🇨🇿 チェコってどんな国? ── 世界の国まるわかり
ワールドカップ2026に出場するチェコ。中央ヨーロッパにある内陸国だよ。首都プラハは「百塔(ひゃくとう)の街」とよばれる、おとぎ話のように美しい世界遺産の古都。社会科や中学受験につながる話がいっぱい。
公開:2026年6月24日/最終更新:2026-06-26 ・ 発行:スクールコンパス編集部
⚽ 20年ぶりの出場
チェコは、20年ぶり(2006年以来)に本大会へ出場。むかしのチェコスロバキア時代をふくめると、ワールドカップで準優勝2回(1934年・1962年)という長い歴史をもつ国だよ。
📋 チェコ 基本データ
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国旗のひみつ:白と赤の横2色に、旗ざお側の青い三角を組み合わせたデザイン。むかし1つの国だったチェコスロバキアから、そのまま受けつがれた色なんだ。
チェコの国旗。白と赤の横2色に、旗ざお側の青い三角を組み合わせたデザイン。むかしのチェコスロバキアから受けつがれた色なんだ。
- 首都
- プラハ(「百塔の街」とよばれる世界遺産の古都)
- 場所
- 中央ヨーロッパ。ドイツ・ポーランド・スロバキア・オーストリアの4か国にかこまれた内陸国。西のボヘミア地方と東のモラビア地方からなる。
- 人口
- 約1050万人
- 面積
- 約7万8866km²(日本の約5分の1。北海道より小さく、九州より広い)
- 言語
- チェコ語(スラブ系の言葉)
- お金
- チェコ・コルナ(EU加盟国だが、ユーロではない)
- 政治
- 共和制(大統領がいる)
- 東京との時差
- 約-8時間(夏のサマータイム中は-7時間)
🗺️ どこにある国?
ヨーロッパの真ん中、ドイツの東どなりにある内陸国。海はなく、4つの国にかこまれている。首都プラハは国の西よりにあり、ヴルタヴァ川(モルダウ)が流れているよ。
🌎 どんな国?(やさしい紹介)
チェコは、ヨーロッパのほぼ中央にある内陸国。西のボヘミア地方と東のモラビア地方からできている。森や古いお城、そして美しい古都が数多く残る、歴史と文化のゆたかな国だよ。
とくに有名なのが首都プラハ。戦争のひがいが少なかったため、中世の街並みがそのまま残っていて、街ぜんたいが世界遺産になっている。じつはこのチェコ、むかしはチェコスロバキアという1つの国だったのが、平和的に分かれてできた国でもあるんだ。
🏰 プラハ ── 百塔の街・世界遺産
チェコの首都プラハは、たくさんの尖塔(せんとう=とがった塔)が空にならぶことから「百塔の街」とよばれる、世界でも指おりの美しい街。まるでおとぎ話の世界みたいなんだ。
首都プラハは「百塔(ひゃくとう)の街」とよばれ、たくさんの尖塔(とがった塔)が空にならぶ。プラハ城やカレル橋など、中世の街並みがそのまま残り、街ぜんたいが世界遺産になっているよ。
プラハには、丘の上の大きなプラハ城、ヴルタヴァ川(モルダウ)にかかるカレル橋、ゴシックやバロックなど、いろいろな時代の建物がそのまま残っている。戦争のひがいが少なかったおかげで、1000年以上の歴史の街並みが今も生きていて、街ぜんたいがユネスコの世界遺産になっているんだよ。
🎓 中学受験メモ:世界遺産は、ユネスコ(国連の機関)が、人類みんなで守るべき大切な宝物として登録するもの。プラハのように「街ぜんたい」が世界遺産になっている例もある。文化を守り、観光にも生かす考え方とあわせておさえよう。
🕊️ チェコスロバキアからチェコへ ── 平和的に分かれた国
チェコのいちばんおもしろい歴史が、国の「分かれ方」。じつはチェコは、もともと別の国だったわけではないんだ。
チェコは、むかしは「チェコスロバキア」という1つの国だった。1993年、戦争ではなく話し合いで、チェコとスロバキアの2つの国に平和的に分かれた。これは「ビロード離婚」とよばれているよ。
むかし、チェコはとなりのスロバキアといっしょに「チェコスロバキア」という1つの国だった。でも、考え方や文化のちがいから、1993年に2つの国に分かれることになった。このとき、争いや戦争ではなく、話し合いによって平和的に分かれたんだ。あまりにおだやかな分かれ方だったので、「ビロード離婚」(ビロードはなめらかな布のこと)とよばれているよ。
🎓 中学受験メモ:1989年ごろ、東ヨーロッパの国ぐにでは大きな変化が起きた(ソ連の力が弱まり、各国が自由になっていった)。その流れの中で、チェコスロバキアは平和的に2つに分かれた。国どうしのもめごとを、話し合いで解決した例としておぼえておこう。
👀 じつはこれもチェコ!
知るともっとチェコが好きになる、あれこれ。
- 🍺 ビール大国:国民一人あたりのビール消費量が世界一といわれる。世界に広まった「ピルスナー」はチェコ生まれだよ。
- 🥃 ボヘミアングラス:すきとおったガラスに細かいカットをほどこした、美しい工芸品が有名。
- 🚗 ものづくりの国:自動車などの工業がさかんで、日本の会社もたくさん進出している。
- 🎻 音楽の国:「モルダウ」のスメタナ、「新世界より」のドヴォルザークなど、有名な作曲家を生んだ国。
🎓 社会・中学受験につながるポイント
チェコは、社会科や中学受験の「ヨーロッパ・世界遺産・東欧の歴史」とつながる国。ポイントを整理しよう。
- 地理中央ヨーロッパの内陸国:ドイツ・ポーランド・スロバキア・オーストリアにかこまれ、海がない。
- 社会世界遺産の古都プラハ:百塔の街。中世の街並みが街ぜんたいで世界遺産。
- 時事チェコスロバキアから平和的に分離:1993年、話し合いでチェコとスロバキアに分かれた。
- 社会EU加盟だがコルナ:2004年にEUに加盟。お金はユーロではなく自国通貨コルナ。
- 地理ボヘミアとモラビア:西のボヘミア地方と東のモラビア地方からなる。
- 社会工業の国:自動車・ガラス・ビールなど、ものづくりがさかんな工業国。
👨👩👧 親子でチャレンジ
- 🗺️ 地図でさがそう:地図帳でチェコと首都プラハを見つけて、まわりの4か国(ドイツ・ポーランド・スロバキア・オーストリア)もさがしてみよう。
- 🏰 世界遺産を調べよう:プラハのほかに、日本やほかの国の「街ぜんたいが世界遺産」の場所があるか調べてみよう。
- 🤝 平和な分かれ方を考えよう:戦争ではなく話し合いで国が分かれるのは、どんないい点があるか家族で話してみよう。
- 🎻 音楽を聴いてみよう:スメタナの「モルダウ」を聴いて、ヴルタヴァ川の流れを思いうかべてみよう。
🧠 腕だめしクイズ(タップで答え)
「百塔の街」とよばれる、チェコの首都はどこ?
答え:プラハ。街ぜんたいが世界遺産だよ。
チェコは、むかしどんな名前の国の一部だった?
答え:チェコスロバキア。1993年にチェコとスロバキアに分かれたよ。
1993年、チェコスロバキアはどんなふうに2つに分かれた?
答え:戦争ではなく、話し合いで平和的に(「ビロード離婚」)。
チェコのお金は? EUに加盟しているけれど、ユーロではないよ。
答え:チェコ・コルナ。自分の国のお金を使っているんだ。
チェコが国民一人あたりの消費量で世界一といわれる飲み物は?
答え:ビール。「ピルスナー」はチェコ生まれだよ。
❓ よくある質問
Q. チェコの首都はどこ?
A. プラハです。「百塔の街」とよばれ、街ぜんたいが世界遺産の古都です。
Q. むかしはどんな国?
A. チェコスロバキアという1つの国でした。1993年に話し合いで、チェコとスロバキアに平和的に分かれました。
Q. お金はユーロ?
A. いいえ、チェコ・コルナです。EUには加盟していますが、ユーロは使っていません。
Q. 何で有名?
A. 世界遺産の古都プラハ、ボヘミアングラス、そしてビールで有名です。
🔬 チェコを、夏の自由研究・新聞にまとめよう
W杯で気になったチェコを、この夏の自由研究のテーマにしてみよう。①国旗と位置 ②有名なもの・食べもの ③日本とのちがい、を調べて新聞にまとめれば、りっぱな社会の自由研究になります。「いつ・どこ・なにが」を書いて、見出しをつけるだけ。