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5年理科「もののとけ方」水の量と温度

食塩は温度を上げてもあまり多くとけない。ミョウバンは温度を上げるとよくとける。この2つのちがいが、この単元のすべてです。

📅 いつ学校で習うか(教科書の会社べつ)

教科書単元名ならう時期
東京書籍『新編 新しい理科5』7 物のとけ方11月中旬〜12月下旬
啓林館『わくわく理科5』8 もののとけ方1月中旬〜2月中旬

出典 各社の令和6年度 年間指導計画(標準的な案)。2026年9月21日確認。学校や地域で前後します。

この単元でやること

ものが水にとけても全体の重さは変わらないこと。水の量を増やすととける量が増えること。温度を上げたときに、とける量がどう変わるかは、とかすものによってちがうこと。そして、とけたものを取り出す方法(冷やす、水を蒸発させる)を学びます。

⚠️ つまずきの正体

1つめ。とけて見えなくなると、重さも減ると思ってしまう。全体の重さはとかす前と後で同じです。

2つめ。「水の量」と「水の温度」の2つの条件が混ざる。一度に1つだけ変えて調べる、というやり方をここで固めます。

3つめ。ろ過の器具の使い方。ろうとの先をビーカーのかべにつける、液はガラス棒を伝わらせる。この操作がそのままテストに出ます。

🏠 家で10分でできること

用意するもの コップ、湯と水、食塩、氷砂糖かミョウバン、キッチンスケール。

コップと水と食塩を先にまとめて量り、とかしたあとにもう一度量ります。数字が変わらないことが自分の目で見えます。そのあと、同じ量の水と湯に食塩をとかしてみて、とける量がほとんど変わらないことを確かめます。

✅ テスト前に、この3つを口で言えるか

  1. ものが水にとけたとき、全体の重さはどうなるか(変わらない)
  2. とける量を増やすには、どうすればよいか(水の量を増やす。ものによっては温度を上げる)
  3. とけたものを取り出す方法を2つ(冷やす、水を蒸発させる)

🎯 中学受験ではこう出ます

入試では、溶解度の表やグラフを読み、何gとけ残るか、冷やすと何g出てくるかを計算させる問題が頻出です。水100gあたりで考える、という一手が分かれば解けます。

6年の水よう液の性質にもつながるので、5年でグラフの読み方を身につけておくと有利です。

海の水は、なぜしょっぱいの?(教科書の一歩先)

① 岩② 雨③ 川が運ぶ④ 海にたまる ⑤ 水だけ蒸発塩は残る → しょっぱい

答え:陸の岩にふくまれていた成分が、雨と川で長い時間かけて運ばれてきたからです。水は海から蒸発しますが、とけている成分は残ります。それがくり返されて、少しずつ濃くなりました。海底の火山から出る成分もまざっています。しょっぱさのもとは、おもに塩化ナトリウム、つまり食塩です。

川の水はしょっぱくありません。とけている量がとても少ないからです。それでも何億年も注ぎ続ければ、たまります。3月8日に読んだとおり、水は蒸発して雲になり、雨になって戻りますが、とけている成分は蒸発しません。だから海に残り続けます。ただし、海の塩分はどんどん濃くなり続けているわけではありません。塩分の一部は海底に沈んで岩になったり、しぶきとなって陸に戻ったりします。入る量と出る量がつり合っていて、長い目で見ると、ほぼ一定に保たれていると考えられています。ちなみに海水の塩分は、場所によって少しちがいます。雨の多い場所や大きな川の河口はうすく、蒸発の多い場所は濃い。死海のようにとても濃い湖もあり、そこでは体が浮きます。

💡 へえ!

水は蒸発するが、とけている塩は蒸発しない。この単純なちがいだけで、何億年かけて海はしょっぱくなった。毎日ほんの少しずつ、いまも塩は運ばれ続けている。

🏠 家でためせること

水に食塩をとかし、皿に入れて日なたに置いておこう。水が蒸発したあと、塩だけが残ります。海で起きていることの縮小版です。

❓ よくある質問

Q. 川の水は、なぜしょっぱくないのですか?

川にも岩の成分はとけていますが、その量がとても少ないからです。それが何億年も海に注ぎ続け、海では水だけが蒸発するので、成分がたまってしょっぱくなりました。

Q. 海の塩分は、だんだん濃くなっているのですか?

どんどん濃くなっているわけではありません。塩分の一部は海の底にしずんだり、しぶきで陸にもどったりして、入る量と出る量がつり合い、長い目で見るとほぼ一定だと考えられています。

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