氾濫特別警報(はんらんとくべつけいほう)とは? 小学生にもわかるやさしい解説
氾濫特別警報とは、川の水があふれる(氾濫する)ことによる重大な災害の危険が最大級に高まったときに発表される、5段階の警戒レベルのうち最も高い「レベル5」にあたる防災気象情報です。2026年5月に運用が始まりました。
🌊 どんなときに出るの?
大雨で川の水位が上がり、氾濫による重大な災害がすでに起きているか、いつ起きてもおかしくない最大級の危険がせまったときに発表されます。レベル5は「緊急安全確保」、つまり安全な場所への避難が間に合わないおそれがあるため、その場でいのちを守る行動を最優先する段階です。
ひとつ下の「レベル4」にあたるのが氾濫危険警報で、こちらは危険な場所から全員が避難する段階です。レベル5を待ってから動くのでは遅いため、レベル4までに避難を終えることが大原則とされています。
🆕 2026年5月に始まった新しい制度
川の氾濫に関する情報は、これまで名前がわかりにくいという課題がありました。2026年5月から、警戒レベルとの対応がひと目でわかる新しい体系の運用が始まり、最大級の危険を伝える情報として「氾濫特別警報」が設けられました。
大雨のニュースで「レベル5」「特別警報」という言葉を聞いたら、それは「いますぐ、いのちを守る行動を」という最も強い呼びかけだと覚えておきましょう。
📰 2026年のニュースでは
2026年6月3日、台風6号が和歌山県南部に上陸した際、和歌山県の古座川に全国で初めてレベル5の氾濫特別警報が発表されました。また、これに先立ち宮崎県の広渡川などには、全国初となるレベル4の氾濫危険警報が発表されています。新制度が実際に使われた最初の事例として、防災の観点から注目されました。
❓ よくある質問
Q. 氾濫特別警報と氾濫危険警報はどう違いますか?
A. 氾濫危険警報は警戒レベル4にあたり「危険な場所から全員避難」の段階、氾濫特別警報は最も高いレベル5にあたり「緊急安全確保=その場でいのちを守る行動」の段階です。レベル5を待たず、レベル4までに避難を終えることが大原則です。
Q. 氾濫特別警報はいつから始まった制度ですか?
A. 2026年5月に運用が始まった新しい防災気象情報の体系のひとつです。2026年6月3日の台風6号では、和歌山県の古座川に全国で初めて発表されました。
Q. 氾濫特別警報が出たらどうすればいいですか?
A. 安全な場所への避難が間に合わないおそれがある段階なので、建物の上の階や崖から離れた部屋に移動するなど、その場でできるかぎり安全を確保する行動をとります。日ごろからハザードマップで自宅周辺の危険と避難場所を確認しておくことが大切です。
📰 「氾濫特別警報」は2026年6月5日号(台風6号・全国初のレベル5発表)で取り上げた用語です。 最新のニュースは 小学生しんぶん最新号(5・6年生版)、月ごとの時事問題の総整理は 中学受験 時事問題まとめ で確認できます。