算数オリンピックは、数学者の広中平祐さんがよびかけて1992年に始まった、小学生・中学生の算数と数学の大会です。主催は一般財団法人 算数オリンピック委員会。小学1年生から出られます。
主催者は「学習の進度や受験の目安をはかるためのテストではない。スポーツやゲームに参加する気持ちで挑戦してほしい」としています。教科書の進み方とは関係なく、ひらめきや、じっくり考える力をためす問題が出ます。
| 種目 | 出られる学年 | こんな子に |
|---|---|---|
| キッズBEE | 小学1〜3年生(小学校に入る前の子は出られない) | はじめての大会。考えるのが好きな低学年に |
| ジュニア算数オリンピック | 小学5年生以下 | 4・5年生が中心。パズルや図形の問題が好きな子に |
| 算数オリンピック | 小学6年生以下 | いちばんむずかしい小学生の部。6年生はこれだけに出られる |
| 広中杯(中学生) | 中学3年生以下 | 中学生の数学の部 |
| ジュニア広中杯(中学生) | 中学1・2年生 | 中学1・2年生の部 |
出られるのは1人1種目です。小学5年生以下は「算数オリンピック」か「ジュニア算数オリンピック」のどちらか1つ、小学6年生は「算数オリンピック」だけ。学年は、その年の4月からの学年です(主催者の参加の注意による)。
計算の速さより、絵や図を見て数え方を工夫したり、決まりを見つけたりする問題が中心です。大会要項の説明では、たし算・ひき算・かけ算・わり算と、長方形の面積を習っていることを前提にしているとされています。試験時間は60分です。
図形、場合の数、数の性質、規則性など、中学入試の算数にも通じる分野から、ひと工夫いる問題が出ます。出題のめやすは小学4年生までに習う内容とされていますが、教科書どおりの問題ではありません。試験時間は90分です。
小学生の部でいちばんむずかしい種目です。答えだけでなく、どう考えれば答えにたどり着けるかを、自分で組み立てる力がためされます。試験時間は90分です。
問題の実物は、主催者の公式サイトの「過去問紹介」で、キッズBEE・ジュニア・算数オリンピックのトライアルとファイナルの問題を見られます。過去問題集は主催者のオンラインショップで売られていて、書店にはありません。
| ここまで | 2026年 |
|---|---|
| 申し込み | 4月1日(水)〜5月20日(水) |
| トライアル地方大会(予選) | 6月14日(日)・全国約250会場 |
| ファイナル決勝大会 | 7月19日(日)・東京・大阪・福岡 |
| 表彰式 | 8月23日(日)・国立オリンピック記念青少年総合センター |
開催日・申し込み方法・参加費は、5つの種目すべて共通です。2027年の日程は、主催者の公式サイトで発表を確かめてください。毎年、春に申し込み、6月に予選という流れなので、出たい子は3月ごろから公式サイトを見ておくと申し込みに間に合います。
本物の大会の問題ではありません。種目ごとの雰囲気をつかむために、編集部が作った練習問題です。答えを入れて「答え合わせ」を押してください。
キッズBEEの雰囲気 あめが12こあります。兄と弟で分けたら、兄は弟より4こ多くなりました。弟は何こもらいましたか。
こジュニア算数オリンピックの雰囲気 1から100までの整数のうち、3でも5でもわり切れない数はいくつありますか。
こ算数オリンピックの雰囲気 正方形の紙に、まっすぐな線を3本引きます。紙はいちばん多くて何こに分かれますか。
こ答えより、考え方を話してもらう 算数オリンピックの問題は、1問にじっくり時間をかけるものです。正解かどうかより、「どう考えたの?」と聞いて、子どもに説明してもらうと考える力がのびます。
パズルや図形あそび 積み木、タングラム、迷路、数字のパズルなど、遊びの中で「数え方を工夫する」「決まりを見つける」経験が、そのまま大会の問題に通じます。
過去問は、時間を気にせず1問ずつ はじめは制限時間を気にせず、1問に何十分かけてもかまいません。解けなかった問題は、答えを見る前に一晩おいて、もう一度考えてみるのもおすすめです。
算数が好きで、もっとのばしたいと思ったら、ドリル・漢字のページの算数のドリルや、塾選びも参考にしてください。勉強のことで迷ったら子育て相談室へ。
小学1〜3年生は「キッズBEE」、小学5年生以下は「ジュニア算数オリンピック」、小学6年生以下は「算数オリンピック」に出られます。学年は、その年の4月からの学年です。
算数オリンピックは小学6年生以下、ジュニア算数オリンピックは小学5年生以下が対象です。小学5年生以下はどちらか一つを選びます。小学6年生は算数オリンピックだけに出られます。
申し込みは2026年4月1日(水)〜5月20日(水)、トライアル地方大会は6月14日(日)に全国約250会場、ファイナル決勝大会は7月19日(日)に東京・大阪・福岡、表彰式は8月23日(日)でした。
主催者は「学習の進度や受験の目安をはかるためのテストではない」としています。教科書にない考え方の問題が多いので、受験の点数のためというより、考えることを楽しむ場として受けるのが合っています。
大会の事実は、主催の一般財団法人 算数オリンピック委員会の公式サイトで確かめました(2026年10月9日)。種目ごとの出題のめやすと試験時間は、大会要項の説明として紹介されている内容をもとにしています。申し込みの前に、必ず公式サイトの最新の要項を確かめてください。