先週(第18回「羽柴兄弟!」)では、秀吉が「城持ち大名」になり、名字を「木下」から「羽柴」に改めたね。兄弟の新たな旅立ちだった。でも、ドラマの世界は明るいことばかりじゃない。戦国時代は、いつも裏切りや陰謀がうずまく時代だったんだ。
今週(5月17日の第19回)の舞台は、1575年ごろ。織田信長は嫡男(あとつぎの長男)信忠に家督(家の跡つぎの権利)を譲り、近江(滋賀県)の安土に巨大な城を築こうとしていました。秀吉は柴田勝家が率いる上杉(北陸の大名)攻めの軍に加わるけれど、作戦のやりかたで勝家と対立してしまいます。
🎨 第19回「過去からの刺客」の相関図
今回のテーマは小一郎(仲野太賀)の妻「慶」(吉岡里帆)の秘密。他国の武将と「内通」(こっそりやり取りすること)しているのではないか、というおそろしい疑いがかけられます。慶はずっと隠していた「過去」と向き合うことになるんだ。
慶のモデルは慈雲院という女性。歴史の本にはあまり登場しない人物だけど、豊臣秀長の正妻として大切な役割を果たした人と考えられている。大河ドラマの脚本を書く八津弘幸氏は、記録に少ししか残っていない人物に独自のドラマを与えるのが得意。時代考証(その時代に本当にあったことか確かめる仕事)は黒田基樹氏と柴裕之氏が担当しているよ。