もどかしいの意味もどかしい|形容詞
心情語(気持ちを表す言葉)目安:5年生から中学入試の読解に出る言いたいことがあるのに、うまく言葉にできなくて、むずむずするときの気持ちです。
例文(使い方)
- 答えが分かっているのに、うまく説明できないのがもどかしい。
- 弟の着がえがおそくて、見ていてもどかしかった。
- 気持ちが伝わらないもどかしさに、ぼくはくちびるをかんだ。
- 電車がなかなか動かず、待ち合わせにおくれそうでもどかしかった。
- 手袋をしていると、ボタンがうまくはめられなくてもどかしい。
よく使う組み合わせ
- もどかしい思い:いちばんよく使う形。「〜がする」「〜をかかえる」と続く。
- 言葉にできないもどかしさ:伝えたいのに伝わらない気持ち。物語文の心情の問題でよく出る形。
- もどかしそうに:人の様子を外から見て言う形。「もどかしそうに足ぶみした」など。
にた言葉・反対の言葉
にた言葉
じれったい・歯がゆい
反対の言葉
すっきりする
言葉の成り立ち
「もどく(さからう・思うようにならない)」という古い言葉から生まれたといわれます。「思うようにならず、じれったい」という気持ちを表します。
にた言葉との使い分け
| 言葉 | 「もどかしい」とのちがい |
|---|---|
| じれったい | ほぼ同じ意味。日常の会話ではこちらが多く、「もどかしい」は文章でよく使う。 |
| くやしい | 負けたり失敗したりして残念に思う気持ち。「もどかしい」は、まだ途中で、思うように進まない気持ち。 |
| 歯がゆい | 自分や人のやり方が物足りなくて、いらいらする気持ち。人の様子を見ているときによく使う。 |
言いかえてみよう(ふだんの言葉 → もどかしい)
| ふだんの言い方 | 「もどかしい」を使うと |
|---|---|
| 思うように言葉が出てこなくて、じれったい。 | 思うように言葉が出てこなくて、もどかしい。 |
| 信号がなかなか変わらず、いらいらした。 | 信号がなかなか変わらず、もどかしかった。 |
| 気持ちが伝わらなくて、むずむずした。 | 気持ちが伝わらないもどかしさを感じた。 |
まちがえやすいポイント
「くやしい」は負けたりして残念な気持ち、「もどかしい」は思いどおりに進まずにじれったい気持ちです。
中学入試ではこう出る
物語文の心情の問題で、「伝えたいのに伝えられない」場面とセットで出ます。
入試の形で読んでみよう(短い文章と記述問題)
「ちがうんだ、そうじゃなくて……」。弟に計算のしかたを教えようとしたが、どう言えばいいのか分からない。頭の中でははっきりしているのに、口から出る言葉は、どれも少しずつずれていた。もどかしさに、ぼくは鉛筆をにぎりしめた。
問い 「ぼく」が「もどかしさ」を感じているのはなぜですか。
答えの例を見る
自分では計算のしかたが分かっているのに、弟に伝わる言葉がうまく見つからず、思うように教えられないから。
記述は「言葉の意味」と「本文の中の理由」の両方を入れると点になります。文章は編集部の作文です。
あてはめてみよう(文脈に合う言葉を選ぶ)
言いたいことがあるのに、うまく言葉にできず、ぼくは( )思いがした。
思うように言葉にできず、じれったいので「もどかしい」。
問2 「もどかしい」の使い方として正しいものはどれ?
思うようにいかず、じれったいときに使います。
問3 「もどかしそうに手紙を開けた」から読みとれる様子に近いものは?
「もどかしそうに」は、思うように早く進まなくて、じれったい様子です。
使ってみよう(自分で文を作る)
家で親子で使ってみる
宿題でつまずいた子が「わかってるのに、うまく言えない!」と言ったら、「それを『もどかしい』って言うんだよ」と、その場で名前をつけてあげてください。自分の気持ちに名前がつくと、物語文の心情の言葉が一気に身近になります。
同じなかまの言葉(心情語)
いたたまれないうしろめたいやるせないおこがましい気がひける安堵誇らしい気まずい憤り
📚 中学受験の語彙一覧(心情語・抽象語・カタカナ語)→ ことわざ・慣用句・四字熟語 →
よくある質問
もどかしいの意味は?
思うようにいかず、じれったくて、いらいらする気持ち。
もどかしいの反対の言葉は?
すっきりするです。
もどかしいは中学入試でどう出る?
物語文の心情の問題で、「伝えたいのに伝えられない」場面とセットで出ます。
意味は国語辞典の一般的な意味を、小学生にわかる言葉で編集部が書きました。例文はすべて編集部の作文です。制作:スクールコンパス編集部。