 | 英語 | 思考力 | 費用 | 核心的価値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 七田式 | ◎◎◎ | ◎◎ | ○ | 中〜高 | フラッシュ×記憶×早期英語 |
| EQWEL | ◎◎◎ | ◎◎ | ○ | 中〜高 | 七田式から独立・同系統 |
| 花まる学習会 | △ | △ | ◎◎◎ | 中 | 思考力×体験×人間力 |
| 公文式 | △ | ○ | △ | 低 | 反復×先取り×計算力 |
| 学研教室 | △ | ○ | ○ | 低 | 学校準拠×理解重視×丁寧 |
※費用・内容はいずれも目安。各教室で体験授業を受けてから判断することを推奨します。
| 時期 | 活用の考え方 |
|---|---|
| 0〜2歳(胎教・乳幼児) | 「脳への多様な刺激」という観点での価値は否定されていません。ただしこの時期の最大の教育は「親との安定した愛着関係」であり、教室通いに躍起になるより親子の豊かな時間の方が本質的に重要です。 |
| 3〜5歳(幼稚園期) | 七田式が最も効果を発揮しやすいとされる時期。フラッシュカード・英語インプット・創造活動を「楽しみながら」経験させることができます。「通うことが楽しい」という状態を維持することが最重要です。 |
| 小1〜2(低学年) | 七田式を継続するか、花まる・公文・学研など目的に応じた教室に切り替えるかを検討する時期。「学校の勉強についていくための補習」が必要になってきた場合は学研・公文への切り替えを検討してください。 |
| 小3以降 | 中受を検討する場合は専門塾への移行タイミング。七田式の小学部を継続するかどうかは、お子様の状況と目標に応じて判断してください。「七田式の英語を継続したい」という場合、英会話スクールとの組み合わせも検討に値します。 |