ネイティブ講師の英会話と日本人講師の英文法、その両輪で子どもの英語を育てる。1〜7名の少人数担任制、振替レッスン、英検の教室受験まで揃えた関東の老舗グループ。スタンダードコースの「ダブルラーニング・メソッド」と、年齢別に細分化されたクラス設計を、スクールコンパス編集部が独自分析します。
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プリンス英米学院は、千葉県を本拠に関東全域で学習塾・英語教育事業を展開する「興学社学園グループ」が運営する、幼児〜中学生向けの英会話・英語スクールです。単独ブランドの英会話チェーンではなく、学習塾グループの中で育ってきた英語部門である点が、他の大手英会話スクール(AEON KIDSやシェーンなど)とは大きく異なるDNAを形成しています。
いわゆる「楽しい英会話」で終わらせず、英検合格・中学入学以降の学習接続・体系的な4技能習得までを視野に入れた設計が特徴で、英会話スクールと学習塾のちょうど中間に位置する存在といえます。ネイティブ講師と日本人バイリンガル講師が「ワンチーム」でサポートする指導スタイル、そして何より「英会話+英文法」を組み合わせたスタンダードコース(ダブル受講)が看板商品です。
| スクール名 | プリンス英米学院(Prince English School) |
|---|---|
| 運営グループ | 興学社学園グループ(千葉県松戸市に本拠) |
| 対象年齢 | 幼児(1歳〜)・小学生・中学生・高校生・大人まで |
| 授業形式 | グループレッスン中心(1〜7名の少人数制・担任制) |
| 1レッスン時間 | 50分(幼児クラスは短いクラスもあり) |
| 講師体制 | ネイティブ講師(英会話)+日本人バイリンガル講師(英文法)のダブル体制 |
| 使用言語 | 英会話クラス:基本100%英語(ダイレクト・メソッド)/英文法クラス:日本語併用 |
| 展開エリア | 千葉・埼玉・東京・神奈川(新丸子/たまプラーザ/新松戸/相模大野/センター南/多摩センター/新越谷/綱島ほか) |
| 振替レッスン | あり(ルールは教室により異なる) |
| 英検対応 | 英文法・英検コースで対策/多くの教室で英検の教室受験(準会場)が可能 |
| 公式サイト | prince-eibei.jp |
プリンス英米学院を理解する鍵は、母体である興学社学園グループの存在です。興学社学園は、千葉・埼玉・東京・神奈川で学習塾(興学社学園の個別指導塾や集団塾など)を展開してきた教育グループで、プリンス英米学院はそのグループの英語教育ブランドとして育ってきました。
このバックグラウンドが、プリンス英米学院の性格を決定づけています。会話の楽しさだけで終わらせず、文法・語彙・読解・検定合格までを視野に入れるという姿勢は、純粋なネイティブ系英会話スクールにはなかなかない特徴です。一方で、講師がネイティブ中心のレッスンもしっかり用意されており、「塾っぽい」空気だけでもありません。「楽しく、かつ身につく」を両立させようとする中道的な立ち位置が、このブランドの一番の個性です。
プリンス英米学院の多くの教室では英検を「教室受験(準会場)」として実施しており、普段通い慣れた場所で受験できます。これは小学生の英検初挑戦において、緊張を大きく和らげる実利的なメリットです。英検を受ける・受けさせる前提があるご家庭は、この点だけでも検討価値があります。
プリンス英米学院の費用は、教室ごとに料金設定が異なる仕組みです。公式サイトでも「授業料等については各教室にお問い合わせください」と明示されており、全国一律の明朗会計型ではありません。ここでは一般に公開されている目安をもとに、費用構造を整理します。
プリンス英米学院が最も推すのはスタンダードコース(英会話+英文法のダブル受講)ですが、これは単純に月謝が約2倍になるということです。英会話コース単体でも受講できるので、まずは英会話コースから始めて、小3〜4で英検を意識し始めたタイミングで英文法コースを追加する、という段階的な進め方も現実的です。実際、口コミでも「英会話コースから始めて英検準2級を受ける時に英文法コースを追加した」という家庭が見られます。
英検そのものの受験料は公式価格なので、プリンス英米学院で受験しても他の会場で受験しても変わりません。ただし、いつも通っている教室の見慣れた先生・見慣れた机で受験できることの心理的メリットは、小学生にとって想像以上に大きいです。初受験・低学年の受験で特に効いてきます。
公式の告知を見る限り、スプリングスクール(春期)・英検直前対策講座・遠足デー・クリスマスイベントなど、通常月謝の外で課金されるイベントが多めに用意されています。年間トータルの教育費を見積もるなら、月謝×12 だけでなく、スポットイベント・講習費・教材改訂費まで含めて概算しておくと、後から「聞いてなかった」を防げます。
「ダブル受講はちょっと費用的に厳しい」というご家庭は、低学年は英会話コースのみで英語を好きになることを優先し、小3〜4で英検5級・4級にチャレンジするタイミングで英文法コースを追加する段階戦略がおすすめです。最初から全部盛りは、家庭の継続可能性を考えるとリスクが高くなります。
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プリンス英米学院が公式に掲げているのは、以下の6つのメソッドです。一見よくある列挙ですが、実はこの6つは「インプット → 思考の整理 → アウトプット → 定着」という学習サイクルを意識して構成されています。核となるのが4番目の「ダブルラーニング・メソッド」であり、これがプリンス英米学院最大のオリジナリティです。
英会話クラスは原則として日本語を介さず、英語だけで授業を進める手法。理屈ではなく感覚で英語を取り込む、言語習得の基本姿勢です。初心者の子どもには最初少し戸惑いがありますが、「英語は訳すもの」という発想を早期に断ち切る効果があります。
体の動きを伴うレッスン。ジェスチャー・歌・ゲームを使って、身体感覚ごと英語を記憶に結びつけます。幼児〜低学年クラスで特に有効で、「椅子に座って英語を勉強する」というより「遊びながら覚える」方式。積極性と好奇心を引き出します。
英語の音と文字の対応ルールを学ぶ指導法。"cat" という単語を丸暗記させるのではなく、c / a / t それぞれの音からボトムアップで読める力を育てます。初見の単語でも発音を推測して読める子に育つ、英語学習の土台となる技術です。
ネイティブ講師の英会話でたくさん英語のシャワーを浴びたあと、日本人講師の英文法クラスで「あれは こういうルールだったのか」と頭の中を整理する──この往復運動こそが、プリンス英米学院最大の武器。感覚と論理の両輪を回す独自の設計です。
学んだ内容を英語で発表する機会をカリキュラムに組み込みます。「話す」を「やり取り」だけでなく「発表」としても鍛えるため、4技能5領域のうち5番目の「発表」領域を独自に強化。人前で話す度胸そのものが育つ副次効果も大きい設計です。
ハロウィン・クリスマス・遠足デー・スプリングスクールなど、レッスンで学んだ英語を実戦投入する年間イベント。教室の外、非日常の中で英語を使うことで、「教室限定の英語」から「自分の言葉としての英語」への変換が起きます。
ネイティブ講師の英会話レッスンには明確な強みがあります。正しい発音・自然なリズム・生きた英語表現を、翻訳を介さずに浴びられること。一方で弱点もあります。「なぜその時制なのか」「なぜ三単現のSが付くのか」といった文法的な理屈を、英語だけで小学生にストンと落とすのは難しい、という問題です。
逆に日本人講師の英文法クラスだけだと、ルールは頭に入りますが「生きた英語としての感覚」は育ちにくい。多くの英会話スクールが「ネイティブだけ」あるいは「日本人だけ」に偏るなか、プリンス英米学院は両方を同じカリキュラムの中で行き来させる設計を採っています。
この往復は、小学生にとって予想以上に効きます。ネイティブクラスで "I have been to Hokkaido." と何度も聞き慣れたフレーズが、日本人講師の英文法クラスで「現在完了形」として整理された瞬間、「ああ、あの言い方のことか」と繋がる。暗記ではなく、納得として定着する。これが「ダブルラーニング」が名前以上の意味を持つ理由です。
一般的に英語教育では「4技能」(聞く・話す・読む・書く)と言われますが、プリンス英米学院は「4技能5領域」と表現します。5領域目は「話す」を「やり取り(interaction)」と「発表(presentation)」の2つに分けるという、文部科学省の新学習指導要領と同じ分類です。
これは細かい言葉の違いに見えますが、実は指導の重心を変える重要な区別です。「やり取り」は会話のキャッチボール、「発表」はひとりでまとまった話をする力。この2つは似ているようで、求められる能力が全く違います。プレゼンテーションをカリキュラムに明示的に組み込んでいるのは、「5領域目を意識的に鍛えている」という表明そのものです。
プリンス英米学院のコース構成は、年齢・経験・目的に応じて細かくクラス分けされています。同じ「小学生」の枠の中でも、初めて英語に触れる子と、すでにある程度の会話力がある子が同じクラスになることはありません。ここが、英会話スクールとして「塾寄り」のきめ細かさを感じさせる部分です。
ネイティブ講師の英会話コース+日本人講師の英文法コースの両方を受講するコース。プリンス英米学院が公式に最もおすすめしている看板コースです。4技能5領域のすべてをバランス良く伸ばすことを目的としています。
向く子:「英語をガッツリ身につけてほしい」「英検や中学英語の先取りも視野に入れたい」というご家庭。費用は英会話単体の約2倍ですが、得られるものも大きい設計です。
ネイティブ講師による英会話クラス。聞くこと・話すことを中心に、正しい発音・豊富な語彙・実践的な英語表現を学びます。幼児〜低学年ではアクティブメソッドを中心に、体を動かしながら楽しく英語に触れる設計。小学校中学年以降はフォニックスと発音の精度を上げ、徐々に長めの会話に挑戦していきます。
向く子:まずは英語を好きになってほしい・発音と会話の瞬発力を重視したい家庭。低学年のスタート地点として自然な選択です。
日本人バイリンガル講師による、読む・書くに重心を置いたクラス。文法ルールの理解と語彙定着、そして英検合格を視野に入れた実践演習を行います。「英会話コースで感覚的に身につけた英語を、論理として整理する」のがこのコースの役割。小3〜4以降、英検5級・4級にチャレンジするタイミングで追加するご家庭が多く見られます。
向く子:すでに英会話経験があって体系化段階に入る子/英検合格を具体的な目標にする子/中学英語への接続を意識し始めた高学年。
1歳からの親子参加型クラスから始まり、年齢が上がるごとに独立して受講するクラスへ段階的に移行します。歌・絵本・ゲームが中心で、「勉強」ではなく「遊び」の中で英語のリズムに親しむ期間と位置づけられています。この時期に身につけた英語のリズム感覚は、後の発音の土台になります。
小学1〜6年生対象。ネイティブ講師と、ソニーのロボット・プログラミング学習キットKOOVを使って、英語でプログラミングを学ぶコース。通年コースはたまプラーザ校・綱島校・新松戸校で開講されています。英語とSTEAM教育を同時に進められる、希少な組み合わせです。
小学1〜6年生対象の、ネイティブ講師とバイリンガル日本人講師による100%英語環境の学童。非認知能力を育む体験型のカリキュラムで、自分で考える力を育てます。放課後の過ごし方そのものを英語漬けにしたい家庭向けの選択肢。開講は現時点で新越谷校のみですが、週1の英会話レッスンとは別次元の環境を提供しています。
プリンス英米学院の立ち位置を、代表的な大手英会話スクールと比較して整理します。価格は2026年時点の一般公開情報または口コミベースの目安で、教室・キャンペーンにより変動します。
| 項目 | プリンス英米学院 | シェーン英会話 | AEON KIDS | ECCジュニア |
|---|---|---|---|---|
| 母体・DNA | 学習塾グループ(興学社学園) | 独立系・ネイティブ専門 | KDDI傘下・語学大手 | ECC直営・フランチャイズ |
| 講師体制 | ネイティブ+日本人のダブル | 全員ネイティブ(CELTA等有資格) | ネイティブ+日本人(クラスにより) | 日本人講師が中心 |
| 1クラス人数 | 1〜7名 | 2〜6名 | クラスによる | 平均6〜8名程度 |
| 月謝目安(小学生) | 11,000円〜(単体) | 16,000円前後 | 12,000円前後 | 6,600円〜 |
| 英文法の扱い | 独立コースで体系的に指導 | 会話中心(文法は副次的) | 英検対策コースあり | テキストに組み込み |
| 英検教室受験 | 対応(多くの教室) | 対応校あり | 対応校あり | 対応教室あり |
| 展開エリア | 関東中心 | 全国 | 全国 | 全国(圧倒的多数) |
プリンス英米学院の独自ポジションは、この表からもはっきり見えてきます。全国展開・完全ネイティブ型のシェーンや、低価格・全国網のECCジュニアとも違い、「関東で通える範囲にあるなら、ネイティブと日本人のダブル体制+英検教室受験+少人数担任制のセットは唯一無二」という立ち位置です。エリアがハマれば候補筆頭、ハマらなければ選べない──選択肢としての性格が非常にはっきりしたスクールです。
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プリンス英米学院は関東を中心に展開しています。お住まいの近くに教室があるかを、下記の地図から検索できます。住所や駅名を入力、または「現在地から探す」ボタンで自動検索が可能です。
※地図上の青いピンは英語教室(Overpass API:OpenStreetMapの教育施設データ)から取得したもので、プリンス英米学院以外の教室も含まれます。正確な教室情報は公式サイトの教室一覧でご確認ください。
多くの大手英会話スクールが「楽しさ」「ネイティブ」「発音」を全面に押し出す中、プリンス英米学院は「文法もやる、英検も狙う、身につけさせる」と明言します。これはマーケティング的には華やかではないかもしれませんが、保護者が本当に求めているものを直視した、誠実なメッセージだと編集部は受け止めています。
「子どもには楽しく英語を学んでほしい、でも結果も出したい」──この二律背反のように見える願いを、プリンス英米学院は「英会話コースで楽しく+英文法コースで身につける」というダブル設計で両立させようとしている。この姿勢は、興学社学園という学習塾グループから生まれた英語ブランドならではの地に足のついた現実感です。
期待できること:英検5級・4級・3級レベルまでの計画的な合格サポート、中学英語へのスムーズな接続、少人数制による発言機会の確保、通い慣れた教室での英検受験による心理的安心感、そして関東圏内でのネットワークの安定感。
期待すべきでないこと:「通うだけで英語ペラペラ」の魔法ではありません。どのスクールでも同じですが、家庭での復習・英語アプリ・英語絵本・オンライン英会話などの補完があって初めて、週1回50分×2コース=週100分の投資は生きます。プリンス英米学院は「ペースメーカー」であって、「英語漬け環境」ではないという前提を持っておくと、過度な期待による失望を防げます。
プリンス英米学院に関して編集部が感じる最大の制約は、関東中心の展開であることです。品質面での弱点というよりは、物理的な制約。関西・東海・北海道・九州にお住まいの方は、そもそも選択肢に入れることができません。
ただしこれは逆に言えば、関東圏にお住まいの家庭にとっては、選べる特権があるということでもあります。全国展開のスクールは「全国どこでも同じ品質」を維持するために標準化を優先しますが、プリンス英米学院は地域密着型の強みを活かして各教室ごとにイベント・遠足・地域特性に合わせた運営をしています。「全国均一」の反対側にある「地域密着ならではの濃さ」が、実はこのブランドの隠れた強みです。
推しポイント:①ダブル受講という「両利き」の設計が、他ではなかなか真似できない独自性であること。②英検の教室受験が多くの校舎で可能で、小学生の英検初挑戦を実利的にサポートできること。③新越谷校の英語学童、一部校のKOOV英語プログラミングなど、攻めの新規コースも用意していること。
迷いポイント:①費用設定が教室ごとのため、事前に明朗な比較がしにくいこと(体験時に必ず紙の料金表をもらう)。②スタンダードコースは約2倍の費用になるため、家計との折り合いが必要なこと。③関東以外には教室がないため、そもそも選べない家庭が多いこと。
結論:関東圏にお住まいで、「英会話としての楽しさ」と「学習塾としての身につく感」の両方を諦めたくない家庭にとって、第一候補に入れる価値が十分にあるスクールです。体験レッスンで「ダブル受講」の実感を掴めるかが判断の分かれ目になります。
体験レッスンや教室見学の前後で、以下のポイントを確認しておくと、入会後のミスマッチを防げます。
ダブル受講で4技能5領域をバランスよく育てたい、関東圏にお住まいでネイティブ+日本人講師の両輪を重視したいご家庭は、まず体験レッスンで「ダブルラーニング」の実感を確かめてみてください。
◆ 公式サイトで体験を申し込む