なぜ昼が短いの? 日の入りがいちばん早いのは冬至じゃない? かぼちゃとゆず湯、古いのはどっち? 図と絵でたしかめよう。
📅 2026年の冬至は 12月22日(火)
太陽が冬至の位置に来るのは、朝5時50分です(国立天文台の暦要項)。この日から、昼は少しずつ長くなっていきます。
🧭 冬至とはなぜ昼が短い?3つのいちばんかぼちゃとゆず湯南半球では?かげの自由研究クイズ
冬至は、1年でいちばん昼が短く、夜が長い日です。季節を24に分けた「二十四節気」のひとつです。
この日、太陽は1年でいちばん低いところを通ります。東京あたりでは、正午に真南に来たときの高さがおよそ32度。夏至(6月)のおよそ78度とくらべると、46度も低いのです。
地球は、じくを約23.4度かたむけたまま、1年かけて太陽のまわりを回っています。6月は日本のある北半球が太陽の方にかたむくので、太陽が高く、昼が長くなります。12月は反対にかたむくので、太陽が低く、昼が短くなります。
✨ びっくり大事実! 夏至と冬至の太陽の高さのちがい46度は、地球のかたむき23.4度の、ちょうど2倍。空の見え方が、地球のかたむきをそのまま映しているんだ。
冬至は「昼がいちばん短い日」ですが、「日の入りがいちばん早い日」ではありません。国立天文台によると、日本では日の入りがいちばん早いのは冬至の半月ほど前、日の出がいちばんおそいのは半月ほど後です。
太陽が真南に来る時刻が、季節によって毎日少しずつずれていくためです。だから「冬至を過ぎたのに、朝はまだ暗くなる」のです。
ゆず湯は、1838年(天保9年)に出た江戸の年中行事の本『東都歳事記』に、「冬至の日に銭湯でゆず湯をたく」と書かれています。およそ190年前の記録です。
かぼちゃは、江戸時代の本には記録が見あたらず、明治より後に広まったと考えられています。よく言われる理由は2つ。夏にとれて冬まで保存でき、野菜の少ない冬に栄養をとれること。そして「なんきん」のように「ん」が2つつく食べ物で運をつける「運盛り」の言い伝えです(どちらも説です)。
「ん」が2つつく食べ物には、なんきん(かぼちゃ)・にんじん・れんこん・ぎんなん・かんてんなどがあります。家の人に「うちは冬至に何をする?」と聞いてみよう。地域によって、あずきがゆやこんにゃくを食べるところもあります。
オーストラリアなど南半球の国では、12月は太陽が高く、昼がいちばん長い「夏至」のころです。クリスマスは真夏で、海で過ごす人も多いんだ。地球のかたむきのせいで、北と南で季節が逆になります。
🔬 じゅんび:1メートルくらいの棒(ものさしやかさでもOK)、メジャー、ノート
※太陽を直接見てはいけません。かげだけを見てはかりましょう。
こたえ:12月22日(火)
こたえ:約32度(夏至は約78度)
こたえ:冬至の半月ほど前
こたえ:ゆず湯(1838年の『東都歳事記』)
こたえ:夏
📅 12月の行事一覧 📝 時事12月(冬至と満月) 🔬 きょうのかがく 📰 小学生しんぶん
出典:国立天文台「令和8年(2026)暦要項」(冬至の日時)、国立天文台「よくある質問」(日の出・日の入りがいちばん早い日・おそい日)、『東都歳事記』(1838年)の記述。かぼちゃと運盛りの理由は、一般に言われている説として紹介しています。南中高度とかげの長さは北緯35度での計算値です。(2026年11月6日確認)
2026年の冬至は12月22日(火)です。国立天文台の暦要項によると、太陽が冬至の位置に来る瞬間は日本時間の朝5時50分です。冬至の日付は年によって12月21日か22日になります。
1年でいちばん昼が短く、夜が長い日です。二十四節気のひとつで、太陽がいちばん低いところを通ります。東京あたり(北緯35度)では、正午の太陽の高さがおよそ32度になります。
いいえ。国立天文台によると、日本では日の入りがいちばん早いのは冬至の半月ほど前、日の出がいちばんおそいのは冬至の半月ほど後です。冬至は「昼の長さ」がいちばん短い日です。
よく言われる理由は2つあります。夏にとれたかぼちゃは長く保存できるので、野菜の少ない冬に栄養をとる知恵だったという説と、かぼちゃの別名「なんきん」のように「ん」が2つつく食べ物を食べると運がつくという言い伝え(運盛り)です。どちらも説で、江戸時代の本には冬至のかぼちゃの記録が見当たらず、明治より後に広まったと考えられています。
1838年(天保9年)に出た江戸の年中行事の本『東都歳事記』に、冬至の日に銭湯でゆず湯をたくと書かれています。かぼちゃより古い記録が残っている習わしです。
地面や海があたたまったり冷えたりするのに時間がかかるからです。太陽がいちばん低い冬至から1か月ほどおくれて、1月下旬から2月上旬ごろに寒さの本番が来ます。