少子化や大学連携の流れを受けて、いま首都圏の私立中学では「学校まるごとのリニューアル」が相次いでいます。このページでは、2026〜2027年に校名変更・共学化・大学系列校化する学校を、各校の公式発表に基づいて整理しました。
最終更新:2026-07-07|スクールコンパス編集部
| 新しい学校名 | これまで | 時期 | 何が変わる |
|---|---|---|---|
| 吉祥寺学園中等部 | 旧・武蔵野東中学校 | 2026年4月 | 校名変更・学園リニューアル |
| 明治大学付属世田谷中学校・高等学校 | 旧・日本学園中学校・高等学校 | 2026年4月 | 明治大学の系列校化・共学化・校名変更 |
| 北里大学附属順天中学校・高等学校 | 旧・順天中学校・高等学校 | 2026年4月 | 北里大学の系列校化・校名変更 |
| 鎌倉国際文理中学校・高等学校 | 旧・鎌倉女子大学中等部・高等部 | 2026年4月 | 共学化・校名変更 |
| 羽田国際中学校 | 新設校 | 2026年4月 | 新設・中学募集開始 |
| 吉祥寺湧水中学校・高等学校(2027年4月予定) | 現・藤村女子中学・高等学校 | 2027年4月(予定) | 共学化・校名変更・校舎リニューアル |
※各校の公式サイト・公式発表に基づく整理(2026年7月7日時点)。最新情報は必ず各校公式サイトでご確認ください。
旧・武蔵野東中学校|2026年4月|校名変更・学園リニューアル
学園名も武蔵野東学園から吉祥寺学園へと一新した、2026年注目のリニューアル校。校名・校章の変更に加え、隈研吾氏が関わる施設や約400人収容の音楽ホール、2027年開設予定のインターナショナルスクール構想まで、変わる点は多岐にわたります。一方で、全員高校受験のスタイルやインクルーシブ教育といった武蔵野東時代からの独自路線は継続。東小金井駅徒歩7分。
吉祥寺学園リニューアルの全貌をくわしく見る →旧・日本学園中学校・高等学校|2026年4月|明治大学の系列校化・共学化・校名変更
1885年創立の伝統男子校・日本学園が、明治大学の系列校として共学化。明治大学への付属高校推薦入学の受け入れは2029年度からの予定で、発表以降、受験者数・注目度が大きく上昇しています。2025年秋には新校舎も完成。明大前駅徒歩5分という立地も強みです。
明大世田谷の詳細ページを見る →旧・順天中学校・高等学校|2026年4月|北里大学の系列校化・校名変更
1834年の順天堂塾を起源とする伝統校が、医療・生命科学に強い北里大学の系列校に(略称・北里順天)。北里大学への内部進学制度は2026年の大学入学者から始まり、2028年4月には法人合併も目標とされています。医療系を視野に入れる家庭には特に注目の再編です。
北里順天の詳細ページを見る →旧・鎌倉女子大学中等部・高等部|2026年4月|共学化・校名変更
創立80年を超える女子校が男女共学へ。中学は国際教養コース(中高6年間)として募集し、「文理横断・文理融合」を掲げます。さらに併設の鎌倉女子大学も2029年4月に「鎌倉大学」(仮称)として共学化する構想が公表されており、学園全体の大改革が進行中です。
鎌倉国際文理の詳細ページを見る →新設校|2026年4月|新設・中学募集開始
羽田国際高校に併設する中学校として2026年4月に誕生した新設校。中高6年間の一貫教育で探究的な学びを打ち出しており、「ゼロから学校文化をつくる1期生」になれるのが最大の特徴です。
羽田国際の詳細ページを見る →現・藤村女子中学・高等学校|2027年4月(予定)|共学化・校名変更・校舎リニューアル
2025年10月20日に公式発表された、吉祥寺エリアもうひとつの大型リニューアル。1932年創立の藤村女子が2027年度から共学化し、「吉祥寺湧水」へ校名変更します。校舎リニューアルは2026年4月に着工済み。吉祥寺駅徒歩5分の立地で、アートと探究を軸にした新しい学校づくりを掲げています。
藤村女子(吉祥寺湧水)の詳細ページを見る →学校のリニューアルは、今回が初めての流れではありません。過去にも校名変更・共学化を機に大きく飛躍した学校があります。代表例が三田国際科学学園と広尾学園です。
🔬 三田国際科学学園(旧・戸板中学校/2015年に三田国際学園へ)
1902年創立の戸板中学校・戸板女子高等学校が、2015年に「三田国際学園」へ校名変更・共学化。生徒が主体的に考える相互通行型授業をいち早く導入し、全員iPadのICT環境、帰国生を交えたインターナショナルなクラス編成、サイエンス教育へと改革を重ねました。学校発表では2024年の海外大学合格は121件にのぼり、共学化から約10年で都内有数の人気校・高倍率校に。そして2025年4月、サイエンス教育をさらに発展させる決意表明として「三田国際科学学園」へ再び校名を変更しています。一度のリニューアルで終わらず、変わり続けること自体を校風にしたことが最大の特徴です。
三田国際科学学園の詳細ページを見る →🩺 広尾学園(旧・順心女子学園/2007年に共学化)
2007年に順心女子学園から校名変更・共学化した、学校改革ブームの先駆けです。医進・サイエンスコースやインターナショナルコースといった「その学校でしか学べない看板コース」を確立し、国際教育と理系探究の両輪で難関校へと躍進しました。この成功モデルは系列の広尾学園小石川(2021年・旧・村田女子)にも受け継がれています。
広尾学園の詳細ページを見る →2校に共通する成功要因は3つあります。第一に、校名という「看板」だけでなく授業・コース・教員体制という教育の中身を全面刷新したこと。第二に、共学化で受験者層を広げつつ、新しい看板コースで「この学校を選ぶ理由」を明確にしたこと。第三に、改革の内容を説明会などで積極的に発信し続けたことです。逆にいえば、校名変更がすべて成功につながるわけではありません。今回紹介した2026-27年組を見るときも、「名前が変わる」ことより「中身がどう変わるか」「それを誰がどう実行するか」に注目するのが、後悔しない学校選びのコツです。
Q. 過去に校名変更・共学化で人気校になった学校はありますか?
A. 代表例は三田国際科学学園と広尾学園です。三田国際は2015年に戸板中学校から校名変更・共学化し、相互通行型授業やサイエンス教育で都内有数の人気校となり、2025年には三田国際科学学園へ再び校名変更しました。広尾学園は2007年に順心女子学園から共学化し、医進・サイエンスコースなどの看板コースで難関校へ躍進しました。共通点は、校名だけでなく教育の中身を全面的に刷新したことです。
Q. 2026年に校名が変わる・新しくなる中学校はどこですか?
A. 首都圏では、明治大学付属世田谷(旧・日本学園)、北里大学附属順天(旧・順天)、鎌倉国際文理(旧・鎌倉女子大学中等部)、吉祥寺学園中等部(旧・武蔵野東中学校)が2026年4月に校名変更し、羽田国際中学校が新設されました。2027年4月には藤村女子が吉祥寺湧水へ校名変更・共学化する予定です。
Q. 校名変更や共学化で偏差値・倍率は変わりますか?
A. 変わる可能性があります。特に大学系列校化をともなう場合は注目度が急上昇し、受験者数や倍率が大きく動いた例があります。ただし変化の度合いは学校ごとに異なるため、必ず最新の模試偏差値と各校の募集要項で確認してください。
Q. 「吉祥寺」の名前がつく学校が増えているのはなぜですか?
A. 2026年に武蔵野東中学校が吉祥寺学園中等部へ、2027年には藤村女子が吉祥寺湧水中学校・高等学校へと、吉祥寺エリアで校名変更が続きます。いずれも地域に根ざした学校であることを校名で打ち出すリニューアルで、街のブランド力と学校改革を結びつける動きといえます。
Q. リニューアル直後の学校を選ぶときの注意点は?
A. 共学1期生・新校名1期生は「学校文化を自分たちでつくれる」魅力がある一方、進学実績や校風はこれから固まっていく段階です。説明会や文化祭で実際の雰囲気を確かめ、変わる点と変わらない点(建学の精神・教育方針)の両方を見ることをおすすめします。
気になる学校が見つかったら、学校検索で偏差値・学費・校風を比較したり、学校説明会・文化祭カレンダーで実際に足を運ぶ日を決めるのがおすすめです。
記事作成:スクールコンパス編集部|本ページの内容は各校の公式サイト・公式発表を編集部が確認のうえ整理したものです。入試・募集に関する最新情報は必ず各校の公式サイト・募集要項をご確認ください。