国際キャンプin米沢は、NPO法人Movement for Language and Culture JAPAN(MLC Japan)が主催する、多言語多文化環境で育つG5〜G12(小5〜高3)向けの4週間サマーキャンプ。2005年に長野で始まり、2023年から山形県米沢市で開催、2026年で20周年。日本文化体験(狂言・座禅・茶の湯)+SDGs探究学習+UCバークレー・ロンドン大学生リーダーとの進路対話の3軸で、帰国子女・インター生・バイリンガル家庭の子どもたちが「日本」と「世界」を同時に深く学ぶ場です。
写真をタップすると拡大表示できます。山形県米沢市で開催される「国際キャンプin米沢」。舞台となる置賜エリアの自然環境をご覧ください。

写真出典:Google Places / 米沢市公式情報
2026年7月開催の国際キャンプin米沢は、2026年5月8日が申込締切。定員25名のため、例年早期に枠が埋まる可能性あり。連絡先:npomlcjapan1@gmail.com
国際キャンプin米沢は、「日本語力を高め、日本文化を体験する学習」を主軸に据えた、他のサマーキャンプとは真逆のコンセプトを持つ国際教育プログラムです。英語を学ぶのではなく、すでに多言語環境にいる子どもが「日本」を学ぶ場です。
| 主催 | NPO法人Movement for Language and Culture JAPAN(MLC Japan) |
| 本部所在地 | 東京都墨田区 |
| ディレクター | 大山全代先生(言語・IB教育専門) |
| 共催 | 一般社団法人米沢みさわ小学校/一般社団法人Movement for International Education Field (MIEF) |
| 連携 | ニューヨークのMLC本部と連携した国際組織 |
| 歴史 | 2005年長野県浪合村でスタート→2023年から山形県米沢市/2026年で20周年 |
| 対象 | G5〜G12(小学5年生〜高校3年生)多言語多文化環境で育つ子ども |
| 定員 | 25名(少数精鋭) |
| 開催時期 | 毎年7月、1ヶ月(4週間) |
| 2026年開催 | 7月上旬〜下旬(例年7/1〜7/28)/申込締切2026年5月8日 |
| 会場 | 旧三沢東部小学校(米沢市)+小野川温泉宿泊 |
| 連絡先 | npomlcjapan1@gmail.com |
22の国内留学を横断比較してきた編集部の視点から、国際キャンプin米沢ならではの独自価値を整理しました。
他のサマーキャンプの対象は「日本の公立校生徒」が中心である中、国際キャンプin米沢は「帰国子女・インター生・バイリンガル家庭の子ども」を専用対象としている極めて珍しいプログラム。「英語を学ぶ場」ではなく「すでに多言語環境にいる子どもが日本語と日本文化を学ぶ場」という真逆のコンセプトで、類似プログラムが国内にほぼ存在しない独自ポジションです。
上杉謙信の城下町・米沢で、狂言師指導の狂言実演、林泉寺での座禅、お茶のお手前、生花、花笠音頭など、本物の日本文化を現地の指導者から学べます。観光レベルの体験ではなく、4週間かけて本物に触れる深さ。「日本に住んでいるのに知らなかった自分の国」を、帰国子女の子どもが発見する体験は、他のキャンプでは代替不能です。
山形県米沢市は206都市ある「SDGs未来都市」のひとつで、このコンテキストを活かしたSDGsテーマの探究学習が設計されています。過去テーマは「難民問題と多様な人々の共生」など。IB教育と親和性が高い本格的な探究型プログラムで、自律心・思考力・探究力・表現力・創造力を育む設計です。
米国UCバークレー、英国ロンドンの大学、日本の現役大学生が学生リーダーとして参加し、中高生の探究活動サポート+進路対話を提供。「海外大学の学生と直接進路の話ができる」機会は、他の国内キャンプではほぼ得られない独自価値。海外大学進学を視野に入れる中高生にとって、具体的情報と憧れのロールモデルに出会える貴重な場です。
国際キャンプin米沢の最大の魅力は、上杉謙信の城下町・米沢で受けられる本物の日本文化体験。観光レベルではなく、本物の指導者から4週間かけて学ぶ深さが特徴です。
狂言師の指導のもと、米沢の伝統芸能である狂言の実演に挑戦。全身で日本の伝統芸能を体験でき、参加者の満足度も特に高い人気プログラム。
上杉謙信ゆかりの林泉寺で本格的な座禅体験。静寂の中で自分と向き合う時間は、多言語環境で育つ子どもにとって新しい発見の時間に。
本格的な茶道のお手前を体験。座の文化伝承館:茶室 静山庵でのお手前を通じて、「日本のおもてなし」の精神に触れる。
日本の四季と花を組み合わせる生花の伝統を体験。帰国子女の子どもたちが「日本の美意識」を身体で学ぶ貴重な機会。
山形の代表的な民謡舞踊「花笠音頭」を地元の方から学ぶ。地域コミュニティとのつながりを実感できる参加型の体験。
吾妻連峰の天元台高原でのテントハイキング。自然の中での共同生活を通じて、仲間との絆と自律心を育てる。
山形県米沢市は206都市ある「SDGs未来都市」の一つ。このコンテキストを最大限活用した、国際キャンプならではの本格探究学習プログラムが組み込まれています。
2023年に取り組まれた探究学習のテーマは、「難民問題:多様な人たちが共生できる社会作りに向かっての可能性を考える」「難民を難民キャンプに避難・隔離するのではなく、難民を含む多様な市民社会/コミュニティがもたらすものは何か」でした。これは単なる「SDGsを学ぶ」レベルではなく、IB(国際バカロレア)教育と親和性の高い本格的な探究学習で、参加者自身が課題を設定し、調査し、議論し、プレゼンテーションするプロセスを経験します。
米沢市内の方々の熱心な協力、日本在住の難民背景を持つ高校生、米沢市内の子どもたち、アメリカ在住高校生のトラベルキャンプ参加者など、多様な背景を持つ参加者との対話を通じて、探究テーマが立体的に深められるのが国際キャンプの独自設計。キャンプ4週目には他の複数のNPO団体とのコラボで「国際祭フェスティバル」を開催し、探究学習の成果を発表する場になっています。
国際キャンプin米沢の1日は、大きく2つに分かれます。午前中はアカデミックな言語学習・探究活動、午後は米沢ならではの地域体験・文化体験・アクティビティ。
日本語力の強化と、SDGsをテーマにした本格的な探究学習。IB教育に精通した教育者が指導し、多言語環境で育つ子どもたちが「学問としての日本語」と「社会課題の探究」を同時に学ぶ。
米沢ならではの伝統文化、地域の方々との交流、自然の中でのアクティビティ。「学問」から「体験」へのシフトで、身体を使って日本を学ぶ。
国際キャンプin米沢の会場には、単なる合宿施設ではない、地域再生のストーリーがあります。このプログラムに参加すること自体が、地域への社会貢献の一部になります。
会場である旧三沢東部小学校(山形県米沢市三沢地区)は、2023年3月31日に閉校100周年を迎えて廃校になった小学校です。地区の方々は「心の拠り所であった場所をどうにか残せないか」と考え、米沢市と協議を重ねました。
そこに手を挙げたのが国際キャンプでした。2023年7月、国際キャンプが旧三沢東部小学校の教室を研修所として利用開始、小野川温泉に宿泊しながら米沢で1ヶ月の地域体験型合宿を実施。2023年11月、地区の方々が米沢市へ廃校活用の要望書を提出し、「地域体験ができる合宿所」というテーマでの活用が正式に始動しました。
2024年7月には、世界的企業の協賛により2段ベッドやシャワーなどの宿泊設備を設置。国際キャンプは1ヶ月間、旧三沢東部小学校に宿泊しながら米沢市内で様々な地域の文化・歴史・自然を体験する本格的な地域体験型合宿に進化しました。地元ケーブルテレビ局NCVが国際キャンプの様子を取材するなど、米沢の新しい地域資源として地元からも高い注目を集めています。
山形県米沢市は、上杉謙信ゆかりの城下町で、福島県と山形県の県境に位置します。新幹線でのアクセスも良好です。
22社を横断比較してきた編集部の視点から、国際キャンプin米沢に合う家庭・合わない家庭を率直にお伝えします。
22の国内留学を比較してきた編集部が、国際キャンプin米沢の本当の価値をお伝えします。
22社を比較して見えてきたのは、国際キャンプin米沢は「国内留学」のカテゴリに入れること自体に違和感がある、極めて独自のポジションにあるということです。他社はすべて「日本人が英語を学ぶ場」として設計されているのに対し、国際キャンプin米沢は「すでに英語ネイティブ環境にいる子どもが日本語と日本文化を学ぶ場」という真逆の方向を向いています。この独自性を理解しない限り、このプログラムの本当の価値は見えてきません。
編集部が特に評価するのは、「多言語多文化環境で育つ子どもの課題」に真剣に向き合った設計です。海外で育つ帰国子女、インター校に通うバイリンガル家庭の子どもが抱える共通の課題は「自分のルーツである日本が遠い存在になる」というアイデンティティの問題です。英語は流暢なのに日本語の深い表現ができない、日本の伝統文化を知らない、祖父母の世代の話を理解しにくい——この課題に、4週間の没入プログラムで本格的に向き合う場は、国内でほぼ唯一の存在です。IB教育に親しんだディレクター陣の設計が、この本質的課題への処方箋として機能しています。
もう一つ編集部が注目するのは、「地域再生プロジェクトへの参画」という隠れた価値です。会場である旧三沢東部小学校は、閉校100周年で廃校になった地区の心の拠り所を、国際キャンプが地域と協働で蘇らせた施設。参加するお子様は、単にサマーキャンプに行くのではなく、日本の地方再生の現場に当事者として関わる体験ができます。これは「旅行で地方を訪れる」のとは根本的に異なる、地に足のついた国際理解教育です。
一方で、編集部が正直にお伝えしたいのは、国際キャンプin米沢は「対象が極めて限定的」だということです。日本の一般的な公立校・私立校に通うお子様には、コンセプトがミスマッチとなる可能性が高い。「英語を学ぶキャンプ」を探している家庭にとっては、まさに期待と真逆の方向のプログラムです。逆に言えば、「帰国子女・インター生・バイリンガル家庭」という対象に該当する家庭にとっては、国内でほぼ唯一無二の選択肢であり、他社の英語キャンプでは到底代替できない価値を持ちます。「自分の子どもは対象者か?」を正直に見極めることが、このプログラムを選ぶ/選ばない判断の出発点です。
— スクールコンパス編集部(MK EFT Academy Japan合同会社)
国際キャンプin米沢は「対象者判定」が最重要。以下のチェックリストで、お子様が本当の対象者か確認してください。
多言語環境の子どもに特化した4週間プログラムは、他のサマーとは別枠で考える教育投資です。
国際キャンプin米沢は、帰国子女・インター生・バイリンガル家庭の子どもたちに特化した、国内でほぼ唯一無二のプログラム。日本文化×SDGs×海外大学進路対話の3軸で、お子様のアイデンティティと進路を同時に育ててください。2026年5月8日申込締切、定員25名の少数精鋭です。