ホーム週刊小学生しんぶん › 防災の日

🧯 防災の日は なぜ9月1日? 親子で15分の防災チェック

防災の日はなぜ9月1日?──親子で15分だけやる、防災チェック

9月1日は「防災の日」、8月30日から9月5日は「防災週間」です。

9月1日になった理由は、1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が起きたことにちなみます。1960年(昭和35年)の閣議了解で定められました。

このページでやることは、15分だけです。備蓄を買い足す話でも、リュックを作り直す話でもありません。決めていないことを、決めるだけです。

15分でやる4つ

① 集合場所を「2か所」決める(3分)

1か所目:家のすぐ外(家が危ないとき、まずここに集まる)
2か所目:広い避難場所(家に戻れないとき)

2か所目は、市区町村が決めている場所を使ってください。学校になっていることが多いですが、お住まいの地域の指定を必ず確認してください。 大事なのは、子どもがその場所の名前を言えることです。「◯◯小学校の校庭」と口に出して言えるか、確認してください。地図で指させるだけでは足りません。
② 連絡のとり方を決める(4分)

災害のときは、電話がつながりにくくなります。そのための仕組みが災害用伝言ダイヤル171です。

使い方はかんたんです。
 171 にかける → 案内にしたがう → 自宅の電話番号を入れる → 伝言を録音/再生

毎月1日と15日、そして防災週間などに体験利用ができます。9月1日は使える日です。今日、実際にかけてみてください。 説明を読むより、1回かけてみるほうが早いです。子どもにも受話器を持たせて、自宅の番号を押させてください。「番号を覚えていないと使えない」ことが、そこで分かります。
③ 家の中を、子どもと歩く(5分)

子どもの目の高さで、部屋を1周してください。見るのは1つだけ。

「地震のとき、ここで何が倒れてくる?」

本棚、テレビ、電子レンジ、食器棚、額。子どもが自分で見つけると、覚えます。 見つけたら、その場で「ここでは寝ない」「ここは通らない」と決めてください。固定金具を買うのは、そのあとでかまいません。決めるほうが先です。
④ 備蓄を「数える」だけ(3分)

買い足す必要はありません。いま何日分あるかを数えるだけです。

水(1人1日3リットルが目安)/食べもの/トイレ/電池・充電

数えると、たいてい「思ったより少ない」と分かります。それが分かれば十分です。 賞味期限だけ見てください。切れているものがあれば、今日の夕食で食べる。これが「ローリングストック」です。

子どもへの伝え方

こわがらせる必要はありません。防災の話でいちばん大事なのは、「迷ったときにどうするか」を1つだけ決めて渡すことです。

「まず、頭を守る」地震のとき、何をするか迷ったらこれ。机の下でも、かばんでも、手でもかまいません。
「大人の言うことを聞く。近くに大人がいなかったら、広いところへ」学校でも、外でも、これでだいたい合っています。
「家族に会えなくても、集合場所で待つ」探しに行かない。これがいちばん伝えにくく、いちばん大事なところです。

低学年のお子さんには、こども防災ガイドを一緒に見てください。図で説明してあります。

9月の引き取り訓練の前に

9月は、学校で引き取り訓練(保護者が学校まで迎えに行く訓練)が行われることが多い時期です。当日あわてないために、先に家庭で確認しておくとよいことがあります。

4つ目は、実際に起きると迷います。先に順番を決めておいてください。

台風・大雨は、地震とちがいます

台風や大雨は、数日前から来ることが分かります。これは大きなちがいです。準備の時間があるということなので、やることも変わります。

9月は台風の上陸がいちばん多い月でもあります。しくみと備えは、別のページにまとめました。

🌀 台風はなぜ9月に多い?──しくみと備え →

今日、これだけ

全部やらなくてかまいません。集合場所の名前を、子どもが口に出して言えるようにする。それだけでも、今日やる価値があります。

よくある質問

Q. 防災の日はなぜ9月1日なのですか?

1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が発生したことにちなみます。1960年(昭和35年)の閣議了解により、9月1日が防災の日と定められました。また8月30日から9月5日までが防災週間とされています。

Q. 家庭では何をすればよいですか?

15分でできることが4つあります。集合場所を家のすぐ外と広い避難場所の2か所決めること、災害用伝言ダイヤル171の使い方を決めて実際にかけてみること、子どもと家の中を歩いて倒れてくるものを確認すること、備蓄が何日分あるかを数えることです。買い足すより、決めていないことを決めるほうが先です。

Q. 災害用伝言ダイヤル171はどう使いますか?

171にかけて案内にしたがい、自宅の電話番号を入れて伝言を録音または再生します。毎月1日と15日、および防災週間などに体験利用ができます。説明を読むより1回かけてみるほうが早く、子どもにも自宅の番号を押させると「番号を覚えていないと使えない」ことが分かります。

Q. 子どもには何と伝えればよいですか?

こわがらせる必要はありません。迷ったときにどうするかを1つだけ決めて渡してください。まず頭を守ること、大人の言うことを聞き、近くに大人がいなければ広いところへ行くこと、家族に会えなくても集合場所で待ち探しに行かないことの3つです。3つ目がいちばん伝えにくく、いちばん大事です。

Q. 引き取り訓練の前に確認することはありますか?

誰が迎えに行くか、行けない場合の代わりは誰か、学校に届け出ている引き取り者に祖父母が入っているか、職場から学校まで実際に何分かかるか、そしてきょうだいが別の学校や園にいる場合どちらを先に迎えに行くかです。最後の1つは実際に起きると迷うので、先に順番を決めておいてください。

Q. 備蓄はどれくらい必要ですか?

水は1人1日3リットルが目安とされています。ただし防災の日にやることは買い足しではなく、いま何日分あるかを数えることです。数えると思ったより少ないと分かり、それが分かれば十分です。賞味期限が切れているものは今日の夕食で食べる、というやり方(ローリングストック)が続きます。

次にやること

① こども防災ガイドを一緒に見るじしん・つなみ・かじ・大雨。図で説明しています。 ② 台風のことを知る9月は上陸がいちばん多い月。数日前から備えられます。 ③ 連絡ボードに書いておく集合場所と連絡先を、家族で共有できる形に。

あわせて読みたい

出典:防災の日および防災週間は、1960年(昭和35年)の閣議了解にもとづきます。防災の日は9月1日、防災週間は8月30日から9月5日までです。避難場所の指定、引き取り訓練の運用、災害用伝言ダイヤルの体験利用日については、お住まいの市区町村・学校・通信事業者の案内をご確認ください。