運営:株式会社日本入試センター(代ゼミグループ)/首都圏・関西圏に約50校舎を展開
中学受験界の最高峰として知られる、御三家・最難関中合格者数で他塾を圧倒する集団指導塾。2026年度入試では小6在籍5,969名(第37期卒塾生)(第37期)から開成229名・桜蔭174名・麻布176名・筑駒71名・駒場東邦143名・女子学院151名・雙葉55名・豊島岡229名と圧倒的な合格実績を出した。最大の特徴は『考えさせる授業』『復習主義(予習禁止)』『学力別10〜20クラスの細分化(α1, α2…)』『毎週変動するクラス昇降』の4点。テキストは毎週配布のオリジナル『デイリーサピックス』。1989年設立、TAP進学教室から独立した看板教師が立ち上げ、設立初年度から難関中で実績を出し続けている。
▶ 比較対象:早稲田アカデミー(NN志望校別)/日能研(中堅校・全国展開)/四谷大塚(予習シリーズ)/グノーブル(少数精鋭)/浜学園(関西)
| 塾名 | SAPIX小学部(サピックス小学部) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社日本入試センター(代ゼミグループ) |
| 創立 | 1989年(前身:TAP進学教室から独立)/2026年で第37期 |
| 対象学年 | 小学1年生〜小学6年生 |
| 指導形態 | 集団指導(少人数クラス15〜20名) |
| 主要コース | 低学年(小1〜3/算国)/中学年(小3〜4/算国理社)/高学年(小5〜6/算国理社+志望校別特訓) |
| 展開エリア | 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)/関西圏(大阪・兵庫) |
| 校舎数 | 約50校舎(首都圏46校舎・関西圏5校舎・2026年5月時点) |
| 在籍者数 | 5,969名(2026年度第37期・小学部全体) |
| 系列ブランド | SAPIX中学部/Y-SAPIX(中高一貫校生向け)/PRIVATO(個別指導)/代ゼミ(大学受験) |
| 公式サイト | https://www.sapientica.com/ |
SAPIXは中学受験界の最高峰として位置づけられ、御三家・最難関中の合格者数で他塾を圧倒する塾です。1989年に当時難関中・高校受験で有名だったTAP進学教室から看板教師と生徒が独立して設立。設立初年度から難関中で多数の合格者を出し続け、現在まで首都圏中学受験のリーディング塾として君臨しています。代ゼミグループ入りした後はSAPIX中学部・Y-SAPIX・PRIVATOなど多様なブランドを擁する教育グループとなっています。
SAPIXの料金は公式に公開されており、首都圏・関西圏で若干異なります。学年が上がるごとに段階的に上昇し、6年生では年間総額120万円超になることが特徴です。
| 学年 | 月額授業料 | 通塾頻度・備考 |
|---|---|---|
| 小学1年生 | 22,000円 | 週1回・算国2科目 |
| 小学2年生 | 22,000円 | 週1回・算国2科目 |
| 小学3年生 | 27,500円 | 週1回・算国2科目(3年後半から3科目) |
| 小学4年生 | 41,800円 | 週2回・算国理社4科目(社会選択時) |
| 小学5年生 | 51,700円 | 週3回・算国理社4科目(算数α選択時+11,000円) |
| 小学6年生 | 60,500円 | 週3回+土曜志望校別特訓・算国理社4科目 |
| 項目 | 金額(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 入室金 | 33,000円 | 入室時のみ(兄弟入室時の免除あり) |
| 入室テスト | 3,300円 | 毎月実施 |
| 教材費 | 毎月・別途 | デイリーサピックス等 |
| 春期講習 | 別途 | 3月下旬〜4月初旬 |
| 夏期講習 | 別途 | 7月下旬〜8月(メイン講習) |
| 冬期講習 | 別途 | 12月下旬〜1月初旬 |
| 正月特訓(小6) | 別途 | 12月末〜1月の集中講座 |
| 土曜志望校別特訓(小6・通称『土特』) | 別途 | 4月〜1月の毎週土曜 |
| SS(サンデーサピックス)特訓(小6) | 別途 | 9月〜1月の毎週日曜 |
| 公開模試・志望校診断SO | 別途 | 年複数回 |
| 学年 | 年間総額目安 |
|---|---|
| 1年生 | 約30万円 |
| 2年生 | 約30万円 |
| 3年生 | 約35万円 |
| 4年生 | 約60〜65万円 |
| 5年生 | 約80万円 |
| 6年生 | 約120万円〜140万円 |
| 小1〜小6累計 | 約350〜400万円 |
| 学年 | 主要内容 | 通塾頻度 |
|---|---|---|
| 小1〜2 | 算国の基礎学習。学習習慣の確立。低学年向け教材で『考える力』『言葉の引き出し』を養成 | 週1回 |
| 小3 | 算国(前半)→算国理(後半・新カリキュラム)。本格的な中学受験準備の入口 | 週1回 |
| 小4(新4年は小3の2月から) | 算国理社の4科目体制スタート。基礎学力の盤石化+発想力・思考力の養成 | 週2回 |
| 小5 | 応用問題への展開。志望校診断SOで初めて志望校登録・合否判定。算数α選択(最上位生向け) | 週3回 |
| 小6 前期 | 応用問題の徹底+過去問演習開始。志望校別の準備 | 週3回+土特(4月〜) |
| 小6 後期 | 志望校別演習の集中講座(SS特訓・土特・正月特訓)。合格力判定SOで最終調整 | 週3回+土特+SS(日曜) |
SAPIXの最大の特徴のひとつが、独自開発の『デイリーサピックス』というプリント綴じ型テキストです。半期分冊子型ではなく毎週授業日当日に配布されるため、子どもが先取り予習することは原則できない仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形態 | プリント綴じ型テキスト(毎週授業日当日に配布) |
| 科目 | 算数・国語・理科・社会(学年により) |
| 特徴 | 『復習主義』を徹底するため、先取り予習はできない仕組み |
| 家庭学習 | 授業後に復習し、次回までに定着させる流れ |
| テキスト管理 | 毎週配布される大量プリントの整理・保管が必要(親の重要な役割) |
SAPIXの特徴的なシステムが『学力別細分化クラス+頻繁な昇降』です。1校舎1学年あたり10〜20クラスを編成し、最上位クラスはα(アルファ)1、α2…と命名されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 1校舎1学年のクラス数 | 10〜20クラス程度(他塾の3〜5クラスより遥かに細分化) |
| 上位クラス | α(アルファ)クラス:α1, α2, α3…と続く(超ハイレベル生徒の集まる場) |
| クラス昇降 | マンスリーテスト・組分けテストの成績で1〜2ヶ月ごとに昇降 |
| 1クラスの人数 | 15〜20名前後 |
| クラスの意義 | 同レベルの仲間との切磋琢磨/講師の指導内容もクラスレベルに最適化 |
SAPIX小6の後期から始まる志望校別特訓です。これらは6年生の費用が急増する主要因であり、最難関校合格への直接的な対策です。
| 講座名 | 実施時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 土曜志望校別特訓(土特) | 4月〜1月の毎週土曜 | 志望校別クラス編成で、各志望校の過去問・出題傾向に特化した演習 |
| SS(サンデーサピックス)特訓 | 9月〜1月の毎週日曜 | 志望校別の総仕上げ。最難関校別の高度な演習 |
| 正月特訓 | 12月末〜1月初旬 | 受験直前の集中合宿型講座。受験本番への最終調整 |
| 夏期講習 | 7月下旬〜8月 | 長期休暇を活用した集中授業。1ヶ月超の長期間 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施頻度 | 毎月1回程度 |
| テスト料 | 3,300円(税込) |
| 出題範囲 | 特定の範囲なし/学年相当の基本的な学力を測定 |
| 入室基準 | 基準点に達すれば合格人数の制限なし/クラスや学年で基準点異なる |
| テスト後の対応 | 採点後の答案用紙が返却される/合否に関わらず |
| 再受験 | 月1回程度実施のため、不合格でも次月に再挑戦可能 |
SAPIX入塾を検討する保護者の方からよく寄せられる悩み・疑問をまとめました。
SAPIXの入室テストには明確な基準点があり、これに達しないと入室できません。低学年(小1〜3)の基準は比較的緩く、学年相当の学力(漢字・計算)があれば合格しやすい一方、高学年(特に小5・小6)の入室基準は高めです。「いつから入塾するか」が重要で、新4年(小3の2月)からのスタートが最もスムーズです。万が一不合格でも月1回再受験できるため、対策をして再挑戦できます。
αクラスは確かに最難関校合格者の中心ですが、αクラス以外からも難関校に多数合格しています。重要なのは『現在のクラスでベストを尽くす』こと。SAPIXの細分化クラスは『同レベルの仲間と切磋琢磨できる場』が本質で、自分のクラスでトップを目指すことが昇進への近道です。下位クラスからαまで上がる生徒も毎年います。
共働き家庭でもSAPIXに通うご家庭は多いですが、工夫が必要です。代表的な対応:①家事代行・食事サービスの活用、②SAPIX専門の個別指導塾(SS-1等)の併用、③家庭教師の活用、④祖父母の協力、⑤テキスト整理の役割分担。SAPIXは『親が並走必要』とよく言われますが、これは『直接勉強を教える』ではなく『環境整備・スケジュール管理・精神面のフォロー』のサポートです。
SAPIXの『予習禁止』は『その場で考える経験を最大化するため』の意図的な方針です。問題を見た瞬間に既に解き方を知っていると、思考力を鍛える機会が失われるためです。これに馴染めないご家庭は、予習主義の四谷大塚・早稲田アカデミー・市進学院などが向きます。SAPIX方式に納得できるかどうかが入塾判断の大きな分かれ目です。
αクラス内でも昇降が頻繁にあるため、これはよくある悩みです。対処法:①『一時的な変動』と理解し過度に反応しない、②原因を客観的に分析(特定教科の理解不足・テスト形式への慣れなど)、③SAPIX専門の個別指導・家庭教師でフォロー、④校舎の講師との面談で対策相談、⑤本人のメンタルケアを最優先する。クラス変動は『成長の機会』として位置づけるご家庭がうまくいく傾向です。
SAPIXのテキスト管理は親の重要な役割です。実践的な工夫:①科目別・週別のファイルボックスを準備、②使用済みプリントは『苦手だけ別保管』して定期的に見直し、③よく使うテキストは目立つ場所に、④定期的に『卒業』したプリントを処分(テスト直しは保管)。教材管理は卒業まで6年間続く重要な作業ですので、家族でルールを決めて運用するのがコツです。
転塾自体は可能ですが、SAPIX→他塾/他塾→SAPIXのどちらも『カリキュラムの違い』が大きな壁です。SAPIXは『復習主義・毎週配布』、四谷大塚系は『予習シリーズ』、日能研は独自カリキュラム。学年が進んでからの転塾はキャッチアップが大変です。併用は個別指導塾・家庭教師(SAPIX専門のSS-1等)が一般的で、複数の集団塾を併用するケースは稀です。
SAPIX小学部の代表的な校舎の様子です。SAPIXは駅近物件を選定する傾向があり、安全な立地と通塾アクセスを重視しています。
SAPIX小学部は首都圏・関西圏に約50校舎を展開しています(2026年5月時点)。校舎が違っても授業料・カリキュラムは統一されており、合格実績は全校舎の合計で公表されます。
| 校舎 | 所在地・特徴 |
|---|---|
| 東京校 | 東京都中央区日本橋富沢町8-5(人形町・馬喰横山駅)/TEL: 03-5614-0930/旗艦校舎 |
| 中野校 | 東京都中野区中野2-30-6(中野駅) |
| 吉祥寺校/国立校/渋谷校/自由が丘校/大井町校 | 東京西部・南部の主要校舎 |
| 白金高輪校/白金台校/東麻布校/用賀校 | 港区・世田谷の難関校志望者中心 |
| 成城校/仙川校/下高井戸校/永福町校 | 世田谷・杉並・三鷹方面 |
| 高田馬場校/練馬校/王子校/巣鴨校/茗荷谷校/お茶の水校 | 東京北部・東部の主要校舎 |
| 豊洲校/晴海校 | 湾岸エリアの新興住宅地立地 |
| 町田校 | 東京西部の独立拠点 |
| 校舎 | 所在地・特徴 |
|---|---|
| 横浜校 | 神奈川県の旗艦校舎 |
| 川崎校 | 2026年新規開校 |
| 日吉校/武蔵小杉校/たまプラーザ校/青葉台校/センター南校 | 東京寄りの主要校舎 |
| 若葉台校/上大岡校/東戸塚校/大船校/茅ヶ崎校 | 南部・西部の主要校舎 |
| 校舎 | 所在地・特徴 |
|---|---|
| 南浦和校/大宮校/所沢校/新越谷校 | 埼玉県内の主要校舎 |
| 松戸校/柏校/西船校/千葉校/海浜幕張校/新浦安校 | 千葉県内の主要校舎 |
| 校舎 | 所在地・特徴 |
|---|---|
| 上本町校/千里中央校 | 大阪府の主要校舎 |
| 西宮北口校/三宮校/住吉校 | 兵庫県の主要校舎(灘・甲陽学院・神戸女学院対策) |
最新の校舎一覧は公式サイト(https://www.sapientica.com/school/)からご確認ください。
SAPIX小学部の2026年度入試合格実績(小6在籍5,969名(第37期卒塾生)・第37期)です。御三家・最難関中のシェアでは他塾を圧倒する成績を継続しています。
| 学校 | 定員(約) | SAPIX合格者数 | シェア目安 |
|---|---|---|---|
| 開成中学校 | 300名 | 220名 | 約73% |
| 麻布中学校 | 300名 | 176名 | 約59% |
| 武蔵中学校 | 160名 | 49名 | 約31% |
| 筑波大附属駒場中学校(筑駒) | 120名 | 71名 | 約59% |
| 駒場東邦中学校 | 240名 | 143名 | 約60% |
| 学校 | 定員(約) | SAPIX合格者数 | シェア目安 |
|---|---|---|---|
| 桜蔭中学校 | 235名 | 174名 | 約74% |
| 女子学院中学校 | 240名 | 151名 | 約63% |
| 雙葉中学校 | 100名 | 55名 | 約55% |
| 豊島岡女子学園中学校 | 240名 | 229名 | 約95% |
スクールコンパスでは、SAPIXから多数の合格者を出している中学校を個別に詳しく解説しています。
SAPIX小学部に通うご家庭・卒業生の口コミから、よく挙げられる評価ポイントを整理しました。
中学受験集団塾の中で、SAPIXと比較されることが多い塾との詳細比較です。
SAPIXは『考えさせる授業』『最難関校特化』『学力別細分化クラス』、早稲田アカデミーは『熱意ある集団指導』『NN志望校別コース』『幅広い難関校対応』が特徴。2026年度実績では開成 SAPIX 220名 vs 早稲アカ 169名、桜蔭 174 vs 117と最難関校でSAPIXが上回るが、女子学院 SAPIX 151 vs 早稲アカ 138と差は縮小傾向。早稲アカは『何が何でも(NN)志望校別コース』で偏差値65-55の幅広いゾーンに個別対策を展開。「最難関1本」ならSAPIX、「幅広い難関校・熱意ある指導」なら早稲アカ。
SAPIXは最難関校特化・親サポート必須・復習主義、日能研は中堅校〜難関校の幅広い対応・面倒見が良い・全国展開・予習主義が特徴。2026年度実績では開成 SAPIX 220 vs 日能研 47、桜蔭 174 vs 21と最難関校では大差。日能研の強みは『全国規模の母集団による正確な偏差値』『中堅校受験での安定感』『親の関与を抑えられる面倒見』。「御三家・最難関校を本気で目指す」ならSAPIX、「中堅校〜難関校で塾の手厚いサポートを重視」なら日能研。
カリキュラムの根本が異なります。SAPIXは『復習主義(毎週配布・予習禁止)』、四谷大塚は『予習主義(予習シリーズ)』。SAPIXは塾内独自テキスト、四谷大塚は予習シリーズが業界標準テキストとして早稲アカ・YT系塾・地方塾でも採用。合格実績は最難関校でSAPIXが上回るが、四谷大塚は『予習で計画的に学習を進めたい』家庭に最適。家庭学習の進め方の好みで選び分けます。
両者とも最難関校特化ですが、規模が対極的です。SAPIXは小6在籍5,969名(第37期卒塾生)の大規模塾、グノーブルは卒業生844名の少数精鋭塾。SAPIXは開成229名・桜蔭174名の絶対数で圧倒、グノーブルは開成23名・桜蔭18名で歩留まり(合格率)が高い。グノーブルはSAPIX出身講師が独立して設立した塾で、『SAPIXのカリキュラム哲学+少数精鋭の手厚さ』が特徴。「大規模な切磋琢磨」ならSAPIX、「少人数の手厚い指導」ならグノーブル。
関西最難関校(灘・甲陽学院・東大寺学園・洛南・神戸女学院・大阪星光等)の受験では、関西の伝統塾・浜学園が圧倒的な合格実績を持ちます。SAPIX関西圏(5校舎)はまだ規模が小さく、関西最難関校では浜学園が主流。「灘・甲陽学院を本気で目指す」「関西で長年の蓄積を重視」なら浜学園、「全国規模のブランド・首都圏受験も視野」ならSAPIX関西圏。
SAPIX生は併用も視野に入ります。SAPIX専門の個別指導塾(SS-1・プリバート等)や家庭教師は『SAPIXのテキスト・カリキュラムを前提とした補強』が主目的で、αクラス昇進や苦手単元のフォローに活用されます。費用は追加で月3〜10万円程度。「集団授業の質はSAPIXがNo.1だが、個別フォローが必要」なご家庭の標準的な対応として広く採用されています。
SAPIX生の併用パターンは広く見られます。代表的な4パターンを紹介します。
SAPIX・浜学園(関東エリア)・浜学園(関西本体)・希学園・馬渕教室・能開センター・グノーブル・日能研・四谷大塚・早稲アカ・ジーニアス・エルカミノ・ena・栄光・TOMAS・Z会・進研ゼミ・フォトン算数の全18塾を、業界60年の歴史/2026年度入試の振り返り/御三家合格者数/在籍密度/月謝・年間総額/カリキュラム哲学/校舎数/タイプ別最適塾/業界トレンドの9軸で徹底比較した編集部渾身の超大型コラムです。
徹底比較コラムを読む →スクールコンパス編集部による、SAPIX小学部の客観評価です。
SAPIX小学部は、首都圏中学受験界における圧倒的な『最難関校合格製造装置』として、他塾とは一線を画す存在です。2026年度の御三家合格者数(開成229名・桜蔭174名・麻布176名)は他塾の追随を許さず、特に開成では定員300名のうち約73%、桜蔭では定員235名のうち約74%をSAPIX生が占める計算となります。この構造は『最難関校を本気で目指すならSAPIX一択』という業界共通認識を生み出しています。
一方、2026年度のSAPIX在籍者数は5,969名と前年比約7%減少。背景には『加熱する受験市場で無理しない受験層が増えた』『共働き家庭が親サポート必須のSAPIXから他塾・個別指導塾に流れた』などの要因があります。早稲田アカデミーがNN志望校別コースで難関校合格を伸ばし、グノーブルが少数精鋭で合格率を高めるなど、競争環境も変化しています。
SAPIX選択の最大の判断軸は『家庭が並走できるか』です。毎週配布される大量プリントの整理・テストの解き直しサポート・志望校選びの調整・精神面のフォロー・場合により個別指導の併用判断など、親の関与が他塾よりも必要となります。共働き家庭の場合、個別指導塾(SS-1・プリバート等)や家庭教師との併用が事実上の標準対応となっており、これによる追加費用も予算に組み込む必要があります。
費用面では、小1〜小6累計で約350〜400万円という大規模な投資です。特に6年生の1年で約122万円(月謝67.76万円+季節講習125万円相当+選択講座21万円+模試2.42万円)は、平均的な中学受験塾より高めの設定。これに個別指導・家庭教師併用費用が加算されると、6年生1年で200万円超になるご家庭もあります。
スクールコンパス編集部の見解として、SAPIXは『御三家・最難関校受験における最強の選択肢』であることは2026年現在も揺るがない事実です。一方で、『最難関校が本命でない』『親サポート時間が確保できない』『地元志望校も視野に入れたい』ご家庭には、早稲田アカデミー・日能研・四谷大塚・グノーブル・栄光ゼミナール・市進学院などの選択肢が適しています。志望校レベル・家庭のサポート可能性・予算・お子様の性格の4軸で総合判断することが重要です。
スクールコンパスの塾マッチング診断では、学年・エリア・志望校レベル・お子様の性格を考慮して、SAPIXを含めた最適な選択肢を提案します。
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