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小学生しんぶん ニュース用語解説|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年6月10日

氾濫特別警報(はんらんとくべつけいほう)とは? 小学生にもわかるやさしい解説

氾濫特別警報とは、川の水があふれる(氾濫する)ことによる重大な災害の危険が最大級に高まったときに発表される、5段階の警戒レベルのうち最も高い「レベル5」にあたる防災気象情報です。2026年5月に運用が始まりました。

川の氾濫と5段階の警戒レベル レベル5 氾濫特別警報 ── 緊急安全確保(いのちを守る行動を) レベル4 氾濫危険警報 ── 危険な場所から全員避難 レベル3 高齢者等避難(お年寄りなどは避難開始) レベル2 避難の行動を確認 レベル1 心がまえを高める 大原則: レベル4までに避難を終える(レベル5を待たない)
氾濫特別警報のしくみ(スクールコンパス編集部作成)

🌊 どんなときに出るの?

大雨で川の水位が上がり、氾濫による重大な災害がすでに起きているか、いつ起きてもおかしくない最大級の危険がせまったときに発表されます。レベル5は「緊急安全確保」、つまり安全な場所への避難が間に合わないおそれがあるため、その場でいのちを守る行動を最優先する段階です。

ひとつ下の「レベル4」にあたるのが氾濫危険警報で、こちらは危険な場所から全員が避難する段階です。レベル5を待ってから動くのでは遅いため、レベル4までに避難を終えることが大原則とされています。

🆕 2026年5月に始まった新しい制度

川の氾濫に関する情報は、これまで名前がわかりにくいという課題がありました。2026年5月から、警戒レベルとの対応がひと目でわかる新しい体系の運用が始まり、最大級の危険を伝える情報として「氾濫特別警報」が設けられました。

大雨のニュースで「レベル5」「特別警報」という言葉を聞いたら、それは「いますぐ、いのちを守る行動を」という最も強い呼びかけだと覚えておきましょう。

📰 2026年のニュースでは

2026年6月3日、台風6号が和歌山県南部に上陸した際、和歌山県の古座川に全国で初めてレベル5の氾濫特別警報が発表されました。また、これに先立ち宮崎県の広渡川などには、全国初となるレベル4の氾濫危険警報が発表されています。新制度が実際に使われた最初の事例として、防災の観点から注目されました。

✅ 理解チェッククイズ ── タップで答えあわせ

Q1. 氾濫特別警報は、5段階の警戒レベルのうちどれにあたる?

✅ 答えは「レベル5」。最も危険度が高く、命を守る行動が必要なレベルです。

Q2. 氾濫特別警報の運用が始まったのはいつ?

✅ 答えは「2026年5月」。新しく始まった防災気象情報です。

Q3. レベル5の情報が出たとき、いちばん大切なのは?

✅ 答えは「命を守る最善の行動をとる」。すでに災害が起きているか差し迫った状況です。

✍️ 記述ミニ道場 ── 中学受験の記述に挑戦

問題:氾濫特別警報(警戒レベル5)が出たとき、なぜ「命を守る最善の行動」が必要なのか説明しなさい。

模範解答例:警戒レベル5は、すでに川の氾濫など重大な災害が起きているか、差し迫った最も危険な段階だから。避難所への移動がかえって危険な場合は、自宅の高い所など、その場で命を守る最善の行動をとる必要がある。
考え方の4ステップ:①問いの分解=レベル5の意味と必要な行動。②論点整理=レベル5=すでに/差し迫った災害/避難が危険なこともある。③骨子組立=「〜だから、〜が必要」。④推敲=「最善の行動」の中身にふれたか。
採点チェック:
□ レベル5=最も危険 と書けた
□ すでに/差し迫った災害であると書けた
□ その場で命を守る行動にふれた
□ 理由で文を結べた

👨‍👩‍👧 おうちで話すヒント

親子の会話で理解が深まります

信号の赤・黄・青のように、警戒レベルも数字で危険度が上がる仕組みです。レベル5=「もう逃げ遅れかけている赤」と話してみてください。

🗺️ つながりマップ ── ことばは線でつながる

氾濫特別警報 警戒レベル1〜5の段階 線状降水帯大雨を降らせる こども防災ガイド大雨のときの行動 氾濫危険警報レベル4にあたる
氾濫特別警報とつながることば(色枠はタップで解説ページへ)

🃏 一問一答カード(印刷できます)

Q. 氾濫特別警報と氾濫危険警報の違いは?

A. 氾濫特別警報は最も高いレベル5、氾濫危険警報はその一つ手前のレベル4にあたります。

Q. いつから始まった制度ですか?

A. 2026年5月に運用が始まりました。

Q. 出たらどうすればいいですか?

A. すでに危険な状況なので、避難が危険なら自宅の高い所など、その場で命を守る最善の行動をとります。

❓ よくある質問

Q. 氾濫特別警報と氾濫危険警報はどう違いますか?

A. 氾濫危険警報は警戒レベル4にあたり「危険な場所から全員避難」の段階、氾濫特別警報は最も高いレベル5にあたり「緊急安全確保=その場でいのちを守る行動」の段階です。レベル5を待たず、レベル4までに避難を終えることが大原則です。

Q. 氾濫特別警報はいつから始まった制度ですか?

A. 2026年5月に運用が始まった新しい防災気象情報の体系のひとつです。2026年6月3日の台風6号では、和歌山県の古座川に全国で初めて発表されました。

Q. 氾濫特別警報が出たらどうすればいいですか?

A. 安全な場所への避難が間に合わないおそれがある段階なので、建物の上の階や崖から離れた部屋に移動するなど、その場でできるかぎり安全を確保する行動をとります。日ごろからハザードマップで自宅周辺の危険と避難場所を確認しておくことが大切です。

📰 「氾濫特別警報」は2026年6月5日号(台風6号・全国初のレベル5発表)で取り上げた用語です。 最新のニュースは 小学生しんぶん最新号(5・6年生版)、月ごとの時事問題の総整理は 中学受験 時事問題まとめ で確認できます。

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