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「辞めたい、と泣いた。本当にやめたいのか、疲れているだけなのか」。気持ちの面の見分け方は辞めたいと泣いたときに置いてあります。このページはもう一方、体の面です。子どもは「疲れた」を「やめたい」と言います。だから、やめる前に体の側を確かめると、答えが変わることがあります。
| サイン | 見方 |
|---|---|
| 1 練習の日だけ機嫌が悪い | 休みの日は普通に遊べるなら、競技そのものより負荷の問題。回数と長さを見る |
| 2 朝、起きられない | 就寝時刻の記録(体力手帳)で、練習の日の就寝が何分遅いかを見る。小学生の目安は9〜12時間(厚生労働省 睡眠ガイド2023) |
| 3 記録・できることが下がっている | AAPが書くオーバートレーニングの中心はパフォーマンスの低下。50m走やなわとびの記録が2週間下がり続けていないか |
| 4 同じ場所の痛み | 使いすぎの入口。受診の目安を先に見る |
| 5 食べる量が落ちた | 回復と成長にはカロリーと水分が要る(AAP 2020)。練習のあとに食べられないなら、負荷が回復を超えている材料 |
3つを同時に、2週間だけ。それで表情と記録が戻るかを見ます。戻れば「やめたい」ではなく「疲れていた」。戻らなければ、気持ちの面のページへ進みます。
| やること | いまの数字 | 2週間の数字 |
|---|---|---|
| 週の回数を1回減らす | ||
| 休む日を1つ固定する(曜日) | ||
| 寝る時刻を30分戻す |
教室への言い方:「2週間だけ、体の様子を見たいので週○回にします」。断り方の文面はこちら。
びっくり大事実! 体が本当につかれているとき、脳は「もうやりたくない」という気持ちを出して、体を守ろうとします。これは弱いからではなく、体からの「休ませて」のお知らせです。休んで元気になったら、また「やりたい」が出てくることが多い。だから「やめたい」と思ったら、まず2週間だけ休みを増やしてみる。それでも「やめたい」なら、そのときはお家の人と本気で相談すればいいのです。
このページは医学的な助言をするものではありません。診断や治療については医療機関にご相談ください。事実は文中に示した公的機関・学会・競技団体の資料と、複数の主要報道で確かめられた範囲だけを書いています。制作 スクールコンパス編集部
見分ける材料を5つ置いています。練習の日だけ機嫌が悪い、朝起きられない、記録やできることが下がっている、同じ場所の痛み、食べる量が落ちた。この並びが2週間続くなら、米国小児科学会の報告が書く「負荷が回復を超えている」状態を家庭が疑う材料になります。
2週間だけ、回数を1回減らす・休む日を1つ固定する・寝る時刻を30分戻す、の3つを同時にやってみます。それで表情と記録が戻るなら、やめたかったのではなく疲れていた、という判断ができます。
「辞めたいと泣いたとき」のページに、泣く5つのパターン、やめるべき5つのサイン、続けてよい3つのサイン、親が言わないほうがよい言葉を置いています。