運営:株式会社四谷大塚(東進ハイスクール・早稲田塾・イトマンスイミングスクールと同じナガセグループ)/中学受験の『予習シリーズ』を生み出した業界の本家
1954年創業、中学受験塾の老舗・本家として業界に君臨してきた選抜制進学塾。『予習シリーズ』(小4〜6)と『はなまるリトル』『ジュニア予習シリーズ』(小1〜3)は、四谷大塚のメイン教材であると同時に、業界標準テキストとして早稲田アカデミー等のYTnet提携塾、北海道の練成会グループ等の四谷大塚NET、地方の中学受験塾でも広く採用されている。最大の特徴は『予習主義』で、生徒が予習で疑問点を見つけ、授業で解決し、復習で定着させる学習サイクル。2026年度入試では『四谷大塚ネットワーク』(直営+進学くらぶ+YTnet+NET)合計で開成134名・桜蔭86名・麻布77名・女子学院109名・豊島岡135名等を輩出。通信教育『進学くらぶ』は月14,800円(小6)の全込み価格で全国対応する、コスパの高い中学受験対策手段としても評価されている。
▶ 比較対象:SAPIX(最難関校特化・復習主義)/早稲田アカデミー(YTnet提携・NN志望校別)/日能研(全国展開)/グノーブル(少人数制)
| 塾名 | 四谷大塚(よつやおおつか) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社四谷大塚(ナガセグループ/東進ハイスクール・早稲田塾・イトマンスイミングスクールと同じグループ) |
| 創業 | 1954年(業界最古の中学受験塾) |
| 対象学年 | 小学1年生〜小学6年生 |
| 指導形態 | 選抜制集団指導(直営校舎)/通信教育(進学くらぶ)/提携塾ネットワーク(YTnet・NET) |
| 主要教材 | 予習シリーズ(小4〜6)/はなまるリトル・ジュニア予習シリーズ(小1〜3) |
| 展開エリア | 首都圏直営校舎/全国対応の通信教育/YTnet提携塾(早稲田アカデミー等)/NET提携塾(首都圏外) |
| 教育理念 | 『夢』を見つけ、『夢』を育み、『夢』を『志』に高め、第一志望校合格を通して、世界で活躍する『未来のリーダー』を育てる/生徒・保護者・四谷大塚の『三位一体』指導 |
| キャッチコピー | 選抜制進学塾/中学受験の四谷大塚 |
| 主要テスト | 合不合判定テスト(小6・6回)/組分けテスト/週テスト/開成・桜蔭・筑駒本番レベルテスト/全国統一小学生テスト |
| 公式サイト | https://www.yotsuyaotsuka.com/ |
四谷大塚は1954年創業、中学受験塾の本家として70年以上の歴史を持つ選抜制進学塾です。最大の特徴は『予習シリーズ』というメイン教材で、四谷大塚のオリジナルでありながら業界標準テキストとして早稲田アカデミー・YTnet提携塾・四谷大塚NET・地方塾でも広く採用されています。直営校舎での通塾、通信教育『進学くらぶ』、提携塾ネットワーク(YTnet・NET)の3形態を持ち、全国どこからでも四谷大塚の中学受験カリキュラムにアクセス可能。『生徒・保護者・四谷大塚の三位一体』を掲げ、家庭学習との連携を重視した指導が特徴です。
四谷大塚は『通塾(直営校舎)』と『通信(進学くらぶ)』で料金体系が大きく異なります。それぞれの料金を整理します。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 入会金 | 22,000円 |
| 小学4年生 月謝 | 約30,000〜40,000円台 |
| 小学5年生 月謝 | 約40,000〜50,000円台 |
| 小学6年生 月謝 | 約50,000〜70,000円台(学校別対策コース含む) |
| 教材費(予習シリーズ・副教材) | 別途 |
| テスト費(週テスト・組分け・合不合) | 別途 |
| 春期・夏期・冬期講習 | 別途 |
| 学校別対策コース(小6) | 別途 |
| 学年 | 毎月払い | 年間一括払い(月割) | 含まれるもの |
|---|---|---|---|
| 小学4年生 | 12,800円/月 | 11,800円/月 | 予習ナビ・週テスト・組分けテスト・志望校判定テスト・春期/夏期/冬期講習・父母教室 |
| 小学5年生 | 13,800円/月 | 年間一括割引あり | 同上+追加コンテンツ |
| 小学6年生 | 14,800円/月 | 年間一括割引あり | 同上+合不合判定テスト6回 |
| 高速基礎マスター利用料(初回のみ) | 19,700円(受講中は年度をまたいで利用可) | ||
※兄弟姉妹が進学くらぶ・リトルくらぶに在籍されている場合に限り、入会金は不要(再入会の方は必要)。インターネット接続費はお客様負担。
| 項目 | 通塾(直営校舎) | 進学くらぶ(通信) |
|---|---|---|
| 月謝×12ヶ月 | 約60〜85万円 | 約14〜18万円 |
| 季節講習費 | 別途20〜30万円 | 月謝に含まれる |
| テスト費 | 別途10〜15万円 | 月謝に含まれる |
| 教材費 | 別途数万円 | 別途数万円 |
| 小6 1年合計 | 約100〜130万円 | 約20〜25万円 |
四谷大塚最大の強みである『予習シリーズ』は、中学受験界の業界標準テキストです。四谷大塚にお通いでない方でも公式サイトから購入可能で、家庭学習・他塾との並行使用・転塾準備など幅広く使われています。
| 学年 | メイン教材 | 特徴 |
|---|---|---|
| 小1〜3 | はなまるリトル/ジュニア予習シリーズ | 『考える力をつける』ことを重視。算数・国語の基礎・基本を徹底的に身につける。中学受験準備の土台 |
| 小4〜6 | 予習シリーズ(メイン) | 業界標準テキスト。1週間単位のスモールステップで体系的に学習。論理的課題解決力を養成 |
| 副教材 | 演習問題集/計算と漢字/四科のまとめ/高速基礎マスター | 予習シリーズの補完。家庭学習・テスト対策に活用 |
| 動画コンテンツ | 予習ナビ/復習ナビ/父母教室 | 予習シリーズに連動した動画授業。進学くらぶ会員は自宅で視聴可能 |
| 学年 | 主要内容 | 通塾頻度(直営校舎) |
|---|---|---|
| 小学1〜2年生(リトルくらぶ対象) | はなまるリトルで考える力をつける。算国の基礎・基本 | 週1回・通信 |
| 小学3年生(ジュニア予習シリーズ対象) | 本格的な中学受験準備の入口。新4年生(小3の2月)から系統的カリキュラム | 週1〜2回 |
| 小学4年生 | 予習シリーズ4年生スタート。算国理社の基礎徹底。週テスト・組分けテスト開始 | 週2〜3回 |
| 小学5年生 | 予習シリーズ5年生。応用問題への展開。算数の難易度が大きく上がる時期 | 週3回 |
| 小学6年生 前期 | 予習シリーズ6年生。応用問題の徹底+過去問演習開始。合不合判定テスト | 週3回 |
| 小学6年生 後期 | 学校別対策コース(開成・桜蔭・筑駒・麻布等)+過去問演習コース | 週3回+学校別 |
四谷大塚の最大の強みである全国ネットワークは、4つの形態で構成されています。それぞれの違いを整理します。
| 系統 | 形態 | 主要エリア | 合格実績への計上 |
|---|---|---|---|
| 四谷大塚直営校舎 | 通塾(集団指導) | 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) | 『直営』として個別計上 |
| 進学くらぶ | 通信教育 | 全国対応 | 『直営』に含まれる |
| 四谷大塚YTnet | 提携塾(首都圏中心) | 早稲田アカデミー等が代表的なYTnet提携塾 | 『ネットワーク』に含まれる |
| 四谷大塚NET | 提携塾(首都圏以外) | 北海道の練成会グループ等 | 『ネットワーク』に含まれる |
四谷大塚の最大の強みのひとつが、業界標準として認められる公開テスト群です。在籍生だけでなく外部生も受験可能で、首都圏中学受験における三大模試の一つとして広く活用されています。
| テスト名 | 対象 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 合不合判定テスト | 小6(年間6回) | 首都圏中学受験『三大模試』の一つ。日能研全国公開模試・SAPIXオープンと並ぶ業界標準 |
| 組分けテスト | 小4〜6(年間9回程度) | クラス分けを決定する塾内テスト |
| 週テスト | 小4〜6(毎週) | 予習シリーズの単元理解度を毎週確認 |
| 志望校判定テスト | 小4〜5 | 志望校との学力差を判定 |
| 講習会判定テスト | 小4〜6(年4回) | 春期・夏期・冬期講習後の理解度測定 |
| 開成・桜蔭・筑駒本番レベルテスト | 小6(年複数回) | 最難関校志望者向け。学校別対策コースの選抜テストを兼ねる |
| 全国統一小学生テスト | 小1〜6(年2回) | 無料・全国規模の母集団を持つ業界最大の公開テスト |
小6後期から本格的に始まる『学校別対策コース』は、四谷大塚の合格実績を支える中核講座です。46中学校以上を対象とし、各学校の入試に精通したエキスパート講師が学校ごとの完全オリジナル教材で指導します。
| 志望校 | 選抜・特徴 |
|---|---|
| 開成中学校 | 本番レベルテストによる選抜制 |
| 桜蔭中学校 | 本番レベルテストによる選抜制 |
| 筑波大学附属駒場中学校(筑駒) | 本番レベルテストによる選抜制 |
| 麻布・武蔵・駒場東邦 | 男子御三家・準御三家 |
| 女子学院・雙葉・豊島岡女子 | 女子御三家・準御三家 |
| 早稲田・慶應系(早大学院・慶應普通部・慶應中等部) | 早慶附属系 |
| 渋谷幕張・渋谷渋谷 | 共学難関校 |
| 聖光学院・栄光学園・海城・浅野 | 男子難関校 |
| 過去問演習コース | 日曜日実施・46中学校以上対応・選抜テストなし |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選抜の特徴 | 四谷大塚は『選抜制進学塾』。入塾には学力診断テストの合格が必要 |
| 合格率(参考値) | 第三者情報によると受験生2人のうち1人(約50%) |
| テスト形式 | 学年相当の学力(算数・国語)を測る内容 |
| テスト結果の意味 | 合格後のクラス(最上位S1から下位まで)が決定される |
| 申込方法 | 公式サイトから申込 |
四谷大塚入塾を検討する保護者の方からよく寄せられる悩み・疑問をまとめました。
予習主義は『生徒が予習で疑問点を見つけ、授業で解決し、復習で定着させる』サイクル。SAPIXの復習主義(毎週授業時にテキスト配布・予習禁止)とは対照的なアプローチです。予習主義のメリットは①計画的に学習を進められる、②家庭で予習する習慣がつく、③『自分で考える力』が育つ。一方、予習が負担になる場合や、予習で間違った理解をしてしまうリスクもあります。お子様の性格と家庭のサポート体制によって、どちらが合うかが分かれます。
選択のポイント:①直営校舎(通塾)が向くケース→講師との直接対話を重視、ライバルとの切磋琢磨が刺激になる、家庭学習だけでは進められない。②進学くらぶ(通信)が向くケース→自走できるお子様、保護者がタスク管理できる家庭、通塾エリアに直営校舎がない、習い事と両立したい、家計を抑えたい。費用は進学くらぶが通塾の3分の1〜5分の1。通塾と進学くらぶの併用パターンもあります。
四谷大塚の合格実績は『直営(直営校舎+進学くらぶ)』と『四谷大塚ネットワーク(直営+YTnet+NET)』の2系統で公表されます。例えば2026年度開成は直営57名・ネットワーク134名。差分の77名は、早稲田アカデミー等のYTnet提携塾と地方のNET提携塾の合格実績です。早稲田アカデミーは予習シリーズを使用するYTnet提携塾のため、早稲田アカデミーの合格実績は『四谷大塚ネットワーク』にも計上されます。
2026年度実績では最難関校でSAPIXが圧倒的:開成 SAPIX 220名 vs 四谷大塚直営 57名(ネットワーク134名)。これは『直営校舎の規模』『最難関校への特化度』の違いです。一方、四谷大塚の強みは①予習シリーズの業界標準性、②全国ネットワーク、③中堅校〜難関校の幅広い対応、④進学くらぶの圧倒的コスパ。「最難関1本」ならSAPIXが優位、「予習主義で計画的に学習を進めたい」「家庭学習を重視」なら四谷大塚が向きます。
はい、可能ですが条件があります。進学くらぶ単独で最難関校合格を狙う場合の条件:①お子様が自走できる、②保護者がタスク管理・学習計画立案ができる、③家庭での質問対応体制がある(または個別指導・家庭教師併用)、④動画授業を集中して視聴できる学習環境。これらが整えば、通塾と同等の学習効果が期待できます。小6後期のみ通塾+低学年〜小5は進学くらぶ、というハイブリッド戦略も有効です。
可能ですが、独学のハードルは高いです。予習シリーズは市販されているため購入は容易ですが、①週テスト・組分けテスト・合不合判定テストの受験ができない、②動画授業『予習ナビ』『復習ナビ』が見られない、③学校別対策・志望校判定テストが受けられない、というデメリットがあります。独学を考えるなら、進学くらぶの会員になれば動画授業・テストすべてが利用でき、月14,800円(小6)と費用も抑えられます。
早稲田アカデミーは予習シリーズを使用するYTnet提携塾のため、四谷大塚への転塾は比較的スムーズです。同じ教材・カリキュラム・週テストを使うため、学習リズムを大きく変える必要がありません。逆に、SAPIX・日能研からの転塾は予習主義への切り替えが必要となり、家庭学習スタイルの大幅な変更が必要となります。一般的には小5までの転塾は対応可能、小6での転塾はリスクが高いとされます。
四谷大塚直営校舎の代表的な様子です。多くの校舎が駅近の好立地にあり、子どもの通塾アクセスを重視した立地選定がされています。
四谷大塚は首都圏に直営校舎を展開しており、これに加えて通信教育『進学くらぶ』が全国対応、YTnet・NET提携塾が広がります。主要直営校舎の例を紹介します。
| エリア | 主要直営校舎 |
|---|---|
| 東京(中心部) | 御茶ノ水校(旗艦校)/渋谷校/池袋校/吉祥寺校/自由が丘校/成城校/お茶の水校 等 |
| 神奈川 | 横浜校/武蔵小杉校/たまプラーザ校 等 |
| 埼玉 | 大宮校/南浦和校 等 |
| 千葉 | 船橋校/千葉校 等 |
最新の校舎一覧は公式サイト(https://www.yotsuyaotsuka.com/)でご確認ください。通塾エリアに直営校舎がない場合は、通信教育『進学くらぶ』またはYTnet提携塾(早稲田アカデミー等)・NET提携塾を検討できます。
四谷大塚の2026年度入試合格実績です。『四谷大塚直営(直営校舎+進学くらぶ)』と『四谷大塚ネットワーク(直営+YTnet+NET提携塾)』の2系統で公表されています。
| 学校 | 四谷大塚直営 | 四谷大塚ネットワーク |
|---|---|---|
| 開成中学校 | 57名 | 134名 |
| 麻布中学校 | 7名 | 77名 |
| 武蔵中学校 | 9名 | 50名 |
| 筑波大学附属駒場中学校(筑駒) | 20名 | 33名 |
| 駒場東邦中学校 | 14名 | 53名 |
| 聖光学院中学校 | 30名 | 76名 |
| 栄光学園中学校 | 10名 | 48名 |
| 灘中学校 | 17名 | 40名 |
| 学校 | 四谷大塚直営 | 四谷大塚ネットワーク |
|---|---|---|
| 桜蔭中学校 | 32名 | 86名 |
| 女子学院中学校 | 29名 | 109名 |
| 豊島岡女子学園中学校 | 42名 | 135名 |
| 浦和明の星女子中学校 | 84名 | 380名 |
| 洗足学園中学校 | 28名 | 96名 |
| 大妻中学校 | 50名 | 160名 |
| 淑徳与野中学校 | 129名 | 534名 |
| 頌栄女子学院中学校 | 17名 | 98名 |
| 吉祥女子中学校 | 31名 | 118名 |
| 共立女子中学校 | 44名 | 150名 |
| 香蘭女学校 | 24名 | 100名 |
| 学校 | 四谷大塚直営 | 四谷大塚ネットワーク |
|---|---|---|
| 渋谷教育学園幕張中学校 | 95名 | 214名 |
| 渋谷教育学園渋谷中学校 | 40名 | 90名 |
| 海城中学校 | 52名 | 143名 |
| ラ・サール中学校 | 5名 | 134名 |
| 早稲田中学校 | 39名 | 198名 |
| 慶應義塾普通部 | 11名 | 48名 |
| 市川中学校 | 125名 | 372名 |
| 広尾学園中学校 | 44名 | 142名 |
※合格実績の集計時点は2026年3月31日(最終確定数)。直営は直営校舎+通信教育『進学くらぶ』、ネットワークは直営+四谷大塚YTnet(早稲田アカデミー等)+四谷大塚NET(首都圏以外の提携塾)の合算です。
スクールコンパスでは、四谷大塚から合格者を出している中学校を個別に詳しく解説しています。
四谷大塚に通うご家庭・卒業生の口コミから、よく挙げられる評価ポイントを整理しました。
中学受験集団塾の中で、四谷大塚と比較されることが多い塾との詳細比較です。
カリキュラムの根本が異なります。四谷大塚は『予習シリーズで予習主義』、SAPIXは『毎週授業時にテキスト配布・復習主義』。SAPIXは最難関校特化、四谷大塚は中堅校〜難関校の幅広い対応。2026年度実績では最難関校(開成 SAPIX 220名 vs 四谷大塚直営 57名)でSAPIXが圧倒的。一方、四谷大塚は予習シリーズが業界標準で他塾でも採用される普遍性、通信『進学くらぶ』のコスパ、全国統一小学生テストの無料公開などの強み。「最難関1本」ならSAPIX、「予習主義で計画的に進めたい」「家庭学習を重視」「コスパ重視」なら四谷大塚。
早稲田アカデミーは予習シリーズを使用するYTnet提携塾。両者ともカリキュラム・教材は共通で、早稲アカの合格実績は『四谷大塚ネットワーク』にも計上されます。違いは指導スタイル:早稲アカは『熱意ある集団指導・NN志望校別コース・難関校特化・宿題量多め』、四谷大塚は『予習主義の本家・落ち着いた指導・全国ネットワーク』。2026年度実績では難関校で早稲アカが上回るが、これは早稲アカ独自のNN志望校別コースの威力。「熱量・厳しさ・NN特化」を求めるなら早稲アカ、「落ち着いた指導環境」「通信『進学くらぶ』の選択肢」を求めるなら四谷大塚。
両者とも中堅校〜難関校に強い大手塾。四谷大塚は『予習シリーズで予習主義』、日能研は『独自カリキュラム+3ステージ制で予習復習併用型』。日能研は全国564校で32,673名合格と業界最大の総合格者数を誇るが、四谷大塚は予習シリーズの業界標準性と『四谷大塚ネットワーク』全体での影響力が強み。料金は両者ともほぼ同水準(通塾の場合)。「予習シリーズで計画的に進めたい」「進学くらぶで通信教育も視野」なら四谷大塚、「全国チェーンの安心感・面倒見」「Nセキュリティ・パスサインの安全管理」なら日能研。
規模と指導スタイルが対極的。四谷大塚は『業界標準教材・全国ネットワーク・予習主義』、グノーブルは『SAPIX創設メンバー設立の少人数制塾・対話型授業・最難関校特化』。2026年度実績では最難関校でグノーブル(開成23名・桜蔭19名)が四谷大塚直営(開成57名・桜蔭32名)と同等または若干下だが、グノーブルは在籍844名と少数精鋭で御三家合格率約11%超を達成。「予習シリーズの本家で全国ネットワーク」「家庭学習重視」なら四谷大塚、「少人数の対話型授業」「最難関校特化」ならグノーブル。
通信教育同士の比較(進学くらぶ vs Z会中学受験コース)。進学くらぶは予習シリーズ+週テスト+組分けテスト+合不合判定テストの『塾と同等のシステム』を自宅で受けられる。Z会は『Z会オリジナル教材+添削指導』が中心で、テスト・模試は別途。料金は進学くらぶ小6で月14,800円(全込み)、Z会は月12,000〜18,000円程度(科目数による)。「塾と同じカリキュラムで通信したい」なら進学くらぶ、「Z会の添削指導と教材」を重視するならZ会。
四谷大塚生の個別併用は、特に進学くらぶ受講者で行われます。予習シリーズの理解度を上げるための個別指導、苦手単元のフォロー、家庭学習の質問対応など。代表的な個別塾:TOMAS(完全1対1)、東京個別指導学院、明光義塾、四谷大塚の予習シリーズに精通した家庭教師など。月3〜10万円程度の追加費用で、進学くらぶ+個別の組み合わせなら通塾より費用を抑えつつ手厚い指導が受けられます。
四谷大塚生の併用パターンは多様です。代表的な4パターンを紹介します。
スクールコンパス編集部による、四谷大塚の客観評価です。
四谷大塚は、1954年創業の業界最古の中学受験塾として、70年以上にわたり中学受験界の本家として君臨してきた選抜制進学塾です。最大の特徴である『予習シリーズ』は、四谷大塚のメイン教材であると同時に、業界標準テキストとして早稲田アカデミー等のYTnet提携塾、北海道の練成会グループ等の四谷大塚NET、地方塾でも広く採用される普遍性を持ちます。この『予習シリーズの本家』であることが、四谷大塚の最大の価値であり、業界における影響力の源泉です。
2026年度入試の『四谷大塚ネットワーク』合計実績(開成134名・桜蔭86名・麻布77名・女子学院109名・豊島岡135名・市川372名等)は、業界トップクラスの数字です。これは、予習シリーズを使用する全国の提携塾の合算で、四谷大塚カリキュラムの全国的な広がりを示しています。一方、『直営校舎+進学くらぶ』のみでの合格者数(開成57名・桜蔭32名)は、SAPIXの圧倒的な最難関校特化体制と比較すると控えめで、これは四谷大塚直営校舎の規模・最難関校への特化度の違いを反映しています。
四谷大塚が向くのは、『予習主義で計画的に学習を進めたい』『予習シリーズの本家で体系的に学びたい』『落ち着いた指導環境を好む』ご家庭です。予習主義は、生徒が予習で疑問点を見つけ、授業で解決し、復習で定着させる学習サイクルで、『自ら考える力』『自走できる学習姿勢』を育てる設計。SAPIXの『復習主義(予習禁止)』とは対照的なアプローチで、家庭の予習サポート体制が学習成果を左右します。
もう一つの強みが、通信教育『進学くらぶ』の圧倒的なコストパフォーマンスです。小4 月12,800円(一括11,800円)/小5 月13,800円/小6 月14,800円という料金で、春期・夏期・冬期講習費・週テスト・組分けテスト等すべて込み。通塾の3分の1〜5分の1の費用で、四谷大塚直営校舎と同じ教材・カリキュラム・テストを自宅で利用できます。共働き家庭・地方在住家庭・通塾エリアに直営校舎がない家庭・家計を抑えたい家庭にとって、進学くらぶは『中学受験の機会を広げる』革新的な選択肢です。
一方、課題は3点あります。①最難関校(開成・桜蔭)の合格者数ではSAPIXに大きく劣る、②予習主義は家庭学習の負担が大きく、保護者のサポート体制が必要、③直営校舎が首都圏中心で地方は通信のみ。これらは家庭の事情・お子様のタイプにより、メリットにもデメリットにも転じます。
スクールコンパス編集部の見解として、四谷大塚は『中学受験の機会を全国に広げた業界の本家』として、2026年現在も独自の地位を保ち続けています。特に、①予習主義で計画的に学習を進めたいご家庭、②家庭学習を重視するご家庭、③進学くらぶの圧倒的コスパを活用したいご家庭、④通塾エリアに直営校舎または提携塾があるご家庭にとって、四谷大塚は最適な選択肢の一つとなります。SAPIXとの違いを理解した上で、お子様の性格・家庭のサポート可能性・予算で総合判断することをおすすめします。
スクールコンパスの塾マッチング診断では、学年・エリア・志望校レベル・お子様の性格を考慮して、四谷大塚を含めた最適な選択肢を提案します。
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