書き初めの書き方とこつ ── 学年別の準備と手順
冬休みの宿題として出る学校が多く、1・2年生はえんぴつやペンで書く硬筆、3年生からは筆で書く毛筆になるのがふつうです。学習指導要領で、毛筆を使う書写は3年生からと決められているためです。何を書くか・どの紙に書くかは学校の指定にしたがいます。
書き初め、いちばん気になるのは?
お子さんの様子にいちばん近いものを選んでください。今夜やることが1つに決まります。
練習をいやがる
見立て:何枚も書かされて、うまくいかない体験が続いているところです。
今夜の1つ:1枚だけ書いて、いちばんうまく書けた1字に丸をつける。直すことは言わない。
理由:できたところが見えると、次の1枚に向かいやすいからです。
字がくずれる・大きさがそろわない
見立て:字の形より先に、紙の中のどこに書くかが決まっていないところです。
今夜の1つ:下の「課題の字の書き順を見る」で書き順を確かめてから、紙を折って中心の線をつける。
理由:書く場所が決まると、大きさとバランスがそろいやすいからです。
道具や準備が分からない
見立て:学校から何を言われているかが、まだそろっていないところです。
今夜の1つ:学校のプリントを見ながら、下の「始める前の道具チェック」で1つずつ確かめる。
理由:学校ごとに決まりがちがうので、プリントを正にするのがいちばん確かだからです。
選んだものはこの端末に自動で記録し、7日後に「その後どう?」と前回の様子を並べて出します。
学年でちがうこと
始める前の道具チェック
- 筆(太筆・名前を書く細筆)、すずり、墨汁、文鎮、下じき
- 学校で指定された用紙(半紙・書き初め用紙)を、練習用と清書用で多めに
- 新聞紙を広く(床やテーブルを墨から守る)、ぞうきん、よごれてもいい服
- 書いた紙を平らに干す場所(新聞紙を広げた床など)
🖌️ 課題の字の書き順を見る
書く手順
うまく見せるこつ
大きく書く。小さくまとまるより、紙いっぱいに書くほうが力強く見えます。筆をたてる。筆がねると線が太くぼやけます。止め・はね・はらいで一度止まる。急いで次の画に行かないことが、いちばんの近道です。
親がやらないほうがいいこと
子どもの手をもって書かせる、何十まいも書き直させる、は逆効果になりがちです。書き初めは子どもが1年のはじめに自分でていねいに書くことに意味があります。親は道具と場所を用意して、書き終わった1まいのよいところを1つ言うだけで十分です。
よくある質問
書き初めは何年生から毛筆になりますか?
学習指導要領で、毛筆を使う書写は3年生からと決められています。1・2年生はえんぴつやフェルトペンで書く硬筆の書き初めが多く、3年生から筆で書くのがふつうです。学校によってちがうので、配られるお知らせでたしかめてください。
何まいくらい練習すればいいですか?
練習3まい、清書2まいくらいが目安です。何まいも書くと手がつかれて、かえって字があれます。1まい書くごとに、お手本とくらべて直すところを1つだけ決めると、少ないまい数でよくなります。
墨で服や床がよごれるのが心配です。
床とテーブルに新聞紙を広くしき、よごれてもいい服で書きます。墨汁は乾くと落ちにくいので、手や服についたらすぐに水で洗います。