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「夜の練習で寝るのが遅くなる。身長に影響しない?」。この不安に、公的な資料が答えている範囲は決まっています。「何時間寝れば何cm」は、どこにも書いてありません。書いてあるのは、必要な時間の目安と、睡眠が体の発達に要るということ、そして運動と睡眠の関係です。それだけを、家の予定に落とします。
小学生(1〜6年生)は9〜12時間が目安です(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)。学年ごとの数字は国のガイドにも米国の専門家の合意声明にもなく、6〜12歳はひとまとまりです。だから、どの学年も「9時間を下回らない」を家の決まりにするのがいちばん確かです。
| 起きる時刻 | 9時間寝るには | 10時間寝るには |
|---|---|---|
| 6:00 | 21:00に寝る | 20:00に寝る |
| 6:30 | 21:30に寝る | 20:30に寝る |
| 7:00 | 22:00に寝る | 21:00に寝る |
| 7:30 | 22:30に寝る | 21:30に寝る |
わが家の時刻で出す:起きる時刻 →
「寝る時刻」はふとんに入った時刻ではなく、眠った時刻です。寝つくまでの時間(15〜30分ほどの子が多い)を見こんで、ふとんに入る時刻を決めてください。学年が上がると塾や習い事で遅くなりやすいので、5・6年生ほど「起きる時刻を先に決めて逆算」が効きます。
睡眠は、いまも研究が進んでいる大事な分野です。目ざめた状態を保つ脳の物質「オレキシン」を見つけた柳沢正史さん(筑波大学)は、2026年にアメリカの医学の賞・ラスカー賞を受けました。→ ノーベル賞2026の発表の前に話題の研究者
わが子の睡眠が足りているか、3つで見分ける(1つでも当てはまれば、足りていないサインです)
当てはまったら、勉強時間をふやす前に、下の表で寝る時刻を決めてください。睡眠は、成績と体の土台です。
起きる時刻と、練習が終わって家に着く時刻を入れてください。9時間・10時間寝るための「寝る時刻」と、家に着いてから寝るまでにやることの順番が出ます。
| 朝、起きる時刻 | |
|---|---|
| 練習の日に家に着く時刻 | |
| 寝たい時間 |
練習のあとに家で起きることは毎回同じです。順番を決めておくと、寝る時刻が動きません。
出典:AAP「Resistance Training for Children and Adolescents」2020 の Overtraining Risks の節。
寝た時刻を、練習のあった日だけでよいので、数字で残します。2週間たまると「練習の日は平均何分遅いか」が見えます。それが、教室に「終わる時刻を早められないか」と相談する材料になります。
体力手帳に就寝時刻を入れる →びっくり大事実! ねているあいだ、体は昼間に練習でついた小さなきずを直しています。直すときに、前より少し強くする。だから、練習した日ほど、ねる時間が大事です。国の資料には「小学生は9〜12時間」と書いてあります。夜9時に練習が終わる日は、家に着いたら「ごはん→おふろ→歯みがき」を30分でやると、10時間ねられます。
このページは医学的な助言をするものではありません。診断や治療については医療機関にご相談ください。事実は文中に示した公的機関・学会・競技団体の資料と、複数の主要報道で確かめられた範囲だけを書いています。制作 スクールコンパス編集部
厚生労働省のガイドも米国睡眠医学会の合意声明も、小学生(6〜12歳)をひとまとまりにして9〜12時間としていて、学年ごとの数字は出していません。どの学年も9時間を下回らないことを目安にし、朝の起きにくさや昼間の眠さで足りているかを見るのが確かです。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、小学生に9〜12時間、中学・高校生に8〜10時間の睡眠を確保するよう勧めています。
ガイドは、こどもにとって睡眠は心身を休めるだけでなく脳や体を発達させる役割があるため、必要な睡眠時間が大人より長い、と書いています。「何時間寝れば何cm伸びる」という数字は公的資料にはなく、このページでも書きません。
米国睡眠医学会の専門家会議は、6〜12歳は毎日9〜12時間眠ることを勧め、それより少ない睡眠が続くと、注意力・行動・学習の問題、けが、肥満などが起きやすくなるとまとめています。睡眠を1時間長くするか短くするかを3晩続けただけで、記憶や反応の速さの検査結果に差が出た実験もあります。
起きる時刻から逆算します。朝6時30分に起きるなら、9時間寝るには夜9時30分に寝る計算です。練習のあとは、ご飯→お風呂→歯みがきの順で30分以内に終える形を、このページの表で出せます。