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小学生しんぶん ニュース用語解説|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年6月18日

子どもの権利条約(こどものけんりじょうやく)とは? 小学生にもわかるやさしい解説

子どもの権利条約とは、世界中すべての子ども(18歳未満)がもつ権利を定めた、国どうしの国際的な約束のことです。正式には「児童の権利に関する条約」といい、1989年に国連で採択され、日本は1994年に批准しました。子どもを「守られる対象」としてだけでなく、「権利をもつ一人の人間(権利の主体)」として認めているのが大きな特徴です。

子どもの権利条約 ── 4つの権利 🌱 生きる権利 病気やけがから守られ、 健康に生きる 📚 育つ権利 教育を受け、遊び、 のびのび育つ 🛡️ 守られる権利 暴力・搾取・差別から 守られる 🙋 参加する権利 自分の意見を言い、 聞いてもらう 第31条には「休む・遊ぶ権利」も定められている
子どもの権利条約の4つの権利(スクールコンパス編集部作成)

📜 どんな条約なの?

世界には、戦争・貧困・病気などで苦しい立場に置かれている子どもがたくさんいます。そうした子どもたちもふくめ、世界中のすべての子ども(18歳未満)がもっている権利をはっきり定めたのが、子どもの権利条約です。1989年11月20日に国連で採択され、日本は1994年に批准(守ることを正式に約束)しました。今では世界の196の国・地域が約束しています。

いちばん大切な考え方は、子どもは「おとなに守ってもらうだけの存在」ではなく、「自分の権利をもつ一人の人間(権利の主体)」だということ。子どもにかかわることを決めるときは、その子にとって何が一番よいか(子どもの最善の利益)を考えなければならない、とされています。

🌟 4つの権利

条約で定められた子どもの権利は、大きく4つにまとめて説明されます。①生きる権利(病気やけがから守られ、健康に生きる)、②育つ権利(教育を受け、遊び、もっている力をのばして育つ)、③守られる権利(暴力・虐待・あらゆる搾取や差別から守られる)、④参加する権利(自分の意見を表し、聞いてもらう)。この4つは、世界のどこで生まれた子どもにも当てはまります。

🎈 第31条「遊ぶ権利」── 遊びは権利

条約の第31条には、子どもの「休む権利」「自由な時間をもつ権利」「遊ぶ権利」、そして文化的・芸術的な活動に参加する権利が定められています。遊びは、ただのひまつぶしではなく、子どもの体・心・想像力・人とのかかわりを育てる、成長に欠かせないもの。だからこそ「あればいいもの」ではなく「守られるべき権利」として書かれているのです。受験勉強と遊びは敵どうしではなく、よく遊び・よく休むことが、集中力や発想力を支えます。

📰 2026年のニュースでは

毎年6月11日は、国連が定めた「国際遊びの日(International Day of Play)」です。遊ぶことが子どもの学び・健康・発達に欠かせないことを世界で確認する日で、まさに第31条の「遊ぶ権利」を思い出す日です。世界には、紛争や貧困、忙しすぎる生活などで遊びの時間を奪われている子どもが大勢いることも、この日が作られた背景にあります。

❓ よくある質問

Q. 子どもの権利条約とは何ですか?

A. 世界中すべての子ども(18歳未満)がもつ権利を定めた国際的な約束(条約)です。正式には「児童の権利に関する条約」といいます。子どもを守られる対象としてだけでなく、権利をもつ一人の人間(権利の主体)として位置づけているのが大きな特徴です。

Q. いつできて、日本はいつ批准しましたか?

A. 1989年11月20日に国連総会で採択され、1990年に発効しました。日本は1994年4月22日に批准し、同年5月22日に効力が生じました。日本は世界で158番目の締約国です。

Q. 第31条にはどんな権利が書かれていますか?

A. 子どもの「休む権利・自由な時間をもつ権利・遊ぶ権利」と、文化的・芸術的な活動に参加する権利が定められています。遊びは、子どもの成長や学びに欠かせないものとして、れっきとした権利と位置づけられています。

📰 「子どもの権利条約」は2026年6月12日号(6月11日「国際遊びの日」)で取り上げた用語です。 最新のニュースは 小学生しんぶん最新号(5・6年生版)、月ごとの時事問題の総整理は 中学受験 時事問題まとめ で確認できます。

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