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友だちに合わせすぎる・断れない子ども
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 友だちに合わせすぎている姿を見ると、歯がゆくなりますよね。
よくある場面:友だちに頼まれると、自分のおやつも、いやな役も引き受けてしまう。「いいよ」としか言えない。
合わせすぎるのは、嫌われたくない気持ちからです
今夜できること1つ 断る言い方を、家で一緒に1つ決めて、2〜3回声に出して練習する
📌 明日のための1行カード もし「断ればいいじゃない」と言いそうになったら、「なんて言えば断れそう?一緒に練習しよう」と言う
なぜ、そうなるの?
断ったら嫌われるかもしれない、と思うと、いやなことでも合わせてしまいます。断る言葉を知らないだけのこともあります。頭で分かっているだけより、家で声に出して練習した言葉のほうが、その場で口から出やすくなります。
今夜の手順
- 断る言い方を、家で一緒に1つ決めて、2〜3回声に出して練習する
理由:頭で知っているだけより、口に出した言葉のほうがその場で出やすいからです。 - いやだったことを話してくれたら、話したことを具体的にほめる
理由:話してくれたことを認めると、次も話してくれます。 - お金や物のやりとり、危ないことが入るときは、担任の先生に伝える
理由:子どもだけでは止められないことがあるからです。
そのまま言える言いかえ
- 「断ればいいじゃない」→ 「なんて言えば断れそう?一緒に練習しよう」
断れない子に「断れ」と言っても、動けません。 - 「いやなら断ればいいじゃない」→ 「断るのって、すごく勇気がいるよね」
むずかしさを分かってもらえると、練習に向かえます。 - 「流されちゃだめ」→ 「いやだったことを話してくれて、うれしいよ」
話したことを受け止めると、次もいやなことを話してくれます。
今夜はしなくていいこと
「なんで断らないの」と責めること
理由:断れないことを責められると、次からいやなことを話さなくなりやすいからです。
お子さんに聞いてみる
「友だちに言われて、いやだけどやったことある?」
- 「ある」と答えたら:あると答えたら、話してくれたことをほめてください。そのうえで、次に同じことがあったときの言い方を1つ決めます。
- 「ない」と答えたら:ないと答えたら、それでかまいません。いやなときは言っていい、とだけ伝えておきます。
- 「わからない」と答えたら:わからないときは、具体的な場面(遊びの順番・物の貸し借りなど)で聞いてみてください。
2週間後に見ること
2週間後、「いまはいや」など、断る言葉を1回でも使えたら、合っています。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、断る言葉を、家でごっこ遊びのように練習しやすい時期です。
- 高学年(4〜6年生) 高学年は、仲間から外れる不安で断れなくなる時期です。お金や物のやりとりがあるときは先生に伝えます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「友だちに合わせすぎる」チェック)
「友だちに合わせすぎる・断れない」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- いちばん近いのは?(いやなことを頼まれても断れない/遊びや好きなものを友だちに合わせる/グループから外れるのがこわい/家に帰るとぐったりしている)
- 何年生ですか?(1〜3年生/4〜6年生)
- 心配なことは?(とくにない/お金や物をわたしている)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
断れないタイプ
断れないのは、相手にきらわれたくない、やさしい気持ちからです。家で断り方の言葉を練習しておくと、いざというときに言えるようになります。
今夜の1つ 断るときの短い言葉(「それはできない、ごめんね」「家の決まりでだめなんだ」)を、家で1つ練習する
「はっきり断りなさい」→ 「家の決まりだからって言えばいいよ」
2週間後 2週間後、1回でも断れた話が出てくれば、言葉が身についています。
根拠:米国の社会性を育てる学習(SEL)
好きなものを合わせるタイプ
友だちに合わせること自体は、仲良くするための力でもあります。本人がつらくなければ大丈夫。自分の好きなことを話せる場が家にあると、安心して合わせられます。
今夜の1つ 家で、子どもの「本当に好きなこと」を聞く時間を5分つくる
「もっと自分を出しなさい」→ 「あなたは、本当は何が好き?」
2週間後 2週間後、家で好きなことを話す時間を楽しみにしていれば、それで十分です。
根拠:Harter の子どもの自己評価の研究、Brummelman ほか 2015(くわしくは自己肯定感のページ(大事×できるマップ))
グループから外れるのがこわいタイプ
高学年になると、グループから外れることへの不安が強くなります。学校以外にも居場所(習い事・地域の活動)があると、1つのグループに頼りすぎずにすみます。
今夜の1つ 学校の外で、気の合う友だちと会える場を1つ探す
「そんなグループ、気にしなくていい」→ 「学校以外にも、楽しめる場所を探してみようか」
2週間後 2週間後、学校の外に楽しめる場所ができていれば、不安が少し軽くなります。
根拠:Durlak ほか 2011(社会性を育てる学習の研究のまとめ)(くわしくは友だちトラブルのページ)
合わせて疲れきっているタイプ
家に帰ってぐったりするのは、外で気を使いすぎているしるしです。家では何も合わせなくていい時間をつくり、休ませます。
今夜の1つ 帰ってきたら30分は、何も聞かずにのんびりできる時間にする
「しっかりしなさい」→ 「今日もおつかれさま。ゆっくりしよう」
2週間後 2週間後、帰ってきたあとの元気が戻っていれば、休む時間が合っています。
根拠:Kagan の気質の研究(慎重な気質の子)(くわしくは内弁慶のページの答え)
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:米国の親子相互交流療法(PCIT)、米国保健福祉省のいじめ対策サイト
研究でわかっていること 自分の気持ちを言えない小学生に、言い方の説明・お手本・声に出しての練習・その場での声かけを組み合わせたところ、断る・頼むなどの言い方が身につき、教室や家でも使えるようになり、数週間後も続いていました。
少人数の研究(Bornstein, M. R., Bellack, A. S., & Hersen, M., 1977)
考えてみてほしい問い この子が「いや」と言えた相手や場面はありますか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「友だちに合わせすぎる・断れない子ども」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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