平均は、たして個数でわるだけ。式は簡単です。それなのに答えが合わないのは、何個でわるのかを取りちがえているからです。とくに「0の日」を数えるかどうかで、答えが変わります。
「たしてわるのは分かってる。でも、なんで5でわるの?4じゃないの?」
読書のページ数で、読まなかった日が1日あるとします。その日を数えるかどうかで、答えが変わります。子どもは「読んでない日は数えない」と思いがちです。
「たして個数でわるだけでしょ」と式だけ言うこと。その子が困っているのは式ではなく、個数が何個なのかです。
もう1つ。答えが小数になったときに「そんな数ありえない」と言わないでください。平均は、実際にはない数になるのがふつうです。「1日あたり2.4ページ」の日は1日もありません。それでいいのです。
平均は、でこぼこをならして平らにすることです。積み木やブロックを、日ごとの数だけ縦に積んでください。高いところから低いところへ移して、全部同じ高さにする。その高さが平均です。
0の日は、高さ0の柱が1本立っている状態です。柱は立っているので、数に入れます。ここが目で見えると、「なんで5でわるの」が一度で分かります。
その週の何かを平均にします。テストの点、歩いた歩数、読んだページ、寝た時間。
❶ 7日ぶんを紙に書く。読まなかった日は0と書く。
❷ 全部たす。
❸ 7でわる。
❹ 出た数と、実際の7日を見くらべる。「その数の日は1日もないね」と言ってください。それが平均の正体です。
平均が入っていないと、次の「単位量あたりの大きさ」で止まります。混みぐあいも人口密度も、「ならす」考え方でできています。単位量あたりの大きさもあわせて見てください。
グラフの読み取りでも出ます。「平均より上か下か」を聞かれたとき、平均が実際にはない数だと分かっていないと、意味が取れません。
学習の時期は教科書と学校によってちがいます。小5の2学期に入ることが多い単元です。このページは2026年9月9日に作りました。