🇧🇦 ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国? ── 世界の国まるわかり

ワールドカップ2026に出場するボスニア・ヘルツェゴビナ。ヨーロッパ南東部のバルカン半島にある国だよ。3つの民族・3つの宗教の人びとがともにくらし、首都サラエボや、平和のシンボルモスタールの橋で知られているんだ。社会科や中学受験につながる話がいっぱい。

公開:2026年6月24日/最終更新:2026-06-26 ・ 発行:スクールコンパス編集部

⚽ 12年ぶりの出場 ボスニア・ヘルツェゴビナは、2大会ぶり(2014年大会以来)に本大会へ出場した、ねばり強いチーム。これが2回目の出場で、国の人びとの大きな誇りになっているよ。

📋 ボスニア・ヘルツェゴビナ 基本データ

🇧🇦 国旗のひみつ:青地に黄色い三角と、ななめにならぶ白い星。三角は国をつくる3つの民族を、星はヨーロッパの一員であることを表しているよ。
青地に黄色い三角と、白い星のならび 三角は3つの民族、星はヨーロッパの一員であることを表す
ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗。青地に黄色い三角と、白い星のならび。三角は国をつくる3つの民族を、星はヨーロッパの一員であることを表しているよ。
首都
サラエボ(「ヨーロッパのエルサレム」とよばれる。1984年に冬季オリンピックを開いた)
場所
ヨーロッパ南東部のバルカン半島。北と西をクロアチア、東をセルビア、南をモンテネグロと接する、ほぼ内陸の国。
人口
約330万人
面積
約5万1千km²(国土の多くが山地)
言語
ボスニア語・クロアチア語・セルビア語の3つ
お金
兌換(だかん)マルク(ユーロではない。EU加盟をめざす候補国)
宗教
イスラム教・セルビア正教・カトリックの3つが中心
東京との時差
約-8時間(夏のサマータイム中は-7時間)

🗺️ どこにある国?

ヨーロッパ南東部、バルカン半島の北西部。まわりをクロアチア・セルビア・モンテネグロにかこまれ、海に面するのはネウムの約20kmだけ。首都サラエボは国の中ほどの山あいにあるよ。

🌎 どんな国?(やさしい紹介)

ボスニア・ヘルツェゴビナは、ヨーロッパ南東部のバルカン半島にある、山の多い国。となりのクロアチアと同じように、むかしは「ユーゴスラビア」という大きな国の一部で、1992年に独立したんだ。

この国のいちばんの特ちょうは、3つの民族・3つの宗教の人びとが、一つの国でいっしょにくらしていること。むかしは民族の間で争いもあったけれど、今は平和を大切にしながら、力を合わせて国づくりを進めているよ。世界遺産のモスタールの橋は、その平和のシンボルなんだ。

🕌 多民族・多宗教が出会う国

ボスニア・ヘルツェゴビナを知るうえで、いちばん大事なのが「いろいろな民族・宗教の人がいっしょにくらしている」ということ。これは世界でもめずらしい、この国ならではの特ちょうだよ。

多民族・多宗教が出会う国 3つの民族・3つの宗教が、1つの国でくらす イスラム教 ボシュニャク人 セルビア正教 セルビア人 カトリック クロアチア人 首都サラエボは「ヨーロッパのエルサレム」 モスクも正教会もカトリック教会も、近くにならんで建っている
ボスニア・ヘルツェゴビナには、ボシュニャク人(イスラム教)・セルビア人(セルビア正教)・クロアチア人(カトリック)という3つの民族・3つの宗教の人びとがくらしている。首都サラエボでは、モスクも教会も近くにならんで建ち、「ヨーロッパのエルサレム」とよばれているよ。

この国には、おもにボシュニャク人(多くはイスラム教)、セルビア人(多くはセルビア正教)、クロアチア人(多くはカトリック)という3つの民族がくらしている。首都サラエボでは、モスク・正教会・カトリック教会・シナゴーグが近くにならんで建っていることから、「ヨーロッパのエルサレム」とよばれているんだ。ちがう文化の人びとが、同じ街でとなり合ってくらしているんだよ。

🎓 中学受験メモ:いろいろな民族がくらす国を「多民族国家」という。バルカン半島は、たくさんの民族や宗教が入りまじり、歴史の中でたびたび争いも起きたことから「ヨーロッパの火薬庫」とよばれた。ちがいをみとめ合って共に生きる大切さを考えよう。

🌉 モスタールの橋 ── 人をつなぐ平和のシンボル

ボスニア・ヘルツェゴビナで、いちばん有名な世界遺産がモスタールの橋。じつはこの橋には、平和をねがう大切な物語があるんだ。

モスタールの橋「スタリ・モスト」 ネレトヴァ川 高い石づくりのアーチ橋 こわされても、また架けなおされた「人をつなぐ橋」 平和のシンボルとして世界遺産になっている
モスタールの街にかかる高い石橋「スタリ・モスト(古い橋)」。一度こわされてしまったが、世界の人びとの力でまた架けなおされた。今では、人と人をつなぐ平和のシンボルとして、世界遺産になっているよ。

モスタールの街を流れる川には、400年以上前につくられた高い石橋「スタリ・モスト(古い橋)」がかかっていた。この橋は、川の両がわにくらすちがう民族の人びとをつないでいたんだ。けれども紛争のときに、橋は一度こわされてしまった。その後、世界中の人びとが力を合わせて、もとどおりに架けなおした。今では、この橋は「人と人をつなぐ平和のシンボル」として、世界遺産になっているよ。

🎓 中学受験メモ世界遺産には、自然や建物だけでなく、「平和の大切さ」を世界に伝える意味をもつものもある(日本では原爆ドームなど)。こわされたものを、みんなで力を合わせてもう一度つくる――そこにこめられた願いを考えてみよう。

👀 じつはこれもボスニア・ヘルツェゴビナ!

知るともっとこの国が好きになる、あれこれ。

🎓 社会・中学受験につながるポイント

ボスニア・ヘルツェゴビナは、社会科や中学受験の「バルカン・多民族・平和」とつながる国。ポイントを整理しよう。

👨‍👩‍👧 親子でチャレンジ

🧠 腕だめしクイズ(タップで答え)

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都はどこ? 冬季五輪も開いた街だよ。
答え:サラエボ。「ヨーロッパのエルサレム」ともよばれるよ。
この国には、いくつの民族・宗教の人びとが中心にくらしている?
答え:3つ(ボシュニャク人・セルビア人・クロアチア人/イスラム教・正教・カトリック)。
こわされた後に架けなおされた、モスタールの世界遺産の橋の名前は?
答え:スタリ・モスト(古い橋)。平和のシンボルだよ。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、むかしどんな大きな国の一部だった?
答え:ユーゴスラビア。1992年に独立したよ。
たくさんの民族や宗教が入りまじるバルカン半島は、むかし何とよばれた?
答え:ヨーロッパの火薬庫。争いが起きやすい地いきといわれたよ。

❓ よくある質問

Q. 首都はどこ?

A. サラエボです。1984年に冬季オリンピックを開いた都市で、「ヨーロッパのエルサレム」ともよばれます。

Q. どんな民族・宗教の国?

A. ボシュニャク人・セルビア人・クロアチア人の3つの民族と、イスラム教・正教・カトリックの3つの宗教が中心の多民族国家です。

Q. スタリ・モストとは?

A. こわされた後に架けなおされた、モスタールの世界遺産の石橋で、平和のシンボルです。

Q. EUに加盟している?

A. まだです。EU加盟をめざす『候補国』の段階で、お金は兌換マルクです。

🔬 ボスニア・ヘルツェゴビナを、夏の自由研究・新聞にまとめよう

W杯で気になったボスニア・ヘルツェゴビナを、この夏の自由研究のテーマにしてみよう。①国旗と位置 ②有名なもの・食べもの ③日本とのちがい、を調べて新聞にまとめれば、りっぱな社会の自由研究になります。「いつ・どこ・なにが」を書いて、見出しをつけるだけ。

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