中学受験の合格発表の日、子どもにかける言葉──不合格の日・合格の日・全部終わった日
その日の言葉は、その場で考えると、どうしても顔に出てしまいます。だから、落ち着いているうちに読んでおくためのページです。どの結果の日にも、最初の一言と、その日の段取りを置きました。
不合格だった日
子どもがいちばん聞きたくないのは、「なぜだめだったか」です。それは、本人がいちばん分かっています。この日は、結果ではなく、ここまでの日々に言葉を向けます。泣きたいときは、泣いていい日です。
最初の一言 「ここまで、ほんとうによくがんばったね」
その日やること あたたかいごはんと、いつもの時間。好きなものを1つ食卓に。
しないほうがいいこと 原因さがし(あの問題、あの日の勉強)。「だから言ったのに」。ほかの子の結果の話。親が長く落ちこんだ姿を見せつづけること。
次の日も受験がある夜
2月は、発表の夜に次の受験がひかえていることがあります。この夜の目的は1つ、明日の朝、ふつうに家を出ることです。ふり返りは、すべてが終わってからで間に合います。
その夜やること 夕ごはん、お風呂、いつもより早く寝る。明日の受験票・持ち物・出る時刻は、大人が確かめる。出願や手続きは、段取り表のとおりに。
寝る前の一言 「明日は明日の問題。いつもどおりでいいよ」
しないほうがいいこと 夜おそくまでの見直し。明日の学校の過去問を急いで解かせること。
合格した日
思いきり一緒に喜んでください。そのうえで、2つだけ気をつけます。1つは、まわりには、まだ結果が出ていない子や、思うような結果でなかった子もいること。学校や塾、SNSでいつ、だれに伝えるかは、家族で決めます。もう1つは、入学手続きの締切です。
最初の一言 「おめでとう。毎日の積み重ねが届いたね」
その日やること 入学手続きの締切の日時と払い方を、段取り表で確かめる。ほかの学校の受験を続けるかどうかも、ここで家族で確かめる。
しないほうがいいこと 友だちの前で結果を話すよう、子どもに求めること。
全部終わった日(進学先が決まった日)
第一志望の学校でも、そうでなくても、進学先で過ごす6年間は、これから子どもがつくっていくものです。「この学校でよかった」は、入学の日に決まるのではなく、通いながら少しずつ育っていきます。
これからやること 入学前の説明会で先輩の様子を見る。学校のページで、部活や行事を一緒に見る。「ここで何をしてみたい?」と聞く。
かけたい一言 「受験で身についた力は、ぜんぶ持っていけるよ。毎日机に向かえたこと、計画を立てられたこと」
しないほうがいいこと 「本当は○○に行けたのに」と、進学先とほかの学校をくらべること。
公立中学校に進むことになったとき
受験をしてきたことは、むだにはなりません。割合、比、速さ、長い文章を読む力。受験のために学んだことは、中学校の学習でそのまま使えます。3月は、生活のリズムをもどしながら、好きなことに時間を使える大切な時期です。→ 中学生になる準備
よくある質問
不合格だったとき、最初に何と言えばいいですか?
結果ではなく、ここまでの努力に向けた一言がおすすめです。たとえば「ここまで、ほんとうによくがんばったね」。前もって家族で決めておくと、顔に出る前に言葉が出ます。
次の日も受験があるとき、その夜はどう過ごせばいいですか?
原因を話し合うのは、すべてが終わってからにします。夕ごはんを食べ、お風呂に入り、いつもより早く寝ることを優先します。次の日の持ち物と出る時刻は、大人が確かめておきます。
第一志望ではない学校に進むことになりました。
その学校を「好きになっていく」ための行動を、子どもと一緒に1つずつ重ねます。入学前の説明会で先輩の様子を見る、部活や行事を一緒に調べる、「ここで何をしてみたい?」と聞く。進学先で過ごす6年間は、これから子どもがつくっていくものです。
このページは、スクールコンパス編集部が書いたものです。体験談ではありません。入学手続きの締切や方法は、必ず各校の募集要項・合格者向けの案内でご確認ください。