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おもむろにの意味おもむろに|副詞

様子・態度を表す言葉目安:5年生から中学入試の読解に出る
意味 ゆっくりと落ち着いて、何かをし始めるようす。
「話す前に、ひと呼吸。ゆっくり顔を上げてから、話しはじめるよ。」ハナちゃんの「おもむろに」
小学生の場面で言うと
先生がしばらくだまってみんなを見わたしたあと、おもむろに口を開いた、という場面。あわてず、間をとってから動き出すときの言葉です。

例文(使い方)

よく使う組み合わせ

にた言葉・反対の言葉

にた言葉

ゆっくりと・やおら

反対の言葉

やにわに・にわかに

言葉の成り立ち

「おもむろ」は、古くは「ゆっくり・静かに」という意味の言葉です。音の感じが「むろに(急に)」に聞こえることもあり、反対の意味で使われることが増えたといわれています。入試や国語のテストでは、本来の「ゆっくりと」の意味で答えます。

にた言葉との使い分け

言葉「おもむろに」とのちがい
ゆっくりと速さだけを表す。「おもむろに」は、落ち着いて・間をとってから動き出す、という始まり方の感じがある。
やおらほぼ同じ意味。「やおら立ち上がる」のように、ゆっくり動き出すときに使う。
にわかに・突然反対の意味。前ぶれなく急に起こるようす。「おもむろに」と取りちがえやすい。

まちがえやすいポイント

「おもむろに」を「急に・不意に」の意味だと思っている人が多い言葉です。文化庁の国語に関する世論調査でも、本来とはちがう意味で使う人が多いことが取り上げられています。本来は「ゆっくりと」です。

この言葉が出た中学入試

学校が公式サイトで公開した入試問題を、編集部が読んで確かめたものです。問題文は載せていません。

中学入試ではこう出る

物語文で、登場人物が間をおいてから話し出す場面によく出ます。「不意に」と取りちがえると、場面の空気(落ち着き・ためらい)を読みまちがえます。

入試の形で読んでみよう(短い文章と記述問題)

話し合いは行きづまっていた。だれも口を開かない。しばらくして、議長の木村さんは、手元の紙をそろえると、おもむろに顔を上げた。「一つだけ、ためしてみたいことがあります」。教室の空気が、少しだけ動いた。

問い 「おもむろに顔を上げた」から、木村さんのどんな様子が読みとれますか。

答えの例を見る

あわてずに、考えをまとめてから、落ち着いて話し出そうとしている様子。

記述は「言葉の意味」と「本文の中の理由」の両方を入れると点になります。文章は編集部の作文です。

あてはめてみよう(文脈に合う言葉を選ぶ)

父は新聞をたたむと、(  )立ち上がって窓を開けた。

新聞をたたんでから、落ち着いて動き出す場面なので「おもむろに」。

問2 「おもむろに」の使い方として正しいものはどれ?

落ち着いて動作を始める場面だけが正しい使い方です。地震や急な雨は「突然」です。

問3 「おもむろに口を開いた」の意味にいちばん近いものは?

「おもむろに」は「ゆっくりと落ち着いて」。話し始めるまでに間がある感じです。

使ってみよう(自分で文を作る)

家で親子で使ってみる

親子で「おもむろに」を使ってみるなら、食卓で「おもむろにお茶を飲んでから話そうか」と、わざとゆっくり動いて見せると、意味が体で残ります。「急に」と言いまちがえたら、その場で「それは『にわかに』だね」と言いかえてあげてください。

同じなかまの言葉(様子の言葉)

あながちひたむきかたくなしみじみやにわにむやみにいたずらにいささかしばしば

📚 中学受験の語彙一覧(心情語・抽象語・カタカナ語)→ ことわざ・慣用句・四字熟語 →

よくある質問

おもむろにの意味は?

ゆっくりと落ち着いて、何かをし始めるようす。

おもむろにの反対の言葉は?

やにわに・にわかにです。

おもむろには中学入試でどう出る?

物語文で、登場人物が間をおいてから話し出す場面によく出ます。「不意に」と取りちがえると、場面の空気(落ち着き・ためらい)を読みまちがえます。

意味は国語辞典の一般的な意味を、小学生にわかる言葉で編集部が書きました。例文はすべて編集部の作文です。制作:スクールコンパス編集部。