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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
消費税とは? 8%と10%は、何がちがうのか
消費税とは、物を買ったりサービスを受けたりしたときにかかる税金です。
いまの税率は10%と8%の2つ。食べ物などは8%、それ以外は10%になります。
このページが答えること- 消費税の税率と、その中身(国の分と地方の分)
- 8%になるものとならないもの
- 持ち帰りと店内飲食で税率が変わる理由
- 間接税と直接税のちがい
- 逆進性という課題と、軽減税率のねらい
別のページが答えること
- 国のお金の使い道を決めるしくみ → 国会のページ
- 足りないぶんを借りる方法 → 赤字国債のページ
- 年度の途中で組み直す予算 → 補正予算のページ
🧾 消費税とは
買い物をすると、レシートの下のほうに「消費税」と書かれた金額があります。
品物の値段とは別に、決まった割合だけ多く払っているのが消費税です。
国税庁によると、標準税率は10%(消費税率7.8%+地方消費税率2.2%)、軽減税率は8%(消費税率6.24%+地方消費税率1.76%)です。令和元年(2019年)10月1日に8%から10%へ引き上げられ、同時に軽減税率の制度が始まりました。
🍔 8%と10%の分かれ目
軽減税率の対象は、酒類と外食を除く飲食料品と、定期購読契約が結ばれた週2回以上発行される新聞です。同じ品物でも、持ち帰れば8%、店内で食べれば外食にあたるので10%になります。品物そのものではなく、どう食べるかで決まるのが分かりにくいところです。
ここが、いちばん分かりにくいところです。
持ち帰るか、店の中で食べるか。同じハンバーガーでも税率が変わります。
品物ではなく、食べ方で決まると覚えてください。
🏪 だれが納めているのか
消費税は、買った人が負担し、お店が代わりに納めます。このように負担する人と納める人がちがう税を間接税といいます。所得税のように自分で納める税は直接税です。中学入試ではこの対がよく問われます。
⚖️ どう評価されているか
消費税は、買い物をする人が広く少しずつ負担するため、景気に左右されにくく安定して集まるという特徴があります。いっぽう、収入が少ない人ほど暮らしに占める負担が重くなりやすく、これを逆進性といいます。軽減税率は、この逆進性をやわらげるために設けられたしくみです。
消費税は、ニュースで「上げるべきか、下げるべきか」がくり返し議論されます。
どちらの立場にも理由があります。
安定して集まるという長所と、収入の少ない人に重くなりやすいという短所。
両方を言えるようになることが、この単元のゴールです。
国のお金の使い道を決めるしくみについては
国会のページで
説明しています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. いまの消費税の税率を2つ答えなさい。
標準税率10%と、軽減税率8%です。
Q2. 軽減税率8%の対象になるものは何ですか。
酒類と外食を除く飲食料品と、定期購読契約が結ばれた週2回以上発行される新聞です。
Q3. 同じハンバーガーでも税率が変わることがあります。どんなときですか。
持ち帰れば8%、店の中で食べれば10%です。店内で食べるのは外食にあたるためで、品物ではなく食べ方で決まります。
Q4. 消費税のように、負担する人と納める人がちがう税を何といいますか。
間接税です。所得税のように自分で納める税は直接税といいます。
Q5. 消費税の課題とされる「逆進性」とは何ですか。
収入が少ない人ほど、暮らしに占める税の負担が重くなりやすいことです。食べ物などはだれでも買うので、減らしようがないためです。
✍️ 記述ミニ道場
Q. 消費税には、食べ物などの税率を低くする軽減税率のしくみがあります。
なぜこのようなしくみを設けたのですか。40字程度で書きなさい。
手順1 食べ物の性質を書く だれでも買うもので、減らせない。
手順2 だれがこまるかを書く 収入が少ない人ほど負担が重くなる。
手順3 結論を書く その負担をやわらげるため。
解答例 食料品はだれもが買うため、収入の少ない人ほど負担が重くなりやすく、
その負担をやわらげるため。(47字)
採点のポイント 「収入の少ない人ほど負担が重い」という
逆進性の中身が書けているかどうかです。
「食べ物は大事だから」では理由になりません。だれがどうこまるのかを書いてください。
👨👩👧 おうちで話すヒント
消費税は、レシートで完結します。
コンビニのレシートを見ると、8%の品と10%の品が分けて印字されています。
「どっちが8%だと思う?」と当てさせるだけで、対象品目が頭に入ります。
イートインのあるお店なら、さらに良い教材になります。
同じ商品を持ち帰るか店内で食べるかで金額が変わる。
子どもは必ず「なんで?」と言います。そこで外食という言葉を出してください。
入試では、間接税と直接税の区別、軽減税率の対象、
逆進性がよく問われます。とくに逆進性は記述で出るので、
「食べ物は減らせないから、収入の少ない人ほどきつい」と一度言葉にしておくと確実です。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 消費税とは
A. 物を買ったりサービスを受けたりしたときにかかる税。
Q. 標準税率
A. 10%(消費税率7.8%+地方消費税率2.2%)。
Q. 軽減税率
A. 8%(消費税率6.24%+地方消費税率1.76%)。
Q. 10%になったのはいつか
A. 令和元年(2019年)10月1日。
Q. 軽減税率の対象その1
A. 酒類と外食を除く飲食料品。
Q. 軽減税率の対象その2
A. 定期購読契約が結ばれた週2回以上発行される新聞。
Q. 店内で食べるときの税率
A. 10%。外食にあたるため。
Q. 間接税とは
A. 負担する人と納める人がちがう税。消費税がその代表。
Q. 直接税とは
A. 自分で納める税。所得税がその代表。
Q. 消費税の長所
A. 広く少しずつ負担するため、景気に左右されにくく安定している。
Q. 逆進性とは
A. 収入が少ない人ほど、暮らしに占める負担が重くなること。
Q. 軽減税率のねらい
A. 逆進性をやわらげること。
❓ よくあるしつもん
Q. どうして食べ物だけ8%なのですか。
A. 食べ物はだれもが買うもので、減らすことがむずかしいからです。税率が同じだと、収入の少ない人ほど暮らしに占める負担が重くなります。それをやわらげるために軽減税率が設けられました。
Q. お店は消費税でもうかっているのですか。
A. もうかっていません。お店は買った人から預かった税を、代わりに納めているだけです。
Q. お酒はどうして8%にならないのですか。
A. 軽減税率の対象となる飲食料品から、酒類は除かれているためです。
Q. 消費税は上げたほうがよいのですか、下げたほうがよいのですか。
A. どちらの立場にも理由があります。安定して集まり社会保障に使えるという見方と、収入の少ない人の負担が重くなるという見方です。両方の理由を言えるようになることが大切です。
Q. 中学受験では消費税のどこが出ますか。
A. 間接税と直接税の区別、軽減税率の対象、逆進性が定番です。レシートを資料として読ませる問題も増えています。
出典と確認日標準税率10%(
消費税率7.8%・
地方消費税率2.2%)、
軽減税率8%(
消費税率6.24%・
地方消費税率1.76%)、および
軽減税率の
対象が「
酒類・
外食を
除く
飲食料品」と「
定期購読契約が
締結された
週2
回以上発行される
新聞」であることは、
国税庁「
消費税のしくみ」によります。
税収額など
変動する
数値は
本ページでは
扱っていません。
確認日 2026
年8
月3
日。
・
国税庁 消費税のしくみ
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/01_3.htm
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