おこがましいの意味おこがましい|形容詞
心情語(気持ちを表す言葉)目安:6年生から中学入試の読解に出る習い始めたばかりなのに、先生に「教えてあげます」と言うような、出すぎたふるまいのことです。自分を低く言うときにも使います。
例文(使い方)
- ぼくが言うのはおこがましいけれど、もう少し練習したほうがいいと思う。
- 入ったばかりの部員が、キャプテンに注意するのはおこがましい。
- わたしなどが代表に選ばれるのは、おこがましい気がした。
- ぼくが兄にアドバイスするなんて、おこがましいかもしれない。
- まだ一年しか習っていないのに、先生と呼ばれるのはおこがましい。
よく使う組み合わせ
- おこがましいのですが:自分の意見を言う前に、へりくだって言う前置き。大人の手紙やあいさつでもよく使う。
- 〜とはおこがましい:「わたしが先生に教えるとはおこがましい」のように、自分の立場をこえていることを言う形。
- おこがましくも:「おこがましくも代表を引き受けた」のように、ひかえめな気持ちをこめて言う形。
にた言葉・反対の言葉
にた言葉
さしでがましい・身のほど知らず
反対の言葉
けんきょ(謙虚)
言葉の成り立ち
「おこ(愚か・ばかげている)」という古い言葉がもとになっているといわれます。もとは「ばかげている・みっともない」という意味で、そこから「身のほど知らずで出すぎている」という意味になりました。
にた言葉との使い分け
| 言葉 | 「おこがましい」とのちがい |
|---|---|
| ずうずうしい | 人にえんりょせず、平気で勝手なことをする。人を悪く言うときに使うことが多い。 |
| さしでがましい | ほぼ同じ意味。人のことに、よけいな口を出すときによく使う。 |
| 生意気 | 年下や立場が下の人が、えらそうにふるまう。「おこがましい」は、自分で自分を低く言うときにも使えるのがちがい。 |
まちがえやすいポイント
「ずうずうしい」とにていますが、「おこがましい」は自分の立場をこえていることを、自分で言うときにもよく使います。
中学入試ではこう出る
物語文や随筆で、登場人物が自分を低く言う場面に出ます。前置きの「おこがましいのですが」の形も覚えておきましょう。
入試の形で読んでみよう(短い文章と記述問題)
新しく入った部員の田中くんは、練習のあと、キャプテンに言った。「おこがましいかもしれませんが、パスの練習を、もう少しふやしたほうがいいと思います」。キャプテンは少しおどろいた顔をしたが、やがて「たしかにそうだ」とうなずいた。
問い 田中くんが「おこがましいかもしれませんが」と前置きしたのはなぜですか。
答えの例を見る
入ったばかりの自分が、キャプテンに練習のやり方を意見するのは、立場をこえて出すぎていると思い、へりくだる気持ちを伝えたかったから。
記述は「言葉の意味」と「本文の中の理由」の両方を入れると点になります。文章は編集部の作文です。
あてはめてみよう(文脈に合う言葉を選ぶ)
習い始めたばかりのぼくが、先輩にアドバイスするなんて( )。
自分の立場をこえていて出すぎているので「おこがましい」。
問2 「おこがましい」の使い方として正しいものはどれ?
自分の立場をこえていることを、へりくだって言うときに使います。
問3 「おこがましい」に近い意味の言葉は?
自分の立場や力をこえて出すぎていることを表します。
使ってみよう(自分で文を作る)
家で親子で使ってみる
大人が使う前置き「おこがましいのですが」を、家で聞かせてあげてください。言葉の意味だけでなく、相手を立てて自分を低くする、日本語の気づかいの形として覚えると、物語文の人物の心づかいも読みやすくなります。
同じなかまの言葉(心情語)
いたたまれないもどかしいうしろめたいやるせない気がひける安堵誇らしい気まずい憤り
📚 中学受験の語彙一覧(心情語・抽象語・カタカナ語)→ ことわざ・慣用句・四字熟語 →
よくある質問
おこがましいの意味は?
自分の立場や力をこえていて、出すぎている。身のほど知らずだ。
おこがましいの反対の言葉は?
けんきょ(謙虚)です。
おこがましいは中学入試でどう出る?
物語文や随筆で、登場人物が自分を低く言う場面に出ます。前置きの「おこがましいのですが」の形も覚えておきましょう。
意味は国語辞典の一般的な意味を、小学生にわかる言葉で編集部が書きました。例文はすべて編集部の作文です。制作:スクールコンパス編集部。