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6年理科「月の形と太陽」ここでつまずきます

月の満ち欠けは、小学校の理科でいちばん差がつく単元です。教室で1回説明を聞いただけでは、頭の中で立体が回りません。反対に、家で5分の確かめを2回やった子は、中学受験まで忘れません。

📅 いつ学校で習うか(教科書の会社べつ)

教科書単元名ならう時期
東京書籍『新編 新しい理科6』5 月の形と太陽9月上旬〜中旬
啓林館『わくわく理科6』6 月と太陽10月下旬〜11月上旬

出典 各社の令和6年度 年間指導計画(標準的な案)。2026年9月21日確認。学校や地域で前後します。

この単元でやること

月は自分で光っていません。太陽の光を受けて、光っている側だけが見えています。地球から見たときに、月と太陽がどの位置にあるかで、見える形が変わる。学校ではこれを、ボールに光を当てるモデル実験で確かめます。

合わせて、新月から三日月、上弦、満月、下弦と、約29.5日でひとまわりすることも学びます。

⚠️ つまずきの正体

1つめ。「月が地球のかげに入るから欠ける」と覚えてしまう子が、毎年たくさんいます。それは月食の説明で、満ち欠けとは別です。欠けて見えるのは、光が当たっている面を斜めから見ているからです。

2つめ。形は覚えたのに、見える時刻と方角が言えない。三日月は夕方の西の空、満月は夕方に東からのぼって真夜中に南、というように、形と時刻と方角はセットです。

3つめ。図が平面のままで、立体で回せていない。教科書の図は上から見た絵なので、そこに自分を置けないと、いつまでも当てずっぽうになります。

🏠 家で10分でできること

用意するもの ボール(みかんでも可)と、スマホのライト。

暗くした部屋で、お子さまにボールを持って腕をのばしてもらい、大人がライトを当てます。お子さまはその場でゆっくり1回転。ボールの光って見える形が、三日月から半月、満月へと変わります。自分が地球、ボールが月、ライトが太陽です。これを1回やるだけで、平面の図が立体になります。

そのあと、夕方に外へ出て、実際の月の形と、太陽がしずんだ方角をならべて見てください。「光っている側に太陽がある」が、その場で確かめられます。

✅ テスト前に、この3つを口で言えるか

  1. 月はどうして光って見えるのか(太陽の光を受けてはね返しているから)
  2. 三日月は、いつ、どの空に見えるか(夕方、西の低い空)
  3. 満月のとき、太陽と月と地球はどうならんでいるか(太陽、地球、月の順で、月は太陽の反対側)

🎯 中学受験ではこう出ます

月は中学入試の理科で最頻出の1つです。「ある日の夕方、南の空に半月が見えた。1週間後の同じ時刻には、どの方角にどんな形の月が見えるか」のように、形・時刻・方角の3つを組み合わせて問われます。

約29.5日で一周するので、1日あたり約12度、東へずれていきます。この数字を使う計算も出ます。6年の秋にここを立体で理解できていると、冬の演習が別物になります。

太陽は、あと何年もえ続けるの?(教科書の一歩先)

中心 約1500万度表面 約6000度いまの太陽は約46億才あと約50億年かがやくいまは「折り返し」あたり水素→ヘリウム(核融合)

答え:およそ50億年と考えられています。太陽は火が燃えているのではなく、中心で水素どうしがくっついてヘリウムになるときに、ものすごい熱と光を出しています。この材料はまだたっぷり残っています。太陽ができてから今までがおよそ46億年なので、いまはちょうど折り返し地点のあたりです。

「燃える」と「核融合」はちがいます。ものが燃えるのは酸素と結びつくことですが、宇宙には酸素も空気もありません。太陽の中心はおよそ1500万度と高温高圧で、水素の原子核どうしが押しつけられてくっつきます。このときほんの少しだけ重さが減り、その分が莫大なエネルギーになります。太陽の中心で生まれた光は、まわりの物質にぶつかりながら進むので、表面に出てくるまでに何万年もかかると考えられています。つまり、いま私たちが浴びている光のもとは、大むかしに作られたものです。表面を出てからは、地球まで約8分20秒。もし太陽が急に消えても、8分20秒のあいだ、私たちは気づきません。

💡 へえ!

太陽が急に消えても、地球の私たちが気づくまでに8分20秒かかる。その8分間、世界は何も知らずにいつもどおり動いている。授業のちょうど1問ぶんくらいの時間だ。

🏠 家でためせること

晴れた日に外へ出て、顔に当たる日ざしを感じてみよう。そのあたたかさは、1億5000万キロ先から8分20秒かけて届いたものです。目では絶対に太陽を見ないこと。

❓ よくある質問

Q. 太陽の中心と表面の温度は、どれくらいですか?

中心はおよそ1500万度、表面はおよそ6000度と考えられています。中心の高い温度と圧力の中で、水素がヘリウムに変わるときに、熱と光が生まれます。

Q. 太陽の光は、地球に届くまでにどのくらいかかりますか?

およそ8分20秒です。太陽と地球はおよそ1億5000万キロはなれていて、光はその間を約8分20秒で進みます。

中学入試では、こう出ました(中学受験 理科)

学校が公式サイトで公開している入試問題を読み、この単元から何が問われたかを書き出しました。問題そのものは、学校公式のPDFで見られます。

よく聞かれるのは、「実験の結果から何が言えるか」と「身近なできごとを、習ったしくみで説明する」問いです。用語を覚えるだけでなく、家で見たことを単元のことばで言いかえる練習が、そのまま得点につながります。

きょうのかがくで、この単元の話を読む

出典:各校の公式サイトで公開されている入試問題(確認日は2026年10月16日)。問題文は書き写さず、何を問うたかを編集部の言葉でまとめています。

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