スクールコンパスつまずき > 小5

単位量あたりの大きさが
わからないとき

「畳6枚に8人」と「畳5枚に7人」、どっちが混んでいる。この問題で手が止まる子は、計算ができないのではありません。どっちをどっちでわるのかが決まらないのです。ここが5年生でいちばん多いつまずきです。

🧒 子どもの言い分

「わり算なのは分かる。でも8÷6なのか6÷8なのかが分からない」

これは正直な言い分です。式を見ればどちらもわり算で、答えの数も似ています。迷っているのは計算ではなく、何を求めようとしているのかです。

⚠️ 親がやりがちなこと

「こっちが大きい数だから、大きいほうでわるの」——これは通じません。数の大小で決まる話ではないからです。次に数が入れかわると、また分からなくなります。

「はじき」のような図も、この単元では効きません。速さの図なので、混みぐあいには使えません。

✅ 決め手は「1つあたり」を先に言うこと

式を書く前に、口に出させてください。

「畳1枚あたり何人か」を出したいなら、人を畳の数でわります。8÷6。
「1人あたり畳何枚か」を出したいなら、畳を人の数でわります。6÷8。

あたり、のうしろに来るほうでわる。これだけです。「1枚あたり」なら枚数でわる。「1人あたり」なら人数でわる。この一言を、式を書く前にかならず言わせてください。

🏠 家で5分

身のまわりで「1つあたり」を出します。

❶ お菓子の袋を2つ持ってきて、値段と入っている数を見る。
❷ 「1個あたり何円か」を口に出させる。
❸ 円を個数でわる。どっちが得かが出ます。

スーパーの棚に単価が小さく書いてあります。あれがこの単元そのものです。「これ、何であの数字が出てるか分かる?」で1回やると、教科書に戻ったときに顔つきが変わります。

➡️ 次にどこで困るか

この単元が入っていないと、次の「速さ」でもう一度止まります。速さは「1時間あたりに進む道のり」なので、まったく同じ考え方です。ここであいまいなまま進むと、速さで「はじき」を丸暗記することになり、文章が少し変わると解けなくなります。

人口密度も同じです。「1平方キロメートルあたり何人」。社会で出てきたときに、算数とつながっていることに気づけると、両方が楽になります。

🧭 ほかのつまずき

学習の時期は教科書と学校によってちがいます。小5の2学期に入ることが多い単元です。このページは2026年9月9日に作りました。

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