ホーム › 子どもの友だち関係 › 転校・引っ越しで新しい学校になじめるか心配なとき(小学生)

転校・引っ越しで新しい学校になじめるか心配なとき(小学生)

🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方

💬 新しい学校になじめるか、親のほうが眠れないくらい心配になりますよね。

よくある場面:引っ越しが決まり、子どもが「新しい学校で友だちできるかな」と夜になるとくり返す。前の学校の友だちとの別れもつらそう。

なじむための近道は、最初の数週間で話せる相手を1人つくることです

今夜できること1つ 新しい学校の担任に伝えたい「子どもの好きなこと・苦手なこと」を1つずつメモする

📌 明日のための1行カード もし「すぐ慣れるよ」と言いそうになったら、「最初はどきどきするよね。話したくなったら聞くよ」と言う

🧭 わが家の場合は? 3つの問いで、見立てと今夜の1つが変わります →

なぜ、そうなるの?

転校は、友だちや先生、通学路まで一度に変わる大きな出来事です。なじむまでに時間がかかるのは自然なことです。新しい学校の担任の先生に、子どもの好きなこと・苦手なことを前もって伝えておくと、先生が声をかけるきっかけになります。読みにつまずきのある小学1年生443人を追った米国の研究では、親と先生の関係がよいほど、子どもが授業に前向きに取り組むようになっていました。前の学校の友だちと連絡が続くことも、気持ちの支えになります。

今夜の手順

  1. 新しい学校の担任の先生に、好きなこと・苦手なことを伝える
    理由:先生が知っていると、声をかけるきっかけや、班の決め方に生かしてもらえるからです。
  2. 前の学校の友だちと、連絡を続けてよいことにする
    理由:前の友だちとのつながりが、新しい環境での支えになるからです。
  3. 最初の1か月は、帰ってからの予定を減らし、話を聞く時間をつくる
    理由:新しい環境は疲れやすく、話せる場所が家にあることが支えになるからです。

そのまま言える言いかえ

今夜はしなくていいこと

「すぐ慣れるよ」と気持ちを流すこと
理由:不安を話せる場所が家にあることが、いちばんの支えになるからです。

お子さんに聞いてみる

「新しい学校で、いちばん心配なことは?」

2週間後に見ること

2週間後、新しい学校の子の名前や、楽しかったことが1つでも話に出てきたら、少しずつ慣れてきています。

学年で変わること

わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)

ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「転校が心配」チェック)

「転校・引っ越しで新しい学校になじめるか心配」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。

  1. いちばん近いのは?(友だちができるか心配/勉強の進み方のちがいが心配/前の学校を離れるのがつらそう)
  2. いまの時期は?(転校の前/転校したあと)
  3. お子さんは何年生ですか?(小学1〜3年生/小学4〜6年生)

いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)

友だちができるか心配なタイプ

最初の数週間で1人話せる子ができると、そこから広がりやすくなります。担任の先生に好きなことを伝えておくと、きっかけをつくってもらえます。

今夜の1つ 担任の先生に、子どもの好きなことを1つ伝える

「すぐできるよ」→ 「1人と話せたら十分だよ」

2週間後 2週間後、新しい子の名前が話に出てきたら、合っています。

根拠:Hughes・Kwok 2007

勉強の進み方のちがいが心配なタイプ

学校によって教科書や進み方がちがうことがあります。抜けているところを先生に聞き、家で短く確かめます。

今夜の1つ 教科書が変わる教科と、まだ習っていない単元を担任の先生に聞く

「遅れないようにしなさい」→ 「どこがちがうか、先生に一緒に聞いてみよう」

2週間後 2週間後、授業で困っていることが減っていれば、合っています。

根拠:Smith ほか 2020(家庭と学校の協力)

前の学校を離れるのがつらいタイプ

別れのさみしさは、大事な友だちがいたしるしです。連絡を続けられると、気持ちが落ち着きます。

今夜の1つ 前の学校の友だちに、手紙やメッセージを送る時間をつくる

「いつまでも前の学校のこと言わないの」→ 「〇〇ちゃんに手紙を書いてみようか」

2週間後 2週間後、さみしさを言葉にしながらも、新しい学校の話も出てきたら、合っています。

根拠:編集部の進め方

もとにした研究

研究と根拠をひらく

根拠:米国のヒューズとクォクの研究(2007年、親と先生の関係と、子どもの授業への取り組み)

研究でわかっていること 読みにつまずきのある小学1年生443人を追った研究で、親と先生の関係がよいほど、子どもが授業に前向きに取り組むようになり、それが学力にもつながっていました。
長く追いかけた調査(Hughes, J., & Kwok, O., 2007)

研究でわかっていること 家庭と学校が一緒に子どもを支える取り組みの研究77件をまとめたところ、成績・学ぶ姿勢・人との関わり・心の健康のいずれも良くなっていました。とくに、学校から家庭への連絡と、家庭と学校の双方向のやりとりが効いていました。
たくさんの研究のまとめ(Smith, T. E., Sheridan, S. M., Kim, E. M., Park, S., & Beretvas, S. N., 2020)

考えてみてほしい問い お子さんが、新しい学校で楽しみにしていることはありますか?

根拠にした研究の一覧と、選び方の決まり

わが家の事情で、もう少し相談したいとき

「転校・引っ越しで新しい学校になじめるか心配なとき(小学生)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→

この悩みに関わるページ

子どもの友だち関係の、ほかの場面

人に話したいとき、子どもの安全や体が心配なときは、子育ての相談先ナビから、無料の電話・LINEの窓口を選べます。

この悩みで、保護者から届いた相談と答え(1件)

子育て相談室に実際に届いた相談です。見出しを押すと、答えと今日の一歩が開きます。答えは相談室と同じものです。

引っ越し・転校が心配。新しい学校になじむまでの親のサポート届いた相談:引っ越し・転校が心配

💬 新しい学校になじめるか、親のほうが心配になりますよね。

転校のなじみやすさは、最初の数週間で「話せる友だちが1人できるか」が大きいです。前の学校の担任と新しい学校の担任に、子どもの好きなこと・苦手なことを伝えておくと、先生が声をかけるきっかけになります。前の学校の友だちと連絡が続くと、子どもの気持ちの支えになります。

✅ 今日の一歩:新しい学校の担任に伝えたい「子どもの好きなこと」を1つメモしておく。

⛔ 今日はしなくていいこと:「すぐ慣れるよ」と気持ちを流すこと。不安を話せる場所が家にあることが、いちばんの支えだからです。

根拠:文部科学省の転入学の案内(学校での受け入れ)

先生に伝える連絡帳の文面 →友だちの悩み →

💬 わが家の場合を相談室で続ける(名前・メール不要)→