ホーム › 習い事 › 子どもの体を育てる › なわとびと持久走

二重跳びのコツと、なわとび・持久走
マラソン大会・なわとび大会の前にやる10分と、回数の記録

「マラソン大会でびりにならないか」「なわとびの回数が去年から増えない」。冬の店頭になわとびが並ぶころ、家庭で始めれば大会に間に合う量があります。ここでは、米国小児科学会の報告に沿って、8週間で組んだ表と、家でやる10分、記録の残し方を渡します。

いまは冬の面です。週末コンパスの「体を動かす10分」はこのページを指しています。

二重跳びのコツ:できるようになる5つの段階

二重跳びは「速く回す」より、高く跳ぶことと、手首で回すリズムがそろうとできるようになります。1つずつ、できたら次へ進みます。

持ち手がむね〜わきの下
① 縄の長さを合わせる
ひじは体の横・手首で回す
② 手首で小さく速く
パンパン縄なしで高く跳び、2回たたく
③ 高さとリズムをつかむ
とんとんとんビュビュン前とび3回 → 二重跳び1回できたら前とびを2回・1回に
④⑤ リズムで1回だけ入れる
  1. 縄の長さを合わせる:片足で縄の真ん中を踏み、持ち手が胸からわきの下くらいに来る長さにします。長すぎると、速く回せません。
  2. 手首で回す:前とびを、ひじを体の横につけたまま、手首だけで小さく速く回します。腕を大きく回すと、2回目が間に合いません。
  3. 縄なしで、高さとリズムをつかむ:縄を持たずにその場で高く、まっすぐ跳びます。空中で太ももを「パン・パン」と2回たたけたら、二重跳びに要る高さが出ています。
  4. 前とび3回のあとに1回だけ:「とん・とん・とん・ビュビュン」のリズムで、前とび3回のあとに二重跳びを1回だけ入れます。1回できた日は、そこで終わってかまいません。
  5. つなげる:1回ずつ入れられるようになったら、前とびの回数を2回、1回と減らし、二重跳びを続けます。

跳ぶ運動は、1日10分・週2〜3回で十分です(下の「家でできる10分」)。できた回数は体力手帳に残すと、先週の自分とくらべられます。

根拠(一次資料)

米国小児科学会(AAP)の2020年の臨床報告は、体重を使う跳ぶ運動(片足とび、その場とびなど)で子どもの筋力がつくこと、筋力が上がるには8週間以上・週2〜3回の練習が要ること、子どもは大人より筋力トレーニングの疲れからの回復が速いことを書いています。2024年の報告は、子どもの持久系の行事(マラソンなど)への参加を、本人が望んでいること、適切な指導のある練習計画に従うこと、正常な成長が保たれていることを条件に認め、走る量は段階的に増やすこと、週1日の休みと、1つの競技から年2〜3か月離れることを求めています。 出典:AAP 2020「Resistance Training for Children and Adolescents」/AAP 2024「Overuse Injuries, Overtraining, and Burnout in Young Athletes」 publications.aap.org

大会の何週間前から、何をやるか(8週間の表)

大会の日付を入れてください。きょうから逆算して、週ごとの量が出ます。8週間より短いときは、後ろの週から詰めます。

大会の日

「ゆっくり走る」は、話しながら走れる速さです。息が上がる速さは最後の2週だけ。痛みが出た週は、次の週に量を増やさず同じ量にします。

家でできる10分(週2〜3回・連続しない日)

  1. その場とび 20回(ひざをやわらかく、音を立てない)
  2. なわとび 前とび 30秒×2(引っかかっても続ける。回数は数える)
  3. 片足とび 左右10回ずつ
  4. ゆっくり走る 3分(家の周りを、話しながら走れる速さで)
  5. 終わりに、ふくらはぎと太ももの前を20秒ずつ

なわとびの回数と、走った分数を体力手帳に入れます。先週の自分と比べるだけで、目標は決めません。

寒い日の準備

子ども向け:なわとびが、なぜ走るのに効くの?

びっくり大事実! なわとびは「地面を短く強くおす」練習です。走るときと同じ力を、その場でたくさん練習できます。1分に120回とぶと、120回も地面をおしたことになる。走っているときより多い!だから、なわとびが上手な子は、走るのも速くなりやすいのです。

📓 記録に残す(わが家の体力手帳)

50m走・なわとび・シャトルラン・身長・就寝時刻を、数字1つずつ入れて伸びを見ます。この端末にだけ残ります。順位づけや判定はしません。

わが家の体力手帳を開く →

この面のほかのページ

足が速くなる筋トレは何歳から・何なら良いかケガをしない体睡眠と身長・回復子どもの体を育てる(入口) 習い事をさがす

このページは医学的な助言をするものではありません。診断や治療については医療機関にご相談ください。事実は文中に示した公的機関・学会・競技団体の資料と、複数の主要報道で確かめられた範囲だけを書いています。制作 スクールコンパス編集部

❓ よくある質問

Q. マラソン大会の何週間前から練習すればいいですか?

米国小児科学会の2020年の報告は、筋力が上がるには8週間以上・週2〜3回の練習が要るとしています。走る量は段階的に増やす、というのが2024年の報告の考え方です。このページの表は8週間で組み、大会の日付を入れると週ごとの量が出ます。

Q. 小学生に持久走はさせてよいですか?

米国小児科学会の2024年の報告は、子どもの持久系の行事への参加は、本人が望んでいること、適切な指導のある練習計画に従うこと、正常な成長が保たれていることを条件に認められる、としています。

Q. 二重跳びが1回もできません。何から練習すればいいですか?

まず縄の長さを合わせ(片足で縄の真ん中を踏んで、持ち手が胸からわきの下くらい)、前とびを手首だけで速く回せるようにします。次に縄を持たずにその場で高く跳び、空中で太ももを2回たたけるかを試します。2回たたけたら、前とび3回のあとに1回だけ二重跳びを入れる練習に進みます。

Q. なわとびは何回とべればいいですか?

回数の目標は決めていません。体力手帳に回数を残して、先週の自分と比べる形にしています。全国平均はなわとびについては公的資料に無いので載せていません。