5の段はいちばん覚えやすい段です。5ずつ増える段です。答えの一の位が5と0のくり返しになります。5、10、15、20…と、規則がはっきり見えます。
ほとんどつまずきません。あるとすれば「ごっく しじゅうご」です。5×9だけ「ごく」ではなく「ごっく」と、小さい「っ」が入ります。
覚えられないのを「やる気がない」と受け取らないでください。言いにくい読みが原因のことがあります。どこで止まっているかが分かれば、直すのはそこだけです。
| 5 × 1 = 5 | ごいちがご |
| 5 × 2 = 10 | ごにじゅう |
| 5 × 3 = 15 | ごさんじゅうご |
| 5 × 4 = 20 | ごしにじゅう |
| 5 × 5 = 25 | ごごにじゅうご |
| 5 × 6 = 30 | ごろくさんじゅう |
| 5 × 7 = 35 | ごしちさんじゅうご |
| 5 × 8 = 40 | ごはしじゅう |
| 5 × 9 = 45 | ごっくしじゅうご |
読み方は教科書や地域によって少しちがうことがあります。学校で習った言い方を優先してください。
時計の長針が5分きざみなので、時計で練習できます。「長い針が3のところ、何分?」で5×3が使えます。多くの教科書がこの段から九九を始めるのは、規則が見えやすいからです。
やり方。❶ 9つ全部を通して言わせる。❷ 止まったところ、言い直したところに印をつける。 ❸ その2つか3つだけを、10回ずつ言う。❹ もう一度通して言う。ここまでで5分です。
1日で全部を完璧にしようとしないでください。止まる場所は毎日変わります。 印がついた場所が減っていくことが、進んでいるということです。
紙に書かずに、口で答えさせてください。九九は書く前に言えることが先です。
5 × 7 = ? 5 × 4 = ? 5 × 9 = ?
答え 35 20 45
九九が言えるようになったあと、つまずくのは「答えから式を出す」ところです。 「48は何の段?」に答えられないと、わり算に入ったときに手が止まります。虫食い九九のプリントは、その練習になります。
3年生では、この九九をつかってあまりのあるわり算に進みます。 九九があやしいまま進むと、そこで必ず止まります。いま5分ずつ戻るほうが、あとで何時間も短くなります。