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朝の支度が遅い子どもに怒ってしまう(「早くして」が止まらない)
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 時間に追われる朝や夜は、だれでも余裕がなくなります。
よくある場面:朝7時45分、まだパジャマ。「早くして!」を5回言って、家を出る前から1日分疲れている。
時間に追われる場面は、親子とも余裕がありません
今夜できること1つ 前の夜に、朝の準備を1つ済ませる(服を出しておくなど)
📌 明日のための1行カード もし「早くしなさい!」と言いそうになったら、「あと5分で出るよ。くつ下をはこう」と言う
なぜ、そうなるの?
朝や寝る前は、親も子も、疲れや眠さで余裕がない時間です。怒りやすい場面が決まっているなら、その場面の前に手を打てます。前の夜に1つ準備しておく、朝の順番を紙に書いて貼る。口で言う回数が減ると、怒る回数も減ります。
今夜の手順
- 前の夜に、朝の準備を1つ済ませる(服を出しておくなど)
理由:朝に決めることが1つ減るだけで、声をかける回数が減ります。 - 朝の順番を紙に書いて貼り、子どもに印をつけてもらう
理由:何度も口で言うより、目で見える形のほうが親が言わずに済みます。 - 指示は1回に1つにする
理由:1つずつのほうが子どもが覚えて従いやすく、ほめる機会も増えます。
そのまま言える言いかえ
- 「早くしなさい!」→ 「あと5分で出るよ。くつ下をはこう」
「早く」では何をすればいいか分かりません。次の1つだけを言うと動けます。 - 「何回言ったら分かるの」→ 「(近くで名前を呼んでから)〇〇、ランドセルを玄関に置いてね」
名前を呼んで注意を向けてから、落ち着いた声で言うと届きやすくなります。 - 「いつまで準備してるの」→ 「あと3つ。くつ下、ぼうし、ランドセル」
残りが見えると、子どもは動きやすくなります。
今夜はしなくていいこと
明日の朝の分の注意を、今夜まとめてすること
理由:夜に言われても朝には残りにくく、寝る前の空気だけが重くなるからです。
お子さんに聞いてみる
「朝、いちばんいやなのは?」
- 「おきること」と答えたら:おきることなら、寝る時刻を15分早めるところから始めます。
- 「したく」と答えたら:したくなら、順番を紙に書いて、子どもが自分で印をつける形にします。
- 「急かされること」と答えたら:急かされることなら、「あと何分」を時計で見せる形に変えて、声かけを減らします。
2週間後に見ること
2週間後、朝の「早くして」の回数が減っていれば、効いています。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、朝の準備を一人でやりきるのがむずかしい時期です。前の晩に1つ済ませます。
- 高学年(4〜6年生) 高学年は、自分の朝の時間を自分で決める練習をする時期です。起きる時刻を本人に決めさせます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「時間に追われて怒鳴る」チェック)
「時間に追われて子どもを怒鳴ってしまう」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- いちばん追われるのは?(朝の支度/夕方〜夜(ごはん・おふろ・宿題)/出かける前)
- 子どもの様子は?(のんびりしている/ほかのことに気がそれる/わざと遅くしているように見える)
- 手が出そうになることは?(ない/ある・出てしまった)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
朝の支度で追われるタイプ
朝は、親も子も時計を見ながら動くので、いちばん怒鳴りやすい時間です。朝の流れを前の晩に減らし、子どもが自分で見て動ける形にすると、声をかける回数が減ります。
今夜の1つ 朝の流れ(起きる→着がえ→ごはん→歯みがき→出る)を絵や写真で1枚にして貼り、親は「次は何?」だけ聞く
「早くしなさい!」→ 「次は何だっけ?」
2週間後 2週間後、怒鳴る朝が減っていれば、流れが目に見える形で助けになっています。
根拠:米国の親子の関わりのプログラム(見通しを目に見える形に)
夜の流れで追われるタイプ
夕方から夜は、親も疲れていて、やることが重なります。毎晩同じ順番にすると、子どもが次を覚え、親が言う回数が減ります。
今夜の1つ 夕方の順番(宿題→ごはん→おふろ→自由時間)を決め、子どもと一緒に紙に書く
「いつまでやってるの!」→ 「順番の紙、次は何?」
2週間後 2週間後、言わなくても次に移れる日がふえていれば、順番が身についています。
根拠:米国小児科学会の保護者向け情報(決まった流れ)
出かける前に追われるタイプ
出かける前は、親の頭の中に時間の予定があり、子どもには見えていません。出る時刻を先に伝え、10分前と5分前に知らせると、切り替えやすくなります。
今夜の1つ 「〇時に出るよ」を先に伝え、10分前と5分前にだけ声をかける
「もう出るよ!なんでできてないの」→ 「あと5分で出るよ」
2週間後 2週間後、出かける前の言い合いが減っていれば、見通しが合っています。
根拠:米国の親子の関わりのプログラム
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:米国マウントサイナイ病院 親子センター、厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」、米国疾病対策センター「指示の出し方」
研究でわかっていること 13歳の時点で親が怒鳴る・ののしるなどの厳しい言葉でしつけていた家庭では、その後の1年で子どもの問題行動と気分の落ち込みが増えていました。親がふだん温かくても、この影響は打ち消されませんでした。
長く追いかけた調査(Wang, M.-T., & Kenny, S., 2014)
考えてみてほしい問い 朝がいちばんスムーズにいった日は、前の晩に何をしていましたか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「朝の支度が遅い子どもに怒ってしまう(「早くして」が止まらない)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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