補正予算(ほせいよさん)とは? 小学生にもわかるやさしい解説
補正予算とは、年度のはじめに決めた予算(本予算)のあとから、急な物価高や災害など、予想していなかった出来事に対応するために追加でつくられる予算のことです。本予算と同じように、国会の議決で成立します。
🧾 本予算と補正予算は何が違うの?
国の予算は、ふつう年度が始まる前に1年分をまとめて決めます。これが本予算(当初予算)です。ところが、年度の途中で急な物価高や大きな災害が起きると、本予算だけではお金が足りなくなることがあります。そこで追加でつくるのが補正予算です。
補正予算も本予算と同じく、内閣が案をつくり、国会(衆議院と参議院)の議決を経て成立します。「あとから追加する」とはいえ、国民の代表が話し合って決めるという手続きは変わりません。
💴 お金はどこから来るの? ── 赤字国債との関係
追加のお金が必要でも、税金の収入がすぐに増えるわけではありません。そこで多くの場合、国が国債という借金の証書を発行してお金を集めます。とくに、税収の不足を補うための国債を赤字国債と呼びます。借金なので、いつか返さなければならず、その負担は将来の世代に引きつがれます。
「いま困っている人を助ける」ことと「将来の負担を増やさない」こと。補正予算のニュースでは、この2つのバランス(トレードオフ)がいつも議論になります。
📰 2026年のニュースでは
2026年6月5日、物価高対策を中心とする総額3兆1135億円の補正予算が参議院本会議で成立しました。ガソリン代や電気・ガス代の負担を軽くする支援などが盛りこまれ、財源は全額が赤字国債です。「いまの家計を助ける効果」と「将来世代の負担」の両面から考えることが大切です。
❓ よくある質問
Q. 補正予算は1年に何回もつくれるのですか?
A. 回数に決まりはなく、必要があれば同じ年度に複数回つくられることもあります。そのたびに国会の議決が必要です。
Q. 補正予算のお金はどこから来るのですか?
A. 税収に余りがあればそれを使いますが、足りない場合は国債(国の借金)を発行して集めます。2026年6月に成立した補正予算は、全額が赤字国債でまかなわれました。
Q. 2026年6月の補正予算には何が盛りこまれましたか?
A. 物価高から家計を守るためのガソリン代や電気・ガス代の支援、中東情勢の変化に備える予備費などが盛りこまれ、総額は3兆1135億円でした。
📰 「補正予算」は2026年6月12日号(物価高対策・3兆1135億円が成立)で取り上げた用語です。 最新のニュースは 小学生しんぶん最新号(5・6年生版)、月ごとの時事問題の総整理は 中学受験 時事問題まとめ で確認できます。