先週(第17回「小谷落城」)では、浅井長政のお城が落ち、市と3人の娘たちが救い出されました。あのあと、織田信長は豊臣兄弟に「すごいごほうび」を用意していたのです。
今週(5月10日の第18回)では、藤吉郎(池松壮亮)が「織田家の家老」に昇格! 北近江(今の滋賀県の北部)を領地として与えられ、「長浜城」というお城の主になります。これに合わせて、弟の小一郎(仲野太賀)といっしょに、名字も「木下」から「羽柴」に改めることにしたんだ。
🎨 「羽柴」という名字のできかた
1573年(元亀4年)、秀吉は織田家の「偉い人」へ急に登りつめました。農家に生まれてまずしい暮らしをしていたのに、普通ではありえないスピードで出世したんだ。だから、まわりの武将たちは「あいつ、調子に乗っている!」と怒っていました。
そこで秀吉は頭を使った。「丹羽さまの羽と、柴田さまの柴をいただきます! 私はこのお二人の先輩がいたからこそ、ここまで来られたのです」と頭を下げたんだ。これで先輩たちは「うん、なかなかけなげだ」と機嫌を直してくれた、と江戸時代の歴史書『豊鑑』に書かれているよ。
今週のドラマでは、長浜城を治めるために、家臣(けらい)を選ぶ「テスト」が開かれます。そこには、のちに有名になる石田三成(松本怜生)や藤堂高虎(賀久蒼介)もやってくるよ! 豊臣兄弟の新たな旅立ちが始まる回です。
🗺️ 長浜城の場所(滋賀県長浜市)
⭐ 羽柴兄弟!のポイント
1
「羽柴」は、織田家の先輩丹羽長秀の「羽」と、柴田勝家の「柴」を1文字ずつもらってつけた名字です
2
秀吉はものすごい速さで出世したから、まわりにねたまれていた。だから「私は先輩の下です」と謙虚に見せる工夫をしたんだよ
3
秀吉は死ぬまで「羽柴」の名字を使い続けました。あとで「豊臣」という名前ももらうけれど、それは「うじ(氏)」という別の種類の名前。だから豊臣秀吉=羽柴秀吉なんだ!