稲葉山城を攻略し「天下布武」を掲げた織田信長。次なる目標は京(現・京都)への上洛でした。信長は室町幕府の正統な将軍候補である足利義昭を奉じて京に向かうことで、軍事力だけでなく「大義名分」という政治的正当性を手に入れました。
1568年9月、信長の大軍は近江(現・滋賀県)の六角氏や三好三人衆を次々と破り、驚くべきスピードで京に入りました。義昭は第15代将軍に就任。信長は将軍を立てることで自身の立場を強化するという「間接統治」の手法を取りました。
大河ドラマ第10回では、秀吉(藤吉郎)と弟の秀長(小一郎)が信長を支える姿が描かれます。兄弟の絆と役割分担が、やがて天下統一を実現する「豊臣兄弟」の原点です。