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英語の単語が覚えられない・読み書きが苦手(小学生)
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 読み書きが始まると、急にむずかしく見えますよね。
よくある場面:単語テストが返ってくると、つづりが半分ちがう。家で10回ずつ書かせているのに、次の週にはまた忘れている。
読み書きは、「音で言える語」から始まります
今夜できること1つ 書く前に、その語を音で言えるかを確かめる
📌 明日のための1行カード もし「なんで覚えられないの」と言いそうになったら、「どれなら、もう言える?」と言う
なぜ、そうなるの?
学校の英語は、まず耳と口で慣れた語を、読んで、書き写す順番で進みます。言えない語を書く練習から始めると、形だけの丸暗記になり、すぐ抜けます。また、同じ語を10回続けて書くより、3日あけて「思い出して書く」ほうが覚えています。思い出すときに少し苦労することが、記憶を強くするからです。
今夜の手順
- 書く前に、その語を声に出して言えるかを確かめる
理由:言える語なら、書く練習が形の丸暗記にならないからです。 - 10回書く代わりに、3日後と7日後に「思い出して書く」
理由:日をあけて思い出すほうが、記憶に残るからです。 - 語順は、カードの並べかえで遊ぶ(I / like / apples)
理由:日本語と順番がちがうことに、体で気づけるからです。
そのまま言える言いかえ
- 「なんで覚えられないの」→ 「どれなら、もう言える?」
できているところから始めると、次の1語に進めます。 - 「スペルを10回書きなさい」→ 「3日前の単語、思い出せるか試そう」
日をあけて思い出すほうが、覚えに残ります。 - 「こんなのも読めないの」→ 「この単語、声に出して言ってみよう」
音で言えるようになると、読み書きにつながります。
今夜はしなくていいこと
同じ単語を10回ずつ書かせること
理由:書き写すより、日をあけて思い出すほうが覚えに残りやすいからです。
お子さんに聞いてみる
「英語の読み書きで、いちばんむずかしいのは?」
- 「アルファベット」と答えたら:アルファベットなら、大文字と小文字を1日1組ずつ、音と一緒に確かめます。
- 「単語のつづり」と答えたら:つづりなら、書く前に、その単語を声に出して言えるかを確かめてください。言えない単語は、先に音で覚えます。
- 「文を書くこと」と答えたら:文なら、日本語との語順のちがい(「わたしは 好き りんごが」の順)を、並べかえの遊びで確かめます。
- 「わからない」と答えたら:分からないときは、学校で使っている教科書の最後の単元を一緒に開いて、読めるところに印をつけます。
2週間後に見ること
2週間後、3日前の語を思い出して書ける数が増えていれば、効いています。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、読み書きより、音に慣れる時期です。
- 高学年(4〜6年生) 5・6年生は、学校で読み書きを習う時期です。音で言える単語から書いていきます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「英語の読み書き」チェック)
「英語の読み書きが心配」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- 何年生ですか?(1・2年生/3・4年生/5・6年生)
- いちばん近いのは?(アルファベットがあやふや/単語が読めない/単語のつづりが書けない)
- 英語の単語を、音では言える?(けっこう言える/あまり言えない)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
アルファベットがあやふやなタイプ
アルファベットは、文字の形と名前と音の3つを結びつけることが土台です。歌で名前を、身のまわりの文字で形を覚えると、定着しやすくなります。
今夜の1つ お店の看板や商品から、アルファベットを1日3文字さがす遊びをする
「何回言ったら覚えるの」→ 「この看板のB、見つけた!」
2週間後 2週間後、看板の文字を自分で読もうとしていれば、文字への興味が育っています。
根拠:英語の読みの基礎(文字と音の対応)の研究
単語が読めないタイプ
英語は、文字と音の決まり(フォニックス)を知ると読めるようになります。米国の子どもも、この決まりを学んで読めるようになります。
今夜の1つ 1日1つ、文字と音の決まり(cは「ク」の音、など)を、絵本や看板で一緒に見つける
「ローマ字みたいに読めばいいでしょ」→ 「この文字、どんな音かな?」
2週間後 2週間後、知らない単語を音にしてみようとしていれば、読む力が育っています。
根拠:米国の読みの指導(フォニックス)の研究
つづりが書けないタイプ
つづりは、音で言える単語から書くと覚えやすくなります。たくさん書くより、音に分けてから書くと定着します。
今夜の1つ 音で言える単語を1日2つ、音に分けながら(c-a-t)書く
「10回ずつ書きなさい」→ 「音に分けて書いてみよう」
2週間後 2週間後、音に分けて書けた単語がふえていれば、書く力が育っています。
根拠:英語の読み書きの指導の研究
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:文部科学省 学習指導要領(5・6年の読み書きは、音声で十分に慣れ親しんだ語から)、米国ワシントン大学ロディガーとカーピックの研究(2006年)
研究でわかっていること 読み直すより、見ないで思い出すテストをしたほうが、2日後・1週間後によく覚えていました。直後だけは読み直しのほうがよくできたように見え、本人の自信も読み直しのほうが高くなっていました。
実験(Roediger, H. L., & Karpicke, J. D., 2006)
研究でわかっていること 317の実験をまとめたところ、同じ量を一度にまとめて練習するより、日をあけて分けて練習したほうが、あとまでよく覚えていました。覚えておきたい期間が長いほど、あける間も長いほうがよい傾向でした。
たくさんの研究のまとめ(Cepeda, N. J., Pashler, H., Vul, E., Wixted, J. T., & Rohrer, D., 2006)
考えてみてほしい問い 子どもが音で言える英語は、どのくらいありますか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「英語の単語が覚えられない・読み書きが苦手(小学生)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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