ニュアンスの意味にゅあんす|名詞
カタカナ語目安:5年生から中学入試の読解に出る「ありがとう」も、言い方しだいで、うれしい気持ちにも、少しさみしい気持ちにも聞こえます。このような細かな感じのちがいがニュアンスです。
例文(使い方)
- 同じ言葉でも、言い方でニュアンスが変わる。
- 外国語のニュアンスを日本語に訳すのはむずかしい。
- 「すごい」と「すばらしい」では、少しニュアンスがちがう。
- 外国語の詩を訳すと、もとのニュアンスが失われることがある。
- 母の「まあ、いいけど」には、少し不満なニュアンスがあった。
よく使う組み合わせ
- ニュアンスがちがう:意味はほぼ同じでも、受ける感じが少しちがう、という言い方。
- ニュアンスが伝わる:言葉の細かな感じまで、相手に分かってもらえる。
- 〜というニュアンスで:「ほめるというニュアンスで言った」のように、どんな気持ちをこめたかを説明する形。
にた言葉・反対の言葉
にた言葉
微妙なちがい・含み
反対の言葉
決まった反対の言葉はありません
言葉の成り立ち
フランス語の nuance(ニュアンス)から来た言葉で、もとは「色合いのわずかなちがい」を表しました。日本語では、言葉や表現の細かな意味や感じのちがいに使われます。
にた言葉との使い分け
| 言葉 | 「ニュアンス」とのちがい |
|---|---|
| 意味 | 言葉が表している内容。ニュアンスは、その意味の中の細かな感じや色合い。 |
| 含み | 言葉の裏にある、はっきり言わない意味。ニュアンスに近いが、かくれた意味に重点がある。 |
| 語感 | 言葉の音や形から受ける感じ。ニュアンスと近いが、言葉そのものの感じに使う。 |
言いかえてみよう(ふだんの言葉 → ニュアンス)
| ふだんの言い方 | 「ニュアンス」を使うと |
|---|---|
| 同じ「ありがとう」でも、言い方で感じがちがう。 | 同じ「ありがとう」でも、言い方でニュアンスがちがう。 |
| 母の「いいよ」には、少し不満そうな感じがあった。 | 母の「いいよ」には、少し不満なニュアンスがあった。 |
| 翻訳すると、細かい感じが伝わりにくい。 | 翻訳すると、細かいニュアンスが伝わりにくい。 |
まちがえやすいポイント
「意味」と同じではありません。意味は同じでも、受ける感じが少しちがうときに「ニュアンスがちがう」といいます。
中学入試ではこう出る
説明文で「言葉のニュアンス」を話題にした文章や、物語文で同じせりふの受け取り方を問う問題に出ます。
入試の形で読んでみよう(短い文章と記述問題)
「いいよ」という一言は、ふしぎな言葉だ。笑顔で言えば、よろこんで引き受けるという意味になる。ため息まじりに言えば、しかたなくゆるすという意味にも聞こえる。同じ言葉でも、言い方や表情によって、ニュアンスは大きく変わるのである。
問い 筆者は、「いいよ」という言葉のニュアンスが何によって変わると述べていますか。
答えの例を見る
言い方や表情によって変わる。
記述は「言葉の意味」と「本文の中の理由」の両方を入れると点になります。文章は編集部の作文です。
あてはめてみよう(文脈に合う言葉を選ぶ)
「まあまあだね」という言葉には、ほめているのか、物足りないのか、どちらとも取れる( )がある。
言葉のもつ細かな感じのちがいなので「ニュアンス」。
問2 「ニュアンス」の意味として正しいものはどれ?
スケジュール(予定)、ステレオタイプ(型どおりの見方)と取りちがえないように。
問3 「『すごい』と『すばらしい』は、少しニュアンスがちがう」の意味に近いものは?
意味はにていても、受ける感じが少しちがうときに使います。
使ってみよう(自分で文を作る)
家で親子で使ってみる
「ありがとう」を、うれしそうに・そっけなく・ていねいに、と3通りに言ってみてください。同じ言葉でも感じが変わることを、子どもが自分の声で確かめられます。それが「ニュアンス」です。
同じなかまの言葉(カタカナ語)
📚 中学受験の語彙一覧(心情語・抽象語・カタカナ語)→ ことわざ・慣用句・四字熟語 →
よくある質問
ニュアンスの意味は?
言葉や色・音などの、細かな意味や感じのちがい。
ニュアンスの反対の言葉は?
決まった反対の言葉はありません。にた言葉は微妙なちがい・含みです。
ニュアンスは中学入試でどう出る?
説明文で「言葉のニュアンス」を話題にした文章や、物語文で同じせりふの受け取り方を問う問題に出ます。
意味は国語辞典の一般的な意味を、小学生にわかる言葉で編集部が書きました。例文はすべて編集部の作文です。制作:スクールコンパス編集部。