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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
選挙とは? 何歳から投票できて、何歳から出られるのか
選挙とは、国民が自分たちの代表を選ぶしくみです。
国のことを決めるのは国会ですが、その国会にだれを送るかを決めるのは国民です。投票できるのは、日本国民で満18歳以上の人です。
このページが答えること- 選挙とは何か、なぜ必要なのか
- 選挙の4つの原則(普通・平等・直接・秘密)
- 選挙権と被選挙権の年齢のちがい
- 公示と告示のちがい、期日前投票
- 18歳への引き下げがいつ行われたか
別のページが答えること
- 住む場所で1票の重さがちがう問題 → 一票の格差のページ
- 国会のしくみと衆議院の優越 → 国会のページ
- 内閣総理大臣の決まり方 → 内閣のページ
🗳 選挙は「国の力を使う日」
国のことを決めるのは国会です。その国会にだれを送るかを決めるのが選挙です。
ふだんは何もしていないように見えても、選挙の日だけは、国民が直接、国を動かします。
国民が選ぶのは国会議員までです。内閣総理大臣は、その国会議員が国会で指名します。1票は首相まで届きますが、途中に国会という段があります。国の力のもとが国民にあるという考え方を国民主権といいます。
憲法は「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」と定めています(第15条第1項)。
固有とは、だれかからもらったのではなく、もともと国民のものだという意味です。
⚖️ 選挙の4つの原則
憲法第15条は、成年者による普通選挙を保障し、投票の秘密は侵してはならないと定めています。第44条は、人種・信条・性別・社会的身分・門地・教育・財産または収入によって差別してはならないと定めています。昔は、税金をたくさん納めた男性しか投票できない時代がありました。普通選挙は、その制限をなくしたという意味です。
4つのうち、いちばん想像しにくいのが秘密選挙です。
だれに入れたかを言わなくてよい、という決まりです。
もし人に知られるとしたら、まわりの目が気になって、思ったとおりに書けなくなります。
秘密であることが、自由に選べることを守っています。
🎂 何歳から投票できるのか
選挙権は日本国民で満18歳以上、被選挙権は衆議院議員が満25歳以上、参議院議員が満30歳以上です。都道府県知事は満30歳以上、都道府県議会議員・市区町村長・市区町村議会議員は満25歳以上です。地方の選挙では、さらに引き続き3か月以上その区域に住所があることが必要です。
投票する側は全部18歳以上でそろっていますが、出る側の年齢はばらばらです。
30歳以上なのは参議院議員と都道府県知事の2つだけ。ここが問われます。
総務省によると、2015年6月に公職選挙法等の一部を改正する法律が成立・公布され、2016年6月19日の後に初めて行われる国政選挙から、選挙権年齢が満20歳以上から満18歳以上に引き下げられました。海外では18歳以上が主流です。
📅 投票日までの流れ
選挙は公示または告示で始まります。衆議院・参議院の選挙は公示、それ以外は告示と呼び分けます。投票日に行けない人のために、期日前投票のしくみがあります。投票が終わると、その日のうちに開票が行われます。
🤔 1票は小さいのか
「自分の1票では何も変わらない」と言われることがあります。
たしかに1票だけを見ればそうです。
けれど、平等選挙はだれの1票も同じ重さだと決めています。
同じ重さのものが何千万と集まった結果が選挙です。
同時に、住む場所によって1票の重さがちがってしまう問題も起きています。
これについては
一票の格差のページ
で説明しています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. 選挙の4つの原則を答えなさい。
普通選挙・平等選挙・直接選挙・秘密選挙の4つです。普通は制限をつけないこと、平等は1人1票、直接は自分で候補者に投票すること、秘密はだれに入れたかを明かさなくてよいことです。
Q2. いま、投票できるのは何歳からですか。
日本国民で満18歳以上です。2016年6月19日の後に初めて行われる国政選挙から、満20歳以上より引き下げられました。
Q3. 参議院議員に立候補できるのは何歳からですか。
満30歳以上です。衆議院議員は満25歳以上なので、参議院のほうが5歳高くなっています。都道府県知事も満30歳以上です。
Q4. 秘密選挙には、どんな意味がありますか。
だれに投票したかを人に知られないようにすることで、まわりの目を気にせず自分の考えどおりに投票できるようにするためです。憲法第15条第4項は、投票の秘密は侵してはならないと定めています。
Q5. 内閣総理大臣は、国民が直接選ぶのですか。
選びません。国民が選ぶのは国会議員までで、その国会議員が国会で首相を指名します。
✍️ 記述ミニ道場
Q. 選挙では、だれに投票したかを他人に知られないようになっています。
なぜこのようなしくみになっているのですか。40字程度で書きなさい。
手順1 知られたらどうなるかを書く まわりの人の目を気にしてしまう。
手順2 その結果どうなるかを書く 自分の考えどおりに投票できなくなる。
手順3 問いに答える形でしめる 「〜ようにするため」。
解答例 他人の目を気にせず、一人ひとりが自分の考えのとおりに投票できる
ようにするため。(38字)
採点のポイント 「知られると自由に選べなくなる」という
つながりが書けているかどうかです。「はずかしいから」では点になりません。
守っているのは気持ちではなく、選ぶ自由です。
👨👩👧 おうちで話すヒント
選挙は、家庭で見せられる数少ない公民の実物です。
投票所に子どもを連れて行けます。多くの投票所では、同伴が認められています。
入場券が届いたら、封を切るところから見せてみてください。
帰り道に「だれに入れたの?」と子どもが聞いてきたら、
そこが秘密選挙を教える最高の場面です。「言わなくていいことになっているんだよ」と答えて、
なぜそう決まっているのかを一緒に考えると、教科書の1行が体験になります。
中学入試では、4原則、選挙権と被選挙権の年齢、公示と告示の使い分けが定番です。
年齢は表で覚えるより、「投票はぜんぶ18歳、出るほうで30歳なのは参議院と知事だけ」
と1文にしてしまうほうが崩れません。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 選挙の4つの原則
A. 普通選挙・平等選挙・直接選挙・秘密選挙。
Q. 普通選挙とは
A. 財産や性別などで制限せず、一定の年齢になればだれでも投票できること。
Q. 平等選挙とは
A. 1人1票で、どの票も同じ重さであること。
Q. 直接選挙とは
A. 有権者が自分で候補者に投票すること。
Q. 秘密選挙とは
A. だれに投票したかを明かさなくてよいこと(無記名投票)。
Q. 選挙権は何歳からか
A. 日本国民で満18歳以上。
Q. 衆議院議員の被選挙権
A. 満25歳以上。
Q. 参議院議員の被選挙権
A. 満30歳以上。
Q. 都道府県知事の被選挙権
A. 満30歳以上。
Q. 市区町村長・市区町村議会議員の被選挙権
A. 満25歳以上。
Q. 地方選挙で必要な住所の条件
A. 引き続き3か月以上その区域に住所があること。
Q. 選挙権が18歳になったのはいつか
A. 2016年6月19日の後に初めて行われる国政選挙から。
Q. 公示と告示のちがい
A. 衆議院・参議院の選挙は公示、それ以外の選挙は告示という。
Q. 期日前投票とは
A. 投票日に行けない人が、その前に投票できるしくみ。
Q. 国民主権とは
A. 国の力のもとが国民にあるという考え方。
❓ よくあるしつもん
Q. どうして18歳に引き下げたのですか。
A. 総務省は、若い世代が政治に関心をもち、積極的に政治に参加することが期待されるとしています。また海外では18歳以上が主流で、日本もその形に合わせたことになります。
Q. 投票に行かないとどうなりますか。
A. 日本では罰はありません。ただし、投票しない人が多いほど、実際に投票した人の意見だけで結果が決まることになります。
Q. 小学生でも投票所に入れますか。
A. 多くの投票所で、保護者と一緒であれば入ることができます。投票用紙は渡されませんが、記入台や投票箱を見ることはできます。
Q. 「公示」と「告示」はどうちがうのですか。
A. 衆議院と参議院の選挙は公示、都道府県や市区町村の選挙は告示と呼び分けます。始まりの合図であることは同じです。
Q. 中学受験では選挙のどこが出ますか。
A. 4つの原則、選挙権と被選挙権の年齢、公示と告示の区別が定番です。あわせて一票の格差、投票率の低下、国民主権との関係もよく問われます。
出典と確認日原則と
権利の
内容は
日本国憲法(
第15
条・
第44
条)によります。
選挙権・
被選挙権の
年齢と、
地方選挙の
住所の
条件、および
選挙権年齢の
引き
下げの
時期は、
総務省「
選挙権と
被選挙権」および「
選挙権年齢の
引下げについて」の
公表内容によります。
議員定数は
本ページでは
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確認日 2026
年8
月3
日。
・
総務省 選挙権と
被選挙権 https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo02.html
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