いたたまれないの意味いたたまれない|形容詞
心情語(気持ちを表す言葉)目安:5年生から中学入試の読解に出る発表でまちがえて、みんなの前で顔が真っ赤になり、すぐにでも教室から出ていきたくなった、という気持ちです。
例文(使い方)
- 友だちが自分のせいでしかられているのを見て、いたたまれない気持ちになった。
- うそがばれて、ぼくはいたたまれなくなって部屋を出た。
- 失敗を何度もほめられて、かえっていたたまれなかった。
- 発表の途中で原稿を落とし、いたたまれない気持ちになった。
- 自分だけほめられて、いたたまれなかった。
よく使う組み合わせ
- いたたまれない気持ち:いちばんよく使う形。「〜になった」「〜がした」と続く。
- いたたまれなくなる:その場にいられなくなって、実際にその場をはなれる動きが続くことが多い。
- 見ていていたたまれない:気の毒な人や場面を見て、自分もつらくなるときの言い方。
にた言葉・反対の言葉
にた言葉
居づらい・いても立ってもいられない
反対の言葉
居心地がよい
言葉の成り立ち
「いたたまれない」は、「居(いる)」+「堪る(たまる=こらえる・がまんする)」+「ない」からできた言葉です。「その場にいることを、がまんしきれない」が、もとの形です。
にた言葉との使い分け
| 言葉 | 「いたたまれない」とのちがい |
|---|---|
| いても立ってもいられない | 心配や待ちきれなさで落ち着かないようす。「いたたまれない」は、はずかしさや気の毒さで、その場にいるのがつらいようす。 |
| 気まずい | 相手との間の空気がしっくりいかない。「いたたまれない」は、もっと強く「ここから出ていきたい」ほどの気持ち。 |
| 居心地が悪い | その場が落ち着かない、という広い言い方。「いたたまれない」は、その中でもいちばん強い言い方。 |
まちがえやすいポイント
「いても立ってもいられない」(心配で落ち着かない)とにていますが、「いたたまれない」は、はずかしさや気の毒さで、その場にいることがつらい気持ちです。
中学入試ではこう出る
物語文の心情を選ぶ問題で、「はずかしさ」「申しわけなさ」と結びついて出ます。なぜその場にいられないのか(理由)を本文から言えることが大切です。
入試の形で読んでみよう(短い文章と記述問題)
ぼくの打ったボールは、ゴールの上をこえていった。最後のチャンスだった。笛が鳴り、試合が終わる。チームのみんなは何も言わなかった。その静けさが、かえってつらかった。ぼくはいたたまれなくなって、ベンチのうしろへ回った。
問い 「ぼく」が「いたたまれなく」なったのはなぜですか。
答えの例を見る
自分が最後のチャンスを外して負けたのに、だれにも責められず、申しわけなくて、その場にいるのがつらかったから。
記述は「言葉の意味」と「本文の中の理由」の両方を入れると点になります。文章は編集部の作文です。
あてはめてみよう(文脈に合う言葉を選ぶ)
自分のまちがいで負けたと分かり、ぼくはチームのみんなの前で( )気持ちになった。
自分のせいで負けて、みんなの前にいるのがつらい気持ちなので「いたたまれない」。
問2 「いたたまれない」の使い方として正しいものはどれ?
はずかしさや申しわけなさで、その場にいるのがつらいときに使います。楽しみで落ち着かないのは「いても立ってもいられない」です。
問3 次の文の主人公の気持ちとして、いちばん近いものは?「みんなの前で作文を読まれ、ぼくはいたたまれなくなって下を向いた。」
「下を向いた」という動作も、はずかしさの手がかりです。気持ちの問題は、言葉と動作の両方から答えます。
使ってみよう(自分で文を作る)
家で親子で使ってみる
物語文で「いたたまれない」が出たら、「なぜ、その場にいられないのか」を子どもに一言で言わせてみてください。「はずかしいから」「申しわけないから」と理由まで言えると、気持ちの記述問題の練習になります。
同じなかまの言葉(心情語)
もどかしいうしろめたいやるせないおこがましい気がひける安堵誇らしい気まずい憤り
📚 中学受験の語彙一覧(心情語・抽象語・カタカナ語)→ ことわざ・慣用句・四字熟語 →
よくある質問
いたたまれないの意味は?
はずかしさや気の毒さで、それ以上その場にいられない気持ち。
いたたまれないの反対の言葉は?
居心地がよいです。
いたたまれないは中学入試でどう出る?
物語文の心情を選ぶ問題で、「はずかしさ」「申しわけなさ」と結びついて出ます。なぜその場にいられないのか(理由)を本文から言えることが大切です。
意味は国語辞典の一般的な意味を、小学生にわかる言葉で編集部が書きました。例文はすべて編集部の作文です。制作:スクールコンパス編集部。