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祖父母と子育ての考えが合わない・祖父母の口出し

🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方

💬 よかれと思って言ってくれているのが分かるぶん、言い返しにくいですよね。

よくある場面:「おやつくらいいいじゃない」「昔はもっと厳しかった」。帰りの車で、言い返せなかった言葉が頭の中でぐるぐる回っている。

考えがちがうこと自体は、子どもを不安にさせにくいと分かっています

今夜できること1つ わが家で「ここだけは守ってほしい」ことを1つ決める

📌 明日のための1行カード もし「そんなやり方、今は通用しませんよ」と言いそうになったら、「いつも見てくれてありがとう。1つだけお願いしてもいい?」と言う

🧭 わが家の場合は? 2つの問いで、見立てと今夜の1つが変わります →

なぜ、そうなるの?

大人どうしで考えがちがうことは、それだけで子どもに悪い影響があるわけではありません。子どもを不安にさせやすいのは、言い合いや、子どもの前で相手を悪く言うことのほうです。祖父母の考えを全部合わせる必要はありません。わが家で「ここだけは守ってほしい」ことを1つにしぼって伝えれば、残りは「おじいちゃんの家ではそうなんだね」で大丈夫です。

今夜の手順

  1. わが家で「ここだけは守ってほしい」ことを1つ決める
    理由:たくさんお願いすると、全部が通りにくくなるからです。
  2. お願いは、パートナーから自分の親に伝えてもらう
    理由:実の親子のほうが、角が立ちにくいことが多いからです。
  3. 伝えるときは、感謝を先に、お願いを1つ、理由を短く
    理由:「ありがとう」から始めると、相手も聞く気持ちになります。
  4. 子どもの前では、祖父母のことを悪く言わない
    理由:板ばさみの気持ちが強い子ほど、「自分のせいだ」と受け取りやすいからです。

そのまま言える言いかえ

今夜はしなくていいこと

祖父母の考えを、全部変えてもらおうとすること
理由:全部を変えるのはむずかしく、言い合いが増えるほど子どもが板ばさみになりやすいからです。

お子さんに聞いてみる

「おじいちゃん・おばあちゃんの家で、いちばん楽しいことは?」

2週間後に見ること

2週間後、決めた1つが守られている日があったり、祖父母の家から帰ったあとのもやもやが少し軽くなっていたりすれば十分です。どうしても話がこじれるときは、パートナーと先に話し合う時間をとり、必要なら市区町村の子育ての相談窓口に相談してください。

学年で変わること

わが家の場合は?(2つの問いで答えが変わる)

ステップ2 わが家の場合は?(2問で答えが変わる「祖父母と考えがちがう」チェック)

「祖父母と子育ての考えがちがう」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。2つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。

  1. いちばん近いのは?(甘やかす(お菓子・おもちゃ・ゲーム)/しつけや勉強に口を出される/頼りたいけれど、気をつかう)
  2. 会う頻度は?(ときどき/ほぼ毎日(同居・近居))

いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)

祖父母が甘やかすタイプ

ときどき会う祖父母が甘いのは、子どもにとっても特別な時間です。大人どうしで考えがちがうこと自体は、子どもを不安にさせにくいことが分かっています。毎日のことにかかわる決まりだけ、お願いします。

今夜の1つ 「これだけはお願い」という決まりを1つだけ(例:夜8時以降のお菓子)、理由と一緒に伝える

「やめてください」→ 「これだけ、お願いしてもいいですか? 寝る前だと歯が心配で」

2週間後 2週間後、その1つが守られていれば、それ以外は祖父母の時間として楽しんでもらえます。

根拠:Teubert・Pinquart 2010(親どうしの協力と子どもの育ちの研究のまとめ)(くわしくは夫婦・家族の考えのちがいのページ)

しつけや勉強に口を出されるタイプ

口を出されるのは、孫を心配しているからのことが多いものです。全部に反論するより、「ありがとう、参考にするね」と受けて、決めるのは親だと静かに示します。

今夜の1つ 「心配してくれてありがとう。うちはこうしてみるね」と、受けてから自分の方針を短く伝える

「うちのことに口を出さないで」→ 「心配してくれてありがとう。うちはこうしてみるね」

2週間後 2週間後、言い合いにならずに話せていれば、関係を保ちながら方針を守れています。

根拠:Teubert・Pinquart 2010(親どうしの協力と子どもの育ちの研究のまとめ)(くわしくは夫婦・家族の考えのちがいのページ)

頼りたいけれど気をつかうタイプ

頼るときは、「全部」ではなく「1つだけ・決まった時間だけ」頼むと、お互いに負担が少なくなります。

今夜の1つ 頼みたいことを1つだけ(例:水曜の送り迎え)決めて、期間を区切ってお願いする

「迷惑をかけたくない」→ 「この日だけ、お願いできる?」

2週間後 2週間後、頼んだことが続いていれば、頼り方が合っています。

根拠:Roskam ほか 2021(親の燃えつき、42か国の研究)(くわしくは育児疲れのページ(頼むこと1つ))

もとにした研究

研究と根拠をひらく

根拠:Goeke-Moreyほか(2003)夫婦の意見のちがいと子どもの受け取り方の研究、川島ほか(2008)、Teubert & Pinquart(2010)

研究でわかっていること 米国と英国ウェールズの8〜16歳の子ども約500人に、夫婦の言い争いの場面を見せて反応を調べたところ、ののしり合いや無視は子どもを不安にさせ、落ち着いて話し合い解決に向かう姿は子どもを不安にさせにくいと分かりました。
子どもに聞いた研究(Goeke-Morey, M. C., Cummings, E. M., Harold, G. T., & Shelton, K. H., 2003)

研究でわかっていること 青年期の子どもがいる家庭の父親・母親・子どもに答えてもらった調査です。両親の言い合いが深刻なほど、子どもは言い合いに巻きこまれている(板ばさみの)感じを強く持ち、それが「自分のせいだ」という受け取り方や、こわさにつながっていました。
日本の家庭への調査(川島亜紀子・眞榮城和美・菅原ますみ・酒井厚・伊藤教子, 2008)

研究でわかっていること 親どうしの「協力」「考えのそろい方」「子育てをめぐる言い合い」「子どもを親の言い合いに引き込むこと」と、子どもの様子の関係を調べた59本の研究をまとめました。つながりは全体に小さめでしたが、それぞれの親の関わり方や夫婦の仲の良さを考えに入れても残り、あとの子どもの変化も予想していました。
たくさんの研究のまとめ(Teubert, D., & Pinquart, M., 2010)

考えてみてほしい問い この子が大人になったとき、祖父母とどんな関係でいてほしいですか?

根拠にした研究の一覧と、選び方の決まり

わが家の事情で、もう少し相談したいとき

「祖父母と子育ての考えが合わない・祖父母の口出し」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→

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