📖 渋谷教育学園渋谷中学校 詳細ガイド
渋谷教育学園渋谷中学校は、1996年に渋谷女子中学校・高等学校を改組して誕生した完全中高一貫校で、姉妹校である渋谷教育学園幕張中学校と同じく「自調自考」を教育理念に掲げる進学校です。東京都渋谷区という都心の好立地にあり、国際的な環境の中で次世代のリーダーを育成しています。
教育目標は「自調自考の力を伸ばす」「国際人としての資質を養う」「高い倫理感を育てる」の3つです。「自調自考」とは自らの手で調べ、自らの頭で考えることを意味し、各教室の壁には校長自筆の「自調自考」の書が掲げられています。自由な校風が特徴で、制服の着用基準や携帯電話の持ち込みなど、多くの場面で生徒の自主性を尊重しています。
学習面では、授業は教諭と生徒で作り上げるものとしてシラバスを配布し、1年間の学習内容の全体像を明確にしています。少人数の英語授業や海外研修を実施し、国際感覚を育む教育が特徴です。文部科学省からスーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)に指定され、英語教育に特に力を入れています。隣接して関連校にBritish School in Tokyoがあり(2023年まで)、国際的な環境が整っています。
特別プログラムとして「校長講話」や「自調自考論文」など、生徒の主体性を育む取り組みが充実しています。修学旅行は「現地集合・現地解散」が基本で、生徒が自ら行程を計画し実行する力を養います。入試でも単なる正解だけでなく回答理由を問うなど、思考力を重視する姿勢が貫かれています。
進学実績は極めて優秀で、2025年度は東京大学に50名(うち現役41名)が合格し、一橋大学、東京科学大学、京都大学などの難関国立大学にも多数合格しています。私立大学では早稲田大学126名、慶應義塾大学101名、上智大学68名など、最難関私立大学への合格者も多数輩出しています。医学部医学科への進学者も多く、海外大学への進学支援も充実しています。
国際教育が非常に充実しており、1学年に約1-2割程度の帰国子女が在籍し、グローバルな学習環境が整っています。入学式にはかつて隣接していたBritish School関連でイギリス大使が参加し、答辞は日英二ヶ国語で行われる伝統がありました。スポーツフェスティバルでも二ヶ国語実況が行われ、飛龍祭(文化祭)のパンフレットには英語が併記されるなど、日常的に国際性を意識した教育が展開されています。
地上10階の近代的な校舎には、第一体育館、メモリアルホール、第二体育館などの運動施設があり、多摩川河川敷には「登戸グラウンド」と「宿河原グラウンド」も所有しています。2024年には敷地内に「UESHIMA MUSEUM」が開設され、現代美術のコレクションを展示しています。
部活動は運動部、文化部ともに充実しており、女子柔道部は全国大会レベルの実力を誇ります。2005年には中村美里選手が48キロ級で優勝し、その後オリンピックでメダルを獲得するなど、トップアスリートも輩出しています。
渋谷駅から徒歩7分という都心の一等地にあり、通学の利便性は抜群です。入試は2月1日、2日、5日の3回実施され、帰国生入試も行われています。算数と国語に重点が置かれ、合格最低点は60-65%程度が目安です。初年度納入金は約131万円で、制服代は男子約11万円、女子約12万円となっています。