地方自治とは?小学生にもわかる図解
住んでいるまちのことは、住んでいる人が決める
市役所(首長)と市議会の役わり
国では国民が国会議員を選び、国会が内閣総理大臣を指名しますが、地方では、住民が首長と議員の両方を直接選びます。立候補できる年齢は、知事が30歳以上、市町村長と地方議員が25歳以上で、任期はどれも4年です。投票できるのは18歳以上です。
地方のお金はどこから?
市や県の仕事には、たくさんのお金が必要です。おもなお金は、住民や会社が納める地方税です。地域によって集まる税金の量に差があるので、国がその差をならすために配る地方交付税交付金、決まった仕事のために国が出す国庫支出金(補助金)、足りない分を借りる地方債もあります。
住民が直接求められること(直接請求権)
住民は、選挙のほかにも、署名を集めて直接求めることができます。
このほか、大事なことを住民の投票で決める住民投票が行われることもあります。
その場で丸がつく10問クイズ
答えを押すと、すぐに丸つけと説明が出ます。全部答えると点数が出ます。
Q1. 都道府県や市区町村のことを、まとめて何という?
地方自治体ともいいます。Q2. 市長や知事のことを、まとめて何という?
「しゅちょう」と読みます。Q3. その地域だけの決まりを何という?
地方議会がつくります。法律は国会、条約は国どうしの約束です。Q4. 都道府県知事に立候補できるのは何歳以上?
市町村長と地方議員は25歳以上です。Q5. 地方では、住民が直接選挙で選ぶのは?
国の内閣総理大臣は、国民が直接は選びません。Q6. 条例をつくるように求めるのに必要な署名は?
首長に求めます。Q7. 首長や議員をやめさせるよう求めること(リコール)に必要な署名は?
選挙管理委員会に求めます。Q8. 地域による税金の差をならすために、国が配るお金は?
国庫支出金は決まった仕事のための補助金、地方債は借りるお金です。Q9. 地方自治が「民主主義の学校」とよばれるのはなぜ?
イギリスのブライスの言葉として知られます。Q10. 地方の首長と議員の任期は?
衆議院議員と同じ4年です。記述ミニ道場(中学入試の形)
解答例 住民がくらしに身近な問題について、政治に参加する経験を積めるから。(33字)
考え方 「身近な問題」と「政治に参加する」をつなげて書くのが得点の中心です。
中学入試ではこう出る
首長と議会の役わり(条例と予算は議会が決める)、立候補できる年齢(知事30歳、市町村長・地方議員25歳)、直接請求権の署名の数(50分の1と3分の1)と請求先、地方のお金の4つ(地方税・地方交付税交付金・国庫支出金・地方債)が、くり返し問われます。国の政治(国民は首相を直接選ばない)とのちがいを比べる問題もよく出ます。
よくある質問
地方自治とは、かんたんに言うと何ですか?
都道府県や市区町村の政治を、そこに住む人たちの考えで進めることです。住民は、首長(知事や市町村長)と地方議会の議員をそれぞれ選挙で選び、条例や予算は議会が決めます。
市役所と市議会のちがいは何ですか?
市役所は、市長を中心に、計画を立てて仕事を実行するところです。市議会は、住民が選んだ議員が、条例や予算を話し合って決め、市の仕事をチェックするところです。
条例と法律のちがいは何ですか?
法律は国会がつくる、国全体の決まりです。条例は、都道府県や市区町村の議会がつくる、その地域だけの決まりです。条例は法律の範囲の中でつくります。
地方自治で住民ができることは?
選挙で首長と議員を選ぶほか、署名を集めて条例の制定や議会の解散、首長・議員の解職などを求める直接請求ができます。住民投票が行われることもあります。
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地方自治法・公職選挙法・総務省の説明による。制作:スクールコンパス編集部(2026年10月14日)。