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習い事は週何回まで・掛け持ちの上限
「何個」ではなく「週の合計時間」で決める
「サッカーを週3、ほかに水泳。多すぎないか」。習い事の「数」の話は小学生の習い事は何個が理想?に置いてあります。このページは、体の面から見た合計時間と休む日の話です。数は同じ2つでも、週2時間の家庭と週9時間の家庭では、体に起きることがちがいます。
上限の目安(一次資料)
- 年齢×1時間。日本体育協会の2017年の文献研究は、1週間のスポーツ活動時間が「年齢×1時間」より多い場合に、スポーツ外傷・障害、特に重いスポーツ障害が発生する可能性が高かった、とまとめています。9歳なら週9時間です。
- 週16時間。米国小児科学会(AAP)の2016年の臨床報告は、週16時間を超える練習でけがの危険が上がった高校生の研究を挙げています。小学生にはさらに余裕が要ります。
- 自由な遊びとの比。同じ報告は、組織化されたスポーツの時間が自由な遊びの時間の2倍を超えた子でけがの危険が上がった研究を挙げています。「教室に通う時間」と「公園で遊ぶ時間」の比を見る、という考え方です。
- 週1〜2日は離れる。AAPは2016年と2024年の報告で、その競技から週に1〜2日離れることを勧めています。
- 週3日・1日2時間。日本臨床スポーツ医学会の野球の提言(日本スポーツ協会の研究報告が引用)は、小学生の投手について、投球日数を週3日、1日2時間を超えないこと、週1日以上の休養日をとることが望ましい、としています。投げる競技の目安ですが、ほかの競技でも「週3日・2時間」は一つの物差しになります。
出典:日本体育協会 2017 mext.go.jp(PDF)/AAP 2016 publications.aap.org/日本スポーツ協会 令和元年度スポーツ医・科学研究報告「発育期のスポーツ活動のあり方に関する研究」 japan-sports.or.jp(PDF)
下限も見ておく(運動しなさすぎ)
スポーツ庁の令和6年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査(小学5年生)では、体育の授業を除いた1週間の総運動時間の全国平均は
男子548.7分(約9.1時間)、女子331.1分(約5.5時間)です。運動時間が長い子ほど体力合計点が高く、
420分(7時間)以上の子は男子56.9点・女子58.8点、60分未満の子は男子43.2点・女子48.3点でした。
出典:スポーツ庁「令和6年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果(概要)」 mext.go.jp(PDF)
つまり、小5の男子の平均は「年齢×1時間」の目安(10〜11時間)に近いところにいます。習い事を足すときは、外遊びを含めた合計で見ないと、上限を超えていることに気づきません。
わが家の計算表(判断の道具)
決めるときの順番
- 合計時間が年齢×1時間を超えていたら、まず回数ではなく1回の長さを見る。2時間の練習を1.5時間にできないか、教室に相談する。
- それでも超えるなら、本人の楽しみが低いものから話す(わが家の表)。
- 減らすときの言い方は断り方の文面に。やめるか続けるかで迷うときはやめどき・続けどきへ。
子ども向け:休む日は、さぼりじゃない
びっくり大事実! 筋肉や骨は、練習している時間ではなく、休んでいる時間に強くなります。練習で小さなきずがついて、休んでいるあいだに、前より少し強く直る。だから休む日がないと、直る前に次のきずがついてしまいます。強い選手の予定表には、必ず「休み」と書いてあります。
📓 記録に残す(わが家の体力手帳)
50m走・なわとび・シャトルラン・身長・就寝時刻を、数字1つずつ入れて伸びを見ます。この端末にだけ残ります。順位づけや判定はしません。
わが家の体力手帳を開く →
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このページは医学的な助言をするものではありません。診断や治療については医療機関にご相談ください。事実は文中に示した公的機関・学会・競技団体の資料と、複数の主要報道で確かめられた範囲だけを書いています。制作 スクールコンパス編集部