織田信長は、美濃(今の岐阜県)を支配する斎藤氏を攻めるため、墨俣(長良川の西側)に前線基地となるお城を作ることを命じました。しかし敵のすぐ近くであるため、何人もの武将が挑戦しては失敗していました。
そこに名乗り出たのが木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)。弟の小一郎(のちの豊臣秀長)とともに、だれも思いつかなかった作戦を実行します。
まず、木材をあらかじめ上流で「プレハブ」のように組み立てやすい形に加工。それを川に流して墨俣まで運びました。陸路で運ぶよりずっと速く、敵に気づかれにくいという利点があったのです。
そして大勢の仲間と力を合わせ、なんと一晩でお城を築き上げました。朝起きた敵は大おどろき。この「墨俣一夜城」の成功により、藤吉郎は信長から大きな信頼を得て、出世の階段を駆け上がっていくのです。
⭐ 一夜城から学べること
1
勇気:だれも成功できなかった任務に「自分がやる!」と名乗り出た
2
発想力:川を輸送ルートに使う、事前に部品を加工しておくなど、常識にとらわれない工夫
3
チームワーク:弟の秀長や仲間たちと協力して、短時間で目標を達成
4
知恵の力:力ではなく頭を使って敵をおどろかせた。戦わずに勝つ知恵がすごい!