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子育ての相談ができる人がいない・孤独(小学生の親)
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 ひとりで考え続けるのは、それだけで大変なことです。
よくある場面:子どものことで気になることがあっても、聞ける人がいない。ママ友はいるけれど、本音は言えない。
相談できる場所を1つ増やします
今夜できること1つ 相談先の候補を1つだけ調べる(市区町村の子育ての相談窓口など)
📌 明日のための1行カード もし「だれにも頼れない」と言いそうになったら、「まず1つだけ、聞ける場所を探してみよう」と言う
なぜ、そうなるの?
相談できる人がいないのは、あなたのせいではありません。子どもを通じて地域で関わる人がいないと答えた保護者は約3割いました。悩みを打ち明ける相手でなくても、行事や連絡のことを話せる人が1人いるだけで、ひとりで考えこまずにすみます。
今夜の手順
- 相談先の候補を1つだけ調べる(市区町村の子育ての相談窓口など)
理由:たくさん探すより、1つ見つけるほうが動き出せます。 - 文字で相談できる、親子のための相談LINE(こども家庭庁)も候補に入れる
理由:電話より、文字のほうが話しやすい人もいるからです。 - ここに書いて、言葉にしてみる
理由:言葉にすると、何に困っているかが自分でも見えてきます。 - 同じ学年の親と、行事や連絡のことを1つだけ話してみる
理由:子育ての悩みを打ち明けなくても、話せる相手が1人いると、ひとりで考えこまずにすむからです。
そのまま言える言いかえ
- 「だれにも頼れない」→ 「まず1つだけ、聞ける場所を探してみよう」
全部を変えようとすると、動けなくなります。 - 「こんなこと相談しても…」→ 「少し話を聞いてもらえますか」
小さなことでも、話していい場所があります。 - 「私が弱いだけ」→ 「ひとりで考えるには、多すぎるだけ」
弱さではなく量の問題だと考えると、助けを頼みやすくなります。
今夜はしなくていいこと
相談先を、今夜すべて調べきること
理由:1つ見つかれば十分です。たくさん調べるほど、動き出す前に疲れてしまうからです。
2週間後に見ること
2週間後、相談先を1つ知っている、または話せる人が1人いれば、前に進んでいます。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年の親どうしは、送り迎えや行事で顔を合わせる機会が多い時期です。話せる人が見つかりやすい時期でもあります。
- 高学年(4〜6年生) 高学年になると、親どうしで話す機会が減ります。相談窓口や文字の相談も選べるようにしておきます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「相談できる人がいない」チェック)
「子育てを相談できる人がいない」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- ひとりだと感じるのは、いつごろからですか?(最近(引っ越し・転職・入学など)/ずっと前から)
- いちばん近いのは?(近くに頼れる家族や友人がいない/いるけれど、本音を話せない/パートナーに話しても分かってもらえない/人に話すのが苦手・どこに話せばいいか分からない)
- 今の気持ちに近いのは?(少しさみしい/だれにも分かってもらえないと感じる/眠れない・涙が出る日が続く)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
近くに頼れる人がいないタイプ
引っ越しや核家族の中で子育てをしていると、頼れる人がいないのはめずらしくありません。親の燃えつきの研究では、周りの支えがある親ほど回復しやすいことが分かっています。家族や友人でなくても、地域の子育て支援は「頼れる人」になります。
今夜の1つ 市区町村の子育て支援(子育てひろば・ファミリー・サポート・センター)を1つ調べて、場所と時間をメモする
「自分でなんとかしなきゃ」→ 「近くで頼れるところを、1つ探してみよう」
2週間後 2週間後、1か所でも行ってみた・連絡してみたなら、頼れる先が1つふえています。
根拠:Roskam ほか 2021(支えと負担のつり合い)
人はいても本音を話せないタイプ
「ちゃんとした親でいなきゃ」と思うほど、近くの人には弱音を言いにくくなります。本音は、利害のない相手のほうが話しやすいものです。
今夜の1つ 子育て相談室の「ただ聞いてほしいとき」に、今日のことを書いてみる(質問も助言もせず受け止めます。名前・メール不要)
「弱音を吐いちゃだめ」→ 「今日は、ここに置いていこう」
2週間後 2週間後、気持ちを外に出せた日があれば、ひとりで考えこむ形が少しほどけています。
根拠:米国の親の燃えつきの研究
パートナーと分かり合えないタイプ
分かってもらえないのは、相手が冷たいからではなく、見えている毎日がちがうからのことが多いものです。気持ちを伝えるより先に、1日の「やっていること」を見える形にすると、話がかみ合いやすくなります。
今夜の1つ 自分が1日にしていることを10個書き出して、パートナーに見せ、「この中の1つをお願いしたい」と1つだけ頼む
「どうして分かってくれないの」→ 「この1つ、お願いできる?」
2週間後 2週間後、1つでもやってもらえていれば、負担の分け方が変わり始めています。
根拠:Teubert・Pinquart 2010(親どうしの協力と子どもの育ちの研究のまとめ)(くわしくは夫婦で子育ての考えが合わないときのページ)
人に話すのが苦手なタイプ
人に話すのが苦手でも、書くことで気持ちが整理されることがあります。電話や対面がつらいなら、文字で相談できる窓口もあります。
今夜の1つ まず今夜、今日つらかったことを3行だけ書いてみる(だれにも見せなくていい)
「こんなことで相談しちゃだめ」→ 「どんな小さなことでも、相談していいんだよ」
2週間後 2週間後、書くことで少しでも気持ちが軽くなった日があれば、次は相談室に書いてみる段階です。
根拠:Pennebaker の研究(つらい気持ちを書くと、気持ちが整理される)(くわしくは編集部の進め方)
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:文部科学省 保護者アンケート(2024年)、米国公衆衛生局長官の勧告(2024年)
研究でわかっていること 気持ちを言葉にする(「くやしい」「こわい」と名前をつける)と、不安や怒りに反応する脳の部分の反応が弱まりました。気持ちに名前をつけることが、気持ちを落ち着かせる手がかりになると考えられています。
実験(Lieberman, M. D., Eisenberger, N. I., Crockett, M. J., Tom, S. M., Pfeifer, J. H., & Way, B. M., 2007)
考えてみてほしい問い 話を聞いてもらえたら少し楽になりそうな相手を、1人だけ思い浮かべられますか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「子育ての相談ができる人がいない・孤独(小学生の親)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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