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子どものLINE・ゲームのチャットのトラブル(小学生)
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 画面の中のことは見えないぶん、心配が大きくなりますよね…。
よくある場面:夜、子どもがスマホを見たまま固まっている。「なんでもない」と言うけれど、表情が暗い。
画面の中のトラブルは、顔が見えないぶん、こじれやすくなります
今夜できること1つ 「話してくれても、スマホやゲームを取り上げたりしない」と先に伝える
📌 明日のための1行カード もし「だからスマホはだめって言ったでしょ」と言いそうになったら、「話してくれてよかった。取り上げたりしないよ」と言う
なぜ、そうなるの?
LINEやゲームのチャットでは、表情や声の調子が伝わらないので、軽い一言がきつく受け取られたり、仲間はずれに見えたりしやすくなります。子どもは、スマホやゲームを取り上げられるのがこわくて、困っても言い出せないことが多いです。まず、話してもらえる関係を守ることが先です。カナダの5年生以上の子ども38人に話を聞いた研究でも、大人に言うとネットを使わせてもらえなくなるのがこわい、という声が出ていました。
今夜の手順
- 「話してくれても、スマホやゲームを取り上げたりしない」と先に伝える
理由:取り上げられると思うと、子どもはトラブルを隠すようになるからです。 - いやなやりとりは、消さずに画面を写真に残す
理由:あとで先生や相談先に見せるとき、事実がそのまま伝わるからです。 - 「夜の何時からは返さない」を家の約束にする
理由:返事を急かされる苦しさから、子どもを守れるからです。
そのまま言える言いかえ
- 「だからスマホはだめって言ったでしょ」→ 「話してくれてよかった。取り上げたりしないよ」
責められると、次から話さなくなります。 - 「そんなの気にしなければいい」→ 「いやだったね。どの言葉がいちばんいやだった?」
気持ちを受け止めてから、事実を一緒に確かめます。 - 「すぐ言い返しなさい」→ 「今日は返さないでおこう。明日一緒に考えよう」
画面の上の言い合いは残り、こじれやすいからです。
今夜はしなくていいこと
今夜、スマホやゲームを取り上げること
理由:取り上げると、次に困ったときに話してくれなくなりやすいからです。
お子さんに聞いてみる
「いちばんいやだったのは?」
- 「言われた言葉」と答えたら:言われた言葉は、消さずに画面を写真に残しておいてください。言い返さないことを一緒に決めます。
- 「グループに入れてもらえないこと」と答えたら:グループのことは、担任の先生に、学校での様子も含めて相談してください。
- 「返事を急かされること」と答えたら:返事は急がなくていいと、家の約束として決めてあげてください(夜は返さない、など)。
- 「わからない」と答えたら:分からないなら、話してくれたことに「ありがとう」とだけ返して、今日は終わりにしてください。
2週間後に見ること
2週間後、画面の中でいやなことがあったとき、子どもが自分から話してくれたら、合っています。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、親のスマホやゲーム機を、親の目のあるところで使う時期です。
- 高学年(4〜6年生) 高学年は、自分の端末を持つことが増える時期です。夜に返さないなど、家の約束を一緒に決めます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わるLINE・ネットのトラブルチェック)
「LINEやゲームのチャットのトラブル」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- いちばん近いのは?(気になる様子がある/トラブルがあったと本人が言った/知らない大人とやりとりしている・写真を送った)
- どんなトラブル?(グループで悪口・仲間はずれ/夜おそくまで返信が続く/ゲームのチャットでもめた/勝手に写真や動画を載せられた)
- 家のルールは?(決めている/決めていない)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
グループのトラブルのタイプ
LINEのグループでの悪口や仲間はずれは、夜も続き、家の中まで入ってきます。消す前に画面の写真を残しておくと、学校に伝えるときの材料になります。
今夜の1つ 問題のやりとりを画面の写真で残し、返信はしないで、親と一緒に担任の先生に伝える
「スマホを取り上げるよ」→ 「見せてくれてありがとう。一緒に考えよう」
2週間後 2週間後、学校と一緒に動けていれば、次の一手が決まっています。
根拠:文部科学省「ネット上のいじめ」への対応の資料
夜の返信が止まらないタイプ
夜の返信は、自分だけ抜けると悪いという気持ちで止めにくいものです。家の決まりにすると、本人も「親が決めたから」と言いやすくなります。
今夜の1つ 「夜9時以降は返さない」を家の決まりにし、友だちに言う一言(「家の決まりで9時までなんだ」)を一緒に決める
「早く寝なさい」→ 「9時からは、家の決まりの時間ね」
2週間後 2週間後、夜9時で置けていれば、決まりが合っています。
根拠:米国小児科学会「Family Media Plan」
ゲームのチャットでもめたタイプ
ゲームのチャットは、顔が見えないぶん言葉がきつくなりやすく、知らない人ともつながります。チャットを使う範囲を家で決めます。
今夜の1つ ゲームのチャットは「知っている友だちだけ」にする設定を、子どもと一緒にする
「もうゲーム禁止」→ 「チャットの設定、一緒に見直そう」
2週間後 2週間後、設定を守って遊べていれば、ルールが合っています。
根拠:米国小児科学会「Family Media Plan」
写真や動画を載せられたタイプ
写真や動画は、一度広がると消すのがむずかしくなります。まず画面を保存し、載せた相手やサービスへの削除の依頼、学校への相談を進めます。
今夜の1つ 画面を保存し、学校に相談する。サービスの「通報・削除依頼」の手続きを一緒にする
「なんで撮らせたの」→ 「教えてくれてよかった。一緒に消してもらおう」
2週間後 2週間後、削除と学校の対応が進んでいれば、次は家のルールを見直す段階です。
根拠:総務省・警察の公的な資料(くわしくは総務省・警察の資料(ネットの写真の削除依頼))
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:文部科学省「いじめの防止等のための基本的な方針」(インターネットを通じて行われるいじめを含む)
研究でわかっていること カナダの5年生以上の子ども38人に、7つのグループで話を聞きました。ネットのいじめは、顔が見えないぶん深刻だと受け止められていて、多くは知らない人ではなく、ふだんの友だちの間で起きていました。大人に言うかどうかも話題になり、言うとパソコンやネットを使わせてもらえなくなるのがこわい、という声がありました。
子どもに聞いた研究(Mishna, F., Saini, M., & Solomon, S., 2009)
考えてみてほしい問い 画面の中で困ったとき、この子はだれに話せると思っているでしょうか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「子どものLINE・ゲームのチャットのトラブル(小学生)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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子育て相談室に実際に届いた相談です。見出しを押すと、答えと今日の一歩が開きます。答えは相談室と同じものです。
SNSやゲームで知らない人とつながっていた。責める前に確かめる3つのこと届いた相談:SNSやゲームで知らない人とやりとりしている
💬 知らない人とつながっていると分かったときは、本当にこわいですよね。
まず落ち着いて、責めずに「どんな人と、どんな話をしているの?」と聞きます。強く叱ると、次から隠すようになり、本当に危ないときに相談してもらえなくなるからです。会う約束をしていないか、写真や名前・学校・住所を送っていないか、裸や下着の写真を求められていないかを確かめます。求められていたら、やりとりの画面を保存して、そのアプリで相手をブロック・通報し、警察の相談窓口(#9110)に相談します。今後は、知らない人とは会わない、写真は送らない、困ったら親に言っても怒られない、の3つを家の決まりにします。
✅ 今日の一歩:今日、子どもと一緒にアプリの設定を見て、知らない人からのメッセージが届かない設定にする。
⛔ 今日はしなくていいこと:すぐにスマホを取り上げて終わりにすること。取り上げるだけだと、隠れて別の手段でつながり、危ないことを話してもらえなくなるからです。
根拠:警察庁・こども家庭庁の子どものインターネット利用の注意喚起、警察相談専用電話「#9110」