「稼ぐ力」教育|世界の偉人図鑑|AI時代を生き抜く子どもを育てる
「稼かせぐ力ちから」教育きょういく | 世界せかいの偉人図鑑いじんずかん
📖 この記事きじは、お子こさまと一緒いっしょにお読よみいただけるよう、漢字かんじにふりがなをつけています。週末しゅうまつなどに親子おやこでゆっくり読よんでみてください。

AI時代を生き抜く「稼ぐ力」を、世界の偉人6人に学ぶ

ウォーレン・バフェットさんは6歳さいでガムを売うり、渋沢栄一しぶさわえいいちさんは14歳さいで藍葉あいばを買かい付つけ、孫正義そんまさよしさんは16歳さいで米国べいこくに渡わたって起業家きぎょうかに直談判じかだんぱんしました。 世界せかいの偉人いじんたちは、いずれも「幼少期ようしょうきの実体験じったいけん」からお金かねのスキルを身みにつけています。 AIに仕事しごとを奪うばわれる時代じだいだからこそ、偏差値へんさちだけでなく「自分じぶんで稼かせぐ力ちから」を、家庭かていでも育そだててみませんか?

📅 2026年ねん4月がつ30日公開にちこうかい 📖 読了目安どくりょうめやす:12分ふん 🏫 対象たいしょう:小しょう1〜小しょう6の保護者ほごしゃと子こども

なぜ今、「稼ぐ力」教育なのか

「いい大学だいがくを出でても安心あんしんできない」時代じだいの親おやが、本当ほんとうに向むき合あうべきテーマ

お子こさまの教育きょういくについて、こんな不安ふあんを感かんじたことはありませんか?

🤖 AI時代に親が抱える不安

  • 「AIに仕事しごとを奪うばわれる」というニュースが毎日まいにちのように流ながれる
  • 会計士かいけいし・弁護士べんごし・翻訳者ほんやくしゃなど、安定あんていとされてきた職業しょくぎょうまで揺ゆらぎ始はじめている
  • うちの子こは、20年後ねんごどんな仕事しごとに就つくのか想像そうぞうもつかない
  • 偏差値へんさちの高たかい大学だいがくを出でても、安泰あんたいだと言いい切きれる時代じだいではなくなってきた
  • 「自分じぶんで稼かせぐ力ちから」って具体的ぐたいてきに何なにをすればいいのか、わからない

この不安ふあん、決けっして大おおげさではありません。生成せいせいAIが登場とうじょうしてわずか数年すうねんで、ホワイトカラーの仕事しごとの中身なかみは急激きゅうげきに変化へんかしています。これからの子こどもたちに必要ひつようなのは、「決きめられた仕事しごとを上手じょうずにこなす力ちから」ではなく、「自分じぶんで価値かちを生うみ出だして、自分じぶんで稼かせぐ力ちから」です。

お金持かねもちになる人ひとは、子こどもの頃ころから「お金かね」「商売しょうばい」「価値かち」に対たいする独特どくとくの感覚かんかくを持もっていた——。 ウォーレン・バフェットさん、渋沢栄一しぶさわえいいちさん、本田宗一郎ほんだそういちろうさん、ハワード・シュルツさん、村上世彰むらかみよしあきさん、孫正義そんまさよしさん。 この6人にんの偉人いじんたちの幼少期ようしょうきエピソードを丁寧ていねいに追おっていくと、ある共通点きょうつうてんが浮うかび上あがってきます。

共通点きょうつうてんはシンプルです。全員ぜんいんが「座学ざがくではなく、実体験じったいけん」からお金かねのスキルを身みにつけているということ。教科書きょうかしょで経済けいざいを学まなんだ人ひとは一人ひとりもいません。家業かぎょうの手伝てつだい、小ちいさな商売しょうばい、自分じぶんの貯金ちょきん、現場げんばでの観察かんさつ——すべてが「身体からだで覚おぼえた」体験たいけんです。

そしてここに、私わたしたち保護者ほごしゃにとっての希望きぼうがあります。これらの体験たいけんは、特別とくべつな才能さいのうや環境かんきょうがなくても、家庭かていで再現さいげんできるのです。「お買かい物もののお手伝てつだい」「お小遣こづかい帳ちょう」「メルカリ出品体験しゅっぴんたいけん」——身近みぢかなところから、AI時代じだいに必要ひつような「稼かせぐ力ちから」を育そだてることができます。

この記事きじでは、6人にんの偉人いじんの幼少期ようしょうきエピソードを、「事実じじつ」と「家庭かていで実践じっせんするレシピ」に分わけて紹介しょうかいします。読よみ終おわる頃ころには、「うちの子こも、今週末こんしゅうまつから何なにかできそう」と感かんじていただけるはずです。

世界の偉人6人 |幼少期の原体験と、家庭での実践レシピ

それぞれの偉人いじんが「いつ・何なにを・どんな風ふうに」体験たいけんしたか。そして、それを我わが家やでどう再現さいげんするか

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ウォーレン・バフェットさん
米国べいこく・投資家とうしか/バークシャー・ハサウェイ会長かいちょう 1930年ねん生うまれ
6歳さいでガム転売てんばい
👤 どんな人? 世界せかい一いちの投資家とうしかとして知しられ、長期ちょうき投資とうしの哲学てつがくを確立かくりつした米国べいこくの伝説的でんせつてき人物じんぶつ。総資産そうしさんは1500億おくドルを超こえ、保有ほゆうする米国大手べいこくおおて企業きぎょうの株式かぶしきを通つうじて世界経済せかいけいざいに影響えいきょうを与あたえ続つづけています。「賢明けんめいなる投資家とうしか」と称しょうされ、彼かれの投資判断とうしはんだんは世界中せかいじゅうの投資家とうしかが注目ちゅうもくしています。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
バフェットさんは6歳さいの頃ころ、祖父そふが経営けいえいするスーパーマーケットでチューインガムやコーラを仕入しいれて、近所きんじょの家庭かていを訪問販売ほうもんはんばいしていました。1パック5本入ほんいりのガムを買かい、1本ぽんずつバラ売うりすることで利益りえきを出だすという、立派りっぱな「仕入しいれ→販売はんばい→差額さがく」のビジネスです。

11歳さいになると、姉あねと一緒いっしょに貯ためたお金かねで初はじめての株式投資かぶしきとうしを行おこないます。シティーズ・サービスという会社かいしゃの優先株ゆうせんかぶを1株かぶ38ドルで購入こうにゅう。株価かぶかは一時いちじ27ドルまで下落げらくしましたが、40ドルに戻もどった時点じてんで売却ばいきゃく。しかしその後ご、株価かぶかは200ドル近ちかくまで上昇じょうしょうしました。この経験けいけんから「短期たんきで売買ばいばいせず、良よい会社かいしゃを長ながく持もつ」という、現在げんざいのバフェットさんの投資哲学とうしてつがくの原点げんてんが生うまれます。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「お金かねは、商品しょうひんを仕入しいれて売うることで生うまれる」
「焦あせって売うったら損そんをする」——この2つを、6〜11歳さいで身体からだで覚おぼえた
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 仕入しいれ→販売はんばいごっこ:スーパーで100円えんのお菓子かしを買かって、家族かぞくや親戚しんせきに110円えんで売うる「お店屋みせやさんごっこ」を本気ほんきでやってみる(小しょう1〜2向むけ)
  • 3つの貯金箱ちょきんばこ:「使つかう」「貯ためる」「あげる(寄付きふ)」の3つに分わけてお小遣こづかいを管理かんり。バフェットさんが幼少期ようしょうきから実践じっせんしていた手法しゅほう
  • 長期ちょうきで持もつ練習れんしゅう:欲ほしいおもちゃを「3ヶ月貯金げつちょきんしてから買かう」ルールを作つくる。「待まつ」と「考かんがえる」が同時どうじに育そだつ
  • 株式投資かぶしきとうしの見立みたてゲーム:好すきな会社かいしゃ(任天堂にんてんどう、ディズニーなど)の株価かぶかを月つき1回かいチェック。「なぜ上あがった?下さがった?」を親子おやこで議論ぎろん
出典:CNBC「Becoming Warren Buffett」インタビュー、田口智隆『11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業』、Forbes Japan
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渋沢栄一しぶさわえいいちさん
日本にほん・実業家じつぎょうか/日本資本主義にほんしほんしゅぎの父ちち・新一万円札しんいちまんえんさつの肖像しょうぞう 1840-1931
14歳さいで藍葉あいば買かい付つけ
👤 どんな人? 「日本資本主義にほんしほんしゅぎの父ちち」と呼よばれ、第一国立銀行だいいちこくりつぎんこう(現在げんざいのみずほ銀行ぎんこう)をはじめ生涯しょうがいで約やく500社しゃの設立せつりつに関かかわった明治めいじ・大正期たいしょうきの偉大いだいな実業家じつぎょうか。商業教育しょうぎょうきょういくや福祉事業ふくしじぎょうにも生涯しょうがいを捧ささげ、日本にほんの近代経済きんだいけいざいの礎いしずえを築きずきました。2024年ねんから発行はっこうされた新一万円札しんいちまんえんさつの肖像しょうぞうとして知しられています。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
渋沢栄一しぶさわえいいちさんの実家じっかは、染料せんりょうの原料げんりょうとなる「藍玉あいだま」の製造販売せいぞうはんばいを営いとなむ農家のうかでした。原料げんりょうの仕入しいれから製造せいぞう、販売はんばいまで一貫いっかんして行おこなうため、常つねに算盤そろばんをはじく商業的しょうぎょうてきな感覚かんかくが求もとめられる家業かぎょうです。

14歳さいの頃ころには、不在ふざいの父親ちちおやに代かわって、単身たんしんで藍葉あいばの買かい付つけに出でかけるようになりました。中学ちゅうがく2年生ねんせいの年齢ねんれいで、各農家かくのうかを回まわって葉はの品質ひんしつを見極みきわめ、適正価格てきせいかかくで買かい付つける——これは立派りっぱな仕入しいれ責任者せきにんしゃの仕事しごとです。

さらに渋沢しぶさわさんは、買かい付つけた藍玉あいだまの品質ひんしつを弟おとうとと一緒いっしょに調査ちょうさし、製造者せいぞうしゃごとにランキングを発表はっぴょう。結果けっかに応おうじて宴会えんかいの席順せきじゅんを決きめ、ごちそうを振ふる舞まうことで、製造者せいぞうしゃたちの競争心きょうそうしんをあおりました。これにより藍玉あいだまの品質ひんしつは向上こうじょうしていきます。10代だいにして「人ひとはどうすればやる気きを出だすか」「工夫くふう一ひとつで商売しょうばいの結果けっかが変かわる」ことを実感じっかんしていたのです。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「家業かぎょうの現場げんば」こそが最高さいこうの教科書きょうかしょ。
ヒト・モノ・カネの動うごきを目めの前まえで見みることで、ビジネスの本質ほんしつを体得たいとくした
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 仕事しごとの話はなしを食卓しょくたくで:親おやが今日きょうの仕事しごとで「何なにを売うって」「いくらで」「誰だれに」を、わかる範囲はんいで子こどもに話はなす。これだけで「世よの中なかはお金かねで動うごいている」が実感じっかんできる
  • スーパーで品質ひんしつ比較ひかく:同おなじトマトでも値段ねだんが違ちがう理由りゆうを一緒いっしょに考かんがえる。「産地さんち」「鮮度せんど」「ブランド」など、価値かちの違ちがいに気きづく訓練くんれん
  • お買かい物代行ものだいこう:1000円えん渡わたして「夕飯ゆうはんの食材しょくざいを3品揃しなぞろえてきて」と任まかせる。予算内よさんないで何なにをどう選えらぶかは、立派りっぱな仕入しいれ判断はんだん(小しょう3〜4向むけ)
  • 家業かぎょうがない家庭かていは:親戚しんせきや知人ちじんの自営業者じえいぎょうしゃの話はなしを聞きく機会きかいを作つくる。八百屋やおやさん、ラーメン店てん、美容室びようしつ——どんな仕事しごとでも子こどもにとっては学まなびの宝庫ほうこ
出典:埼玉県公式「渋沢栄一の偉業・年譜紹介」、東洋経済オンライン「500社育てた渋沢栄一、商才は10代から凄かった」、渋沢栄一『雨夜譚』
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本田宗一郎ほんだそういちろうさん
日本にほん・実業家じつぎょうか/本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう(Honda)創業者そうぎょうしゃ 1906-1991
小学生しょうがくせいで父ちちの鍛冶屋かじや手伝てつだい
👤 どんな人? 浜松はままつの小ちいさな町工場まちこうじょうから、世界的企業せかいてききぎょうホンダ(本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう)を一代いちだいで築きずき上あげた伝説でんせつの技術者ぎじゅつしゃ・経営者けいえいしゃ。「日本一にほんいちでなく世界一せかいいちを目指めざせ」を信条しんじょうに、二輪車にりんしゃ・F1レース・四輪車よんりんしゃで次々つぎつぎと世界せかいの頂点ちょうてんを獲得かくとくしました。学歴がくれきに頼たよらず、技術ぎじゅつと情熱じょうねつで世界せかいを変かえた日本にほんのものづくり精神せいしんの象徴しょうちょうです。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
本田宗一郎ほんだそういちろうさんは、静岡県しずおかけん浜松市はままつしの鍛冶屋かじやの長男ちょうなんとして生うまれました。父ちちの儀平ぎへいさんは腕利うでききの鍛冶職人かじしょくにんで、後のちに自転車じてんしゃの販売はんばい・修理業しゅうりぎょうも始はじめます。家いえは決けっして裕福ゆうふくではなく、宗一郎そういちろうさんは妹いもうとをおんぶして学校がっこうに行いったり、ふいごを押おして父ちちの手伝てつだいをしたりしていました。

くず鉄てつを折おり曲まげて何なにかを作つくることが大好だいすきで、小学校しょうがっこう6年生ねんせいの時ときには自作じさくの蒸気機関じょうききかんを動うごかすほどの機械きかいマニア。父ちちの自転車修理じてんしゃしゅうりを手伝てつだいながら、機械きかいをいじる感覚かんかくを体得たいとくしていきました。

11歳さいの時とき、近隣きんりんでアメリカ人飛行家じんひこうかアート・スミスさんの公開飛行こうかいひこうが開催かいさいされることを知しり、入場料にゅうじょうりょうが払はらえないにも関かかわらず、夜中よなかに父ちちの自転車じてんしゃにこっそり乗のって20kmの道みちのりを走破そうは。会場かいじょうの松まつの木きによじ登のぼり、塀越へいごしに飛行機ひこうきを見みて大興奮だいこうふんした、という有名ゆうめいなエピソードもあります。

高等小学校こうとうしょうがっこう卒業後そつぎょうご、15歳さいで東京とうきょうの自動車修理工場じどうしゃしゅうりこうじょう「アート商会しょうかい」に丁稚奉公でっちぼうこうに出でます。雑誌ざっしで求人きゅうじんを見みて自分じぶんから手紙てがみを送おくったのです。最初さいしょは子守こもりばかりさせられていましたが、関東大震災かんとうだいしんさいで多おおくの職人しょくにんが逃にげ出だした中なかで残のこり、修理しゅうりの技術ぎじゅつを一気いっきに吸収きゅうしゅう。21歳さいで独立どくりつし、後のちにホンダを創業そうぎょうします。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「好すきで夢中むちゅうになれること」を、子こども時代じだいに思おもい切きりやらせる。
機械きかいいじり、飛行機見学ひこうきけんがく——熱中体験ねっちゅうたいけんこそが、生涯しょうがいの仕事しごとにつながる原点げんてん
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 分解ぶんかい→組立くみたて体験たいけん:壊こわれた家電かでんやおもちゃを「捨すてる前まえに分解ぶんかいしてみる」。中なかの仕組しくみを見みるだけで、ものづくりへの興味きょうみが芽生めばえる
  • 作つくる・直なおす体験たいけん:日曜大工にちようだいく、料理りょうり、自転車じてんしゃのパンク修理しゅうりなど、手てを動うごかして「作つくる/直なおす」体験たいけんを意図的いとてきに増ふやす
  • 「好すき」を仕事しごとにする話はなし:好すきなアニメ、ゲーム、スポーツ。「これが大人おとなになって仕事しごとになったらどうなる?」を一緒いっしょに想像そうぞうする
  • 本気ほんきの習ならい事ごと:プログラミング、ロボット教室きょうしつ、工作教室こうさくきょうしつなど、「作つくることが大好だいすき」を伸のばす習ならい事ごとは、AI時代じだいの核かくとなる体験たいけん
出典:本田技研工業公式「Honda 75年史」、日経新聞「私の履歴書」本田宗一郎、日経ビジネス「自動車修理業を経てホンダを立ち上げた宗一郎の原点」
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ハワード・シュルツさん
米国べいこく・実業家じつぎょうか/スターバックス元もとCEO 1953年ねん生うまれ
12歳さいで新聞配達しんぶんはいたつ
👤 どんな人? ブルックリンの公営住宅こうえいじゅうたくで育そだち、貧困ひんこんの中なかから世界最大せかいさいだいのコーヒーチェーン「スターバックス」を築きずき上あげた米国べいこくの経営者けいえいしゃ。従業員全員じゅうぎょういんぜんいんに健康保険けんこうほけんや大学進学支援だいがくしんがくしえんを提供ていきょうする「人ひとを中心ちゅうしんにした経営けいえい」で知しられています。世界せかい80か国以上こくいじょうで35,000店舗超てんぽちょうを展開てんかいする企業きぎょうに育そだてました。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
シュルツさんはニューヨーク・ブルックリンの公営住宅こうえいじゅうたくで育そだちました。父ちちはトラック運転手うんてんしゅ、母ははは受付係うけつけがかり。世帯年収せたいねんしゅうは2万まんドルを超こえることが少すくなく、健康保険けんこうほけんにも入はいれない家庭かていでした。

シュルツさんが7歳さいの時とき、父親ちちおやが配達中はいたつちゅうに氷こおりの上うえで転倒てんとうし、足首あしくびを骨折こっせつ。職しょくを失うしない、健康保険けんこうほけんもないため、家族かぞくは経済的けいざいてきにどん底ぞこに落おちます。母親ははおやは妊娠にんしん7ヶ月げつで働はたらけず、シュルツさんは借金取しゃっきんとりからの電話でんわを取とり次つぐ役やくを担にないました。「両親りょうしんは留守るすです」と嘘うそをつくのが日常にちじょうでした。

12歳さいになると、シュルツさんは新聞配達しんぶんはいたつを始はじめます。その後ご、地元じもとの食堂しょくどうのカウンター係がかり、16歳さいではマンハッタンの毛皮店けがわてんで動物どうぶつの皮かわを伸のばす仕事しごとに就つきました。1枚伸まいのばして5セントという過酷かこくな労働ろうどうでしたが、シュルツさんはこの経験けいけんを通つうじて「働はたらいて稼かせぐとはどういうことか」「貧まずしい労働者ろうどうしゃの尊厳そんげん」を骨身ほねみに染しみて学まなびました。

高校こうこうではフットボールでクォーターバックを務つとめ、奨学金しょうがくきんでノーザン・ミシガン大学だいがくに進学しんがく。家族かぞくで初はじめての大卒だいそつとなります。後のちにスターバックスを率ひきいる中なかで、パートタイム従業員じゅうぎょういんにも健康保険けんこうほけんを提供ていきょうする制度せいどを作つくったのは、父親ちちおやの経験けいけんが原点げんてんでした。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「働はたらいて稼かせぐ」体験たいけんを10代前半だいぜんはんから始はじめさせることで、
お金かねの重おもみと、人ひとを思おもいやる経営者けいえいしゃの感覚かんかくが同時どうじに育そだつ
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 家事かじのお手伝てつだいを「仕事しごと」として依頼いらい:「お皿洗さらあらい1回かい50円えん」「玄関掃除げんかんそうじ1回かい30円えん」など、明確めいかくな労働対価ろうどうたいかを設定せってい。労働ろうどうの概念がいねんが育そだつ(小しょう2〜向むけ)
  • お小遣こづかいは「定額制ていがくせい」より「報酬制ほうしゅうせい」:何なにもしなくてももらえる定額制ていがくせいではなく、家事かじや勉強べんきょうの達成たっせいで得える報酬制ほうしゅうせいを取とり入いれる。世界せかいの富裕層ふゆうそうの家庭かていでよく採用さいようされている方式ほうしき
  • 働はたらいている人ひとへの感謝かんしゃ:レストランやコンビニで「ありがとう」を必かならず伝つたえる習慣しゅうかん。働はたらく人ひとへの敬意けいいが育そだつ
  • 家計かけいの話はなしを見みせる:水道光熱費すいどうこうねつひ、食費しょくひ、家賃やちんなど、家庭かていの固定費こていひを子こどもにも見みせる。「お金かねは天てんから降ふってこない」が実感じっかんできる
出典:Howard Schultz『From the Ground Up』、Horatio Alger Association「Howard Schultz」、Bill George「Howard Schultz: Building a People-Based Company」
5 ¥
村上世彰むらかみよしあきさん
日本にほん・投資家とうしか/村上むらかみファンド創業者そうぎょうしゃ・現在げんざいは子こども向むけ金融教育きんゆうきょういくに注力ちゅうりょく 1959年ねん生うまれ
小しょう3で100万円まんえんの投資とうし
👤 どんな人? 日本にほんにおける「物言ものいう株主かぶぬし」の先駆さきがけとして知しられる投資家とうしか。通商産業省つうしょうさんぎょうしょう(現げん・経済産業省けいざいさんぎょうしょう)出身しゅっしんで、村上むらかみファンドを設立せつりつし企業統治きぎょうとうちの重要性じゅうようせいを世よに問といました。現在げんざいは「村上財団むらかみざいだん」を通つうじて、N高投資部こうとうしぶの支援しえんなど子こども向むけ金融教育きんゆうきょういくに積極的せっきょくてきに取とり組くんでいます。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
村上むらかみさんが小学しょうがく3年生ねんせいの時とき、父親ちちおやから驚おどろくべき提案ていあんを受うけます。「これが、お前まえの大学卒業だいがくそつぎょうまでのお小遣こづかいだ」と現金げんきん100万円まんえんを一括いっかつで渡わたされたのです。月々つきづきのお小遣こづかい制度せいどを廃止はいしし、その代かわりに大おおきな金額きんがくを一度いちどに手渡てわたす——これは父親ちちおやの独自どくじの金融教育方針きんゆうきょういくほうしんでした。

村上むらかみさんが最初さいしょに買かった株かぶは「サッポロビール」。理由りゆうは「食卓しょくたくに父ちちが飲のむサッポロビールがいつもあったから」。身近みぢかで具体的ぐたいてきな、子こどもらしい銘柄選択めいがらせんたくでした。父親ちちおやは株式投資かぶしきとうしを勧すすめ、配当金はいとうきんや値上ねあがり益えきも含ふくめて、自分じぶんで考かんがえてお金かねを増ふやすことを学まなばせたのです。

結果けっか、村上むらかみさんが大学だいがくを卒業そつぎょうする頃ころには、その100万円まんえんは1億円おくえんを超こえていたと、ご本人ほんにんが公おおやけの場ばで語かたっています。投資家とうしかとしての感覚かんかくは、この10年間ねんかんの自主運用じしゅうんようで完全かんぜんに体得たいとくされたといえます。

現在げんざい、村上むらかみさんは「村上財団むらかみざいだん」を通つうじて子こども向むけの金融教育きんゆうきょういくに積極的せっきょくてきに取とり組くんでおり、N高こう(角川かどかわドワンゴ学園がくえん)の投資部とうしぶの支援しえんなども行おこなっています。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「自分じぶんで予算よさんを管理かんりする経験けいけん」を、できるだけ若わかいうちに与あたえる。
失敗しっぱいを含ふくめて、自分じぶんで考かんがえて運用うんようする経験けいけんこそが、お金かねの本当ほんとうの感覚かんかくを育そだてる
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 長期ちょうき一括いっかつお小遣こづかい:いきなり100万円まんえんは無理むりでも、「夏休なつやすみ1ヶ月分げつぶんのお小遣こづかいを最初さいしょにまとめて渡わたす」から始はじめられる。計画性けいかくせいが一気いっきに育そだつ
  • 親子おやこで疑似株式投資ぎじかぶしきとうし:実際じっさいに投資とうしせず、ノートに「この日ひに買かったつもり」と記録きろく。3ヶ月後げつご、6ヶ月後げつごの値動ねうごきを追おう。リスクなしで投資感覚とうしかんかくを養やしなえる
  • 身近みぢかな会社かいしゃを題材だいざいに:「うちで使つかっているシャンプー」「いつものお菓子かし」を作つくっている会社かいしゃの株価かぶかを調しらべる。村上むらかみさんと同おなじ「身近みぢかな銘柄めいがら」アプローチ
  • NISA口座こうざは親名義おやめいぎで:2024年ねんからのNISA制度せいどを活用かつようし、子こどもと相談そうだんしながら親名義おやめいぎで運用うんようする家庭かていも増ふえている。子こどもには見みせて、判断はんだんには参加さんかさせる
出典:文春オンライン「村上世彰『私の投資の原点』」、ITmedia ビジネスオンライン、東京新聞すくすく、村上財団公式サイト
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孫正義そんまさよしさん
日本にほん・実業家じつぎょうか/ソフトバンクグループ創業者そうぎょうしゃ 1957年ねん生うまれ
16歳さいで米国べいこくに渡わたり直談判じかだんぱん
👤 どんな人? ソフトバンクグループ創業者そうぎょうしゃとして、日本にほんを代表だいひょうする起業家きぎょうか。Yahoo! JapanやiPhoneの日本独占販売にほんどくせんはんばいを実現じつげんし、英えいARM社買収しゃばいしゅうやビジョン・ファンドを通つうじて世界せかいのテクノロジー業界ぎょうかいに影響力えいきょうりょくを持もちます。「情報革命じょうほうかくめいで人々ひとびとを幸しあわせに」を理念りねんに、AIや半導体はんどうたいへの大型投資おおがたとうしで次つぎの時代じだいを切きり開ひらいています。
▶ 幼少期ようしょうきのエピソード
孫正義そんまさよしさんは佐賀県鳥栖市さがけんとすしに生うまれました。家いえは裕福ゆうふくではなく、幼少期ようしょうきは祖母そぼとリヤカーで近所きんじょの食堂しょくどうを回まわり、家いえで飼かっていた豚ぶたのエサとなる残飯ざんぱんを集あつめる手伝てつだいをしていました。残飯ざんぱんのドラム缶かんと一緒いっしょにリヤカーに乗のせられた感触かんしょくを、孫そんさんは今いまでもはっきり覚おぼえていると述懐じゅっかいしています。

その後ご、家計かけいが持もち直なおし、家庭かていは裕福ゆうふくな時期じきを迎むかえますが、中学時代ちゅうがくじだいに父ちちが病気びょうきで倒たおれ、1歳上さいうえの兄あにが高校こうこうを中退ちゅうたいして家計かけいを支ささえるという危機ききに直面ちょくめんします。孫そんさんは「一時いちじしのぎではなく長期的ちょうきてきに家族かぞくを支ささえたい」と決意けついし、事業家じぎょうかを志こころざします。

高校こうこう1年生ねんせいの時とき、日本にほんマクドナルド創業者そうぎょうしゃ・藤田田ふじたでんさんの著書ちょしょ『ユダヤの商法しょうほう』に感銘かんめいを受うけ、何度なんども藤田ふじたさんの会社かいしゃを訪問ほうもん。最初さいしょは門前払もんぜんばらいされましたが、根負こんまけした藤田ふじたさんに会あうことができました。「これからアメリカに渡わたる。何なにを学まなぶべきか」と質問しつもんした孫少年そんしょうねんに、藤田ふじたさんは「これからの時代じだいはコンピューターだ」と助言じょげんしました。

16歳さいで米国べいこくカリフォルニアに留学りゅうがく。サンフランシスコの高校こうこうに編入後へんにゅうご、3週間しゅうかんで飛とび級試験きゅうしけんに合格ごうかくして退学たいがくし、後のちにカリフォルニア大学だいがくバークレー校こうへ進学しんがく。19歳さいで「自動翻訳機じどうほんやくき」を発明はつめいし、シャープに約やく1億円おくえんで売却ばいきゃくします。これが後のちにソフトバンクを創業そうぎょうする原資げんしとなりました。
💡 親おやが学まなぶべき本質ほんしつ
「会あいたい人ひとに会あいに行いく」「行いきたい場所ばしょに飛とび込こむ」
行動力こうどうりょくこそが、AI時代じだいに最もっとも貴重きちょうな能力のうりょく。座学ざがくでは絶対ぜったいに身みにつかない
🏠 我わが家やで実践じっせんするなら
  • 「会あいに行いく」体験たいけん:好すきな作家さっかのサイン会かい、憧あこがれのスポーツ選手せんしゅのイベント、企業きぎょうの工場見学こうじょうけんがく。「実際じっさいに会あいに行いく」体験たいけんは何なによりの学まなび
  • 夢ゆめに近ちかづくための「具体的ぐたいてきな一歩いっぽ」:「将来しょうらい○○になりたい」と言いったら、「じゃあ今週こんしゅう、何なにができる?」と一緒いっしょに考かんがえる習慣しゅうかんをつける
  • 本ほんとの出会であいを大切たいせつに:藤田田ふじたでんさんの本ほんが孫少年そんしょうねんの人生じんせいを変かえたように、子こどもにとって運命うんめいの一冊いっさつとの出会であいは想像以上そうぞういじょうに大おおきい。図書館としょかん・書店通しょてんがよいを習慣しゅうかんに
  • 海外体験かいがいたいけんを意識的いしきてきに:短期留学たんきりゅうがく、サマースクール、海外かいがいの親戚訪問しんせきほうもんなど。10代だいでの「日本以外にほんいがいの世界せかいを見みる」体験たいけんは人生観じんせいかんを大おおきく変かえる
出典:佐野眞一『あんぽん 孫正義伝』、ソフトバンクグループ公式、Wikipedia孫正義(複数の独立した一次情報でクロスチェック済み)

📱 現代の偉人候補が、すでに始めている「メルカリ商売体験」

親おやが出品しゅっぴんの代行だいこうをするだけで、子こどもは立派りっぱなビジネスオーナーに

バフェットさんの「ガム転売てんばい」、渋沢栄一しぶさわえいいちさんの「藍葉あいば買かい付つけ」を、現代げんだいの小学生しょうがくせいがもっとも手軽てがるに再現さいげんできる方法ほうほう——それが「メルカリ出品体験しゅっぴんたいけん」です。

「子こどもにフリマアプリ?」と抵抗ていこうを感かんじる方かたもいらっしゃるかもしれません。しかし、メルカリ社しゃが実施じっしした調査ちょうさでは、小学生しょうがくせいの保護者ほごしゃの60.4%が「子こどもがフリマアプリで物ものを売うること」に賛成さんせいしています(メルカリ「親子おやこのお金教育かねきょういくに関かんする意識調査いしきちょうさ」より)。

📊 データで見る「子ども×メルカリ」

60.4%
保護者ほごしゃが「子こどもがフリマで物ものを売うること」に賛成さんせい
86.4%
「金融教育きんゆうきょういくの機会きかいが必要ひつよう」と答こたえた親おや
2024年ねん
高校こうこうで金融教育きんゆうきょういくが必修化ひっしゅうかされた年とし

KADOKAWAからは『小学生しょうがくせい、メルカリで「お金かね」と「稼かせぐ」を学まなぶ』という書籍しょせきも出版しゅっぱんされており、「メルカリで子こどもの起業家精神きぎょうかせいしんを育そだてる」というアプローチは、すでに教育界きょういくかいの主流しゅりゅうの一角いっかくになりつつあります。

🛒 「メルカリ親子チャレンジ」5ステップ

  1. 商品しょうひんを選えらぶ:使つかわなくなったおもちゃ、絵本えほん、洋服ようふくを子こどもが選定せんてい。「これはまだ価値かちがある」「これは捨すてる」の判断はんだんは立派りっぱな仕入しいれ判断はんだんです。
  2. 値段ねだんを考かんがえる:類似品るいじひんの相場そうばをメルカリで一緒いっしょに検索けんさく。「この値段ねだんは高たかすぎる?安やすすぎる?」と議論ぎろんする時間じかんが、価格感覚かかくかんかくを育そだてます。
  3. 写真しゃしんを撮とる:商品写真しょうひんしゃしんの良よし悪あしで売うれ方かたが変かわることを体感たいかん。「お客きゃくさんに見みせたい角度かくど」を考かんがえる。マーケティングの第一歩だいいっぽです。
  4. 説明文せつめいぶんを書かく:商品しょうひんの魅力みりょくを文章ぶんしょうで伝つたえる練習れんしゅう。「どんな人ひとがこれを欲ほしいか」を想像そうぞうすることは、お客様視点きゃくさましてんの訓練くんれんになります。
  5. 取引とりひき・梱包こんぽう・発送はっそう:購入希望者こうにゅうきぼうしゃとのやり取とり、丁寧ていねいな梱包こんぽう、発送はっそう。最後さいごの仕上しあげまで子こどもが関かかわることで、ビジネスの全工程ぜんこうていを体験たいけんできます。

※メルカリの利用規約上りようきやくじょう、出品者しゅっぴんしゃは18歳以上さいいじょうである必要ひつようがあります。実際じっさいの出品しゅっぴん・取引とりひきは保護者ほごしゃアカウントで行おこない、子こどもは選定せんてい・撮影さつえい・値付ねつけ・梱包こんぽうの判断はんだんを担になう形かたちで進すすめてください。

🗓 学年別・我が家の「稼ぐ力」教育ロードマップ

「いつ・何なにを始はじめるか」を学年別がくねんべつに整理せいりしました

小しょう1〜2

「お金の基本感覚」を育てる時期

「お金かねは使つかうとなくなる」「同おなじ物ものでも値段ねだんが違ちがう」という基本感覚きほんかんかくを育そだてる時期じきです。難むずかしい話はなしよりも、毎日まいにちの生活せいかつの中なかでの体験たいけんが大切たいせつ。

  • お買かい物ものの手伝てつだいを習慣しゅうかんに
  • お小遣こづかい帳ちょうをつけ始はじめる
  • 3つの貯金箱ちょきんばこ(使つかう/貯ためる/あげる)
  • レジで自分じぶんで支払しはらいをする
  • お店屋みせやさんごっこを本気ほんきで
小しょう3〜4

「働いて稼ぐ」を体験する時期

家事かじのお手伝てつだいを「仕事しごと」として依頼いらいし、労働対価ろうどうたいかを渡わたす時期じき。シュルツさんの新聞配達しんぶんはいたつ、渋沢栄一しぶさわえいいちさんの買かい付つけ代行だいこうに近ちかい体験たいけんを。

  • 家事かじの報酬制ほうしゅうせいを導入どうにゅう
  • 1000円えんで食材調達しょくざいちょうたつミッション
  • メルカリ出品体験しゅっぴんたいけん(親同伴おやどうはん)
  • 身近みぢかな会社かいしゃの株価かぶかをチェック
  • 家計かけいの固定費こていひを見みせる
小しょう5〜6

「投資・起業」の感覚に触れる時期

抽象的ちゅうしょうてきな思考しこうができる年齢ねんれい。村上世彰むらかみよしあきさんのように「自分じぶんで運用うんようする」、孫正義そんまさよしさんのように「会あいに行いく・調しらべに行いく」体験たいけんを増ふやします。

  • 長期ちょうき一括いっかつお小遣こづかいを試ためす
  • 疑似株式投資ぎじかぶしきとうしノートをつける
  • NISA口座こうざを親おやと一緒いっしょに検討けんとう
  • 会あいたい人ひとに会あいに行いく
  • 起業家きぎょうかの自伝じでんを読よむ

AI時代だからこそ、
「偏差値以外の武器」を子どもに持たせたい

生成せいせいAIの登場とうじょうで、これまで「安定あんてい」とされてきた仕事しごとの中身なかみは大おおきく変化へんかしています。

でも、AIにできないことがあります。それは「自分じぶんで価値かちを見みつけ出だし、人ひとを巻まき込こんで、お金かねに変かえる力ちから」。

バフェットさん、渋沢栄一しぶさわえいいちさん、本田宗一郎ほんだそういちろうさん、ハワード・シュルツさん、村上世彰むらかみよしあきさん、孫正義そんまさよしさん——6人にんに共通きょうつうするのは、幼少期ようしょうきの小ちいさな体験たいけんから「自分じぶんで稼かせぐ感覚かんかく」を身体からだで覚おぼえていたことです。

特別とくべつな家庭かていでなくても、特別とくべつな才能さいのうがなくても、家庭かていでできることはたくさんあります。
今週末こんしゅうまつ、お子こさまと一緒いっしょに、お買かい物もののレシートを見みながら話はなしてみる——そんな小ちいさな一歩いっぽから、AI時代じだいを生いき抜ぬく力ちからは育そだっていきます。

❓ よくある質問

「稼ぐ力」教育について、保護者からよく寄せられる質問にお答えします

なぜ今、子どもに「稼ぐ力」教育が必要なのですか?
AI技術の発展で、これまで安定とされてきた事務職やホワイトカラーの仕事が大きく変化しています。偏差値が高ければ安泰だった時代は終わり、自分で価値を生み出して稼ぐ力が一人ひとりに求められる時代になりました。バフェットさんや渋沢栄一さんなど世界の偉人たちは、いずれも幼少期から実体験を通じてお金や商売の感覚を身につけており、その早期体験が後の成功を支えています。
ウォーレン・バフェットさんは何歳から商売を始めたのですか?
ウォーレン・バフェットさんは6歳の頃に、祖父が経営するスーパーマーケットでチューインガムやコーラを仕入れて、近所の人に売るという小さなビジネスを始めました。11歳の時には貯めた120ドルを元手に初めて株式投資を行っています。父親の影響で「良い習慣を早く身につけること」「貯蓄する習慣」を子供時代から実践していました。
村上世彰さんはどのようにお金の感覚を身につけたのですか?
村上世彰さんは小学3年生の頃、父親から「大学卒業までのお小遣い」として現金100万円を一括で渡されました。月々のお小遣いを廃止する代わりに渡されたこの100万円を元手に、村上さんは食卓にあったサッポロビールの株を購入したのが投資家デビューだったとされ、大学卒業時には1億円を超えていたと公の取材で語っています。
メルカリで子どもに商売体験をさせるのは適切ですか?
メルカリ社は親子で取り組める「メルカリ体験教育」プログラムを提供しており、KADOKAWAからも『小学生、メルカリで「お金」と「稼ぐ」を学ぶ』という書籍が出版されています。実際にメルカリ社の調査では、子どもがフリマアプリでものを売ることに保護者の60.4%が賛成しています。ただし出品・取引のやり取りは保護者が行い、子どもは商品の選定・撮影・値付け・梱包の判断を担う形が推奨されます。
お小遣いはまとめて渡すのと毎月渡すのではどちらがよいですか?
正解はありませんが、一括方式と月額方式それぞれにメリットがあります。月額方式は計画的な使い方を学びやすく、一括方式(村上世彰さんのお父様式)は予算管理と長期的な思考を強制的に育てます。お子さまの性格や家庭の方針で選ぶのがよいでしょう。最初は月額からスタートし、成長に合わせて期間を延ばしていく折衷案もあります。
AI時代に偏差値はもう意味がないのですか?
意味がないわけではありませんが、偏差値だけでは不十分な時代になっています。学力は重要な土台ですが、それに加えて「自分で考え、価値を生み出し、人を巻き込んで稼ぐ力」が必要です。中学受験や英語学習と並行して、お金の感覚や起業家精神を育てることが、これからの子どもたちには重要です。
小1から「稼ぐ力」教育を始めるのは早すぎませんか?
早すぎることはありません。バフェットさんは6歳、渋沢栄一さんは14歳から実践していました。小1〜2年生の段階では、お買い物のお手伝いを通じて「お金は使うとなくなる」「同じものでも値段が違う」という基本感覚を育てるところから始められます。年齢に応じた内容を選べば、早期教育のメリットは大きいです。
「稼ぐ力」教育と「お金教育」「金融教育」は何が違うのですか?
「お金教育」「金融教育」は、お金の使い方や貯め方、投資の知識など、お金を「管理する」力を中心に扱います。一方で「稼ぐ力」教育は、自分で価値を生み出し、人を巻き込んで、お金に変える力——つまりお金を「生み出す」力に焦点を当てます。AI時代に求められる人材は、受け身の知識ではなく、能動的な創造力・行動力・起業家精神を持った人。スクールコンパスは「稼ぐ力」教育を独自カテゴリとして提供しています。

AI時代の小学生向け「稼ぐ力」教育について

2024年、日本の高校で「金融教育」が必修化されました。これはOECD諸国と比較して大幅に遅れての対応であり、家庭での金融リテラシー教育の重要性が改めて見直されています。一方で、AI時代に本当に必要なのは、お金の使い方や貯め方を学ぶ「金融教育」だけでなく、自分で価値を生み出して稼ぐ「稼ぐ力」を育てる教育です。スクールコンパスでは、世界の偉人たちの幼少期エピソードを起点に、保護者が家庭で実践できる「稼ぐ力」教育のあり方を提案しています。

「稼ぐ力」教育と「お金教育」の違い

「お金教育」「金融教育」は、お金の使い方や投資・貯蓄の知識など、お金を「管理する」力を中心に扱います。一方で、スクールコンパスが提唱する「稼ぐ力」教育は、自分で価値を生み出し、人を巻き込んで、お金に変える力——つまりお金を「生み出す」力に焦点を当てます。AIに仕事を奪われる時代だからこそ、子どもたちには受け身の知識ではなく、能動的な創造力・行動力・起業家精神が求められます。

世界の偉人に共通する「実体験ベースの学び」

本記事で紹介した6人の偉人——ウォーレン・バフェットさん、渋沢栄一さん、本田宗一郎さん、ハワード・シュルツさん、村上世彰さん、孫正義さん——には、いずれも「幼少期の実体験」という共通点があります。座学で経済や金融を学んだ人は一人もおらず、家業の手伝い、実際の売買、自分の貯金の運用といった、身体で覚える体験から成功への基盤を築いていました。

家庭で取り組める段階的アプローチ

「稼ぐ力」教育は学年に応じた段階的な取り組みが効果的です。小学校低学年(小1〜小2)では「お金は使うとなくなる」という基本感覚を、中学年(小3〜小4)では「働いて稼ぐ」体験を、高学年(小5〜小6)では「投資・起業」の感覚を、それぞれ段階的に体験させていくロードマップが理想的です。

メルカリ等のプラットフォームを活用した体験

現代の小学生にとって、最もアクセスしやすいビジネス体験プラットフォームが、メルカリなどのフリマアプリです。保護者のアカウントで取引を行い、子どもは商品選定・撮影・値付け・梱包・発送の判断を担うことで、バフェットさん的な「仕入れ→販売→差額」の感覚を、現代版で再現することが可能です。メルカリ社の調査では、保護者の60.4%が子どものフリマアプリ販売に賛成しており、家庭での「稼ぐ力」教育ツールとして注目されています。

偏差値教育からの脱却ではなく、補完として

「稼ぐ力」教育は、偏差値教育や中学受験対策と対立するものではありません。むしろ補完関係にあります。AI時代に求められる人材は、確かな基礎学力に加えて、自分で価値を生み出し、人を動かし、お金に変えていく力を持った人です。家庭での「稼ぐ力」教育は、学校教育では補いきれない「実践知」を育てる場として機能します。

※本記事は、各偉人の自伝・公式インタビュー・信頼できる報道機関の記事を元に、教育目的で構成しています。引用元はそれぞれのカード末尾に明記しています。
※本記事は特定の投資商品・金融商品の推奨を目的とするものではありません。お金の使い方・運用方針については、各家庭の状況に応じてご判断ください。
※運営:スクールコンパス編集部

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