東京のまわりの県に日本一の野菜が多いのはなぜ? 「きょり」で考えるとすっきり分かるよ。
🚚 近郊農業とは、東京や大阪などの大都市の近くで、野菜・花・卵などを作り、新鮮なうちに届ける農業
代表は東京のまわりの茨城県・千葉県・埼玉県。茨城県はメロン・ピーマン・はくさいなど、千葉県はだいこん・落花生などで日本一です。
🧭 地図で見るよいところ課題輸送園芸農業とのちがい入試の出方クイズ
赤い点線は東京からのおおよそのきょり。茨城・千葉・埼玉の畑の多くは東京から100km前後の範囲にあり、トラックで数時間あれば市場に届きます。
| 県 | 生産量(出荷量)日本一の品目 |
|---|---|
| 茨城県 | はくさい・ピーマン・メロン・れんこん・ねぎ・こまつな・みずな・ちんげんさい・くり |
| 千葉県 | だいこん・かぶ・日本なし・落花生・みつば・さやいんげん |
| 埼玉県 | さといも |
農林水産省の令和7年産(2025年産)の統計。くりは果樹、落花生は令和6年産。
① 新鮮なうちに届けられる
とった日や次の日にお店に並べられます。葉もの野菜(ほうれんそう・こまつななど)や卵・牛乳のように、新しさが大事なものに向いています。
② 運ぶお金(輸送費)が安い
きょりが近いので、トラックの燃料代などが少なくてすみます。
③ 1年に何回も作れる
市場が近く、いろいろな野菜を季節ごとに作り分けられます。
土地が高く、畑がへりやすい
都市の近くは家や工場を建てたい人が多く、土地のねだんが高くなります。畑が住宅地に変わっていくことがあります。
農家の高齢化と後継ぎ
全国と同じく、農業をする人の高齢化と後継ぎ不足が課題です。
高知県や宮崎県のように、大都市から遠い県で野菜を作り、保冷トラックやフェリーで遠くまで運ぶ農業を「輸送園芸農業」といいます。冬もあたたかい気候を生かし、ほかの産地が少ない時期に出すくふう(促成栽培)をして、運ぶお金がかかっても売れるようにしています。
| 近郊農業 | 輸送園芸農業 | |
|---|---|---|
| 場所 | 大都市の近く(茨城・千葉・埼玉など) | 大都市から遠い(高知・宮崎など) |
| 強み | 新鮮・輸送費が安い | あたたかい気候で冬に出せる |
| 例 | ピーマンの夏の出荷(茨城) | ピーマンの冬の出荷(宮崎・高知) |
「近郊農業の利点を説明しなさい」という記述問題がよく出ます。「大都市に近いので、新鮮なうちに安い輸送費で出荷できる」の2つ(新鮮・輸送費)を入れて書こう。東京の市場に入るピーマンの月別のグラフで、夏は茨城、冬は宮崎・高知が多いことを読みとる問題もよく出ます。
こたえ:近郊農業
こたえ:茨城県・千葉県・埼玉県など
こたえ:新鮮なうちに出荷できる/輸送費が安い
こたえ:輸送園芸農業
こたえ:茨城県
🍈 メロンの産地(1位茨城) 🥬 レタスの産地リレー 🥚 卵の産地 🥇 生産量日本一の早見表 🗾 関東地方の地図 茨城県の有名なもの
日本一の品目は農林水産省「野菜生産出荷統計」「果樹生産出荷統計」令和7年産、「作物統計調査」令和6年産(落花生)の公表値をもとにスクールコンパス編集部が確認(2026年11月6日)。きょりの円は地図上のおおよその目安です。
東京や大阪などの大都市の近くで、野菜・花・卵・牛乳などを作り、新鮮なうちに大都市へ出荷する農業です。
東京のまわりの茨城県・千葉県・埼玉県などです。大阪のまわりや名古屋のまわりでも行われています。
大都市に近いので、新鮮なうちに、安い輸送費で出荷できることです。
土地のねだんが高く、畑が住宅地に変わりやすいことや、農家の高齢化です。
輸送園芸農業は、高知県や宮崎県など大都市から遠い県で作り、保冷トラックなどで遠くへ運ぶ農業です。