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子どもが「ユーチューバーになりたい」と言ったら、否定も賛成もせず「1本作ってみよう」が答えです
ランキング上位の夢であり、13歳までは公開できない仕事でもあります。だから小学生の今は、判定する時期ではなく、企画・撮影・編集を家庭で1回やってみる時期です。
結論:「いいね」でも「やめなさい」でもなく、「じゃあ、おばあちゃんに見せる3分の動画を1本作ろう」。作る途中で、子どもは自分でこの仕事の中身を知ります。
まず、珍しいことではありません
2026年時点の一次データでは、ユーチューバー(ネット配信者・動画投稿者)は小学生のなりたい職業の上位です。同時に、順位は動いています。
| 調査 | ユーチューバーの位置 |
|---|---|
| 第一生命『大人になったらなりたいもの』アンケート 第37回(2026年3月26日発表・小3〜小6) | 小学生男子 3位(9.8%)。前回2位から、野球選手に抜かれて3位に。小学生女子 7位(3.8%) |
| 学研教育総合研究所「小学生白書2025」(小1〜小6) | 小学生全体で「ネット配信者」が1位 |
| 日本FP協会 小学生「将来なりたい職業」ランキング(2025年度・作文コンクール応募作品の集計) | 男子 5位 |
| クラレ 新小学1年生の「将来就きたい職業」(2026年版) | 2025年版で総合10位(3.4%)。2026年版はトップ10圏外 |
出典:第一生命『大人になったらなりたいもの』アンケート、学研教育総合研究所 小学生白書2025、日本FP協会 小学生『将来なりたい職業』ランキング、株式会社クラレ 2026年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」。各社の公表資料を2026年8月24日に確認。
読み方はこうです。「多くの子が言う夢」であり、「学年が上がると入れ替わる夢」でもあります。今この瞬間の宣言を、将来の進路として重く受け止める必要はありません。
次に、事実を2つだけ共有する
- 自分のチャンネルは13歳から。日本では、Googleアカウントを自分で管理できる最低年齢が13歳です。13歳未満は保護者が管理するアカウントになり、使える機能に制限があります。つまり小学生の間は「公開する」段階に入れません。これは親の方針ではなく、サービスの決まりです。
- 広告のお金には入口の条件がある。YouTubeパートナープログラムに参加して広告収益を受け取るには、チャンネル登録者1,000人以上で、直近12か月の総再生時間4,000時間以上、または直近90日のショート動画視聴1,000万回以上が必要です。2027年2月1日からは、新規参加者の条件が8,000時間または2,000万回に引き上げられます。金額は再生回数や広告で変わります。
出典:Googleアカウント ヘルプ「Google アカウントの年齢制限」、YouTube ヘルプ「YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格」「YouTube パートナー プログラムに関する変更」(2026年8月24日確認)。条件は変わることがあります。公式でご確認ください。
この2つを伝えると、「今すぐ配信したい」という話は「13歳までに何を練習しておくか」という話に変わります。ここで親子の目線がそろいます。
声かけの例
「どんな動画を作りたいの? だれに見てほしい?」
ゲーム実況なのか、工作なのか、話すのが好きなのかで、伸ばす力がちがいます。答えが出なければ、それ自体が「まだ企画がない」という発見です。
「動画って、企画と撮影と編集の3つの仕事でできてるんだって。どれが一番好きそう?」
ユーチューバーという一語を、3つの作業に分解します。編集が好きなら映像の仕事、企画が好きなら企画や広告の仕事にもつながります。
「じゃあ、おばあちゃんに見せる3分の動画を1本作ろう。公開はしないよ」
企画メモ1枚、撮影3テイク、いらないところを切って字幕1行。家族に見せて「どこで飽きた?」を聞く。ここまでやると、子どもは自分でこの仕事の地味さと面白さを知ります。続くかどうかは、本人の手が決めます。
家庭のルールは3つで足ります
- 公開は13歳になってから、保護者と一緒に決める。それまでは練習期間。撮ったものは家族の中だけ。
- 顔・本名・学校・家の場所がわかるものは映さない。練習のときからこの癖をつけておくと、公開する年齢になったときにそのまま使えます。
- 撮影と編集は保護者の端末で、保護者がいるときに。使うアプリと保存場所を親が把握しておく。
個別のアプリの設定や、学校での扱いは各家庭・各校で異なります。学校のきまりがある場合はそちらが優先です。
この夢が教科につながる場所
- 企画メモ=国語の「相手を考えて書く」。「だれに」「何を」「どの順で」を1枚にする練習。
- 編集=時間の計算。3分に収めるために何秒切るか。算数の時間の単位がそのまま使えます。
- 反応を見る=グラフを読む。家族の感想を「面白かった場面」「飽きた場面」で並べると、データを読む練習になります。
- 職業調べの課題として提出するなら、職業調べの書き方のワークシートに、上の「3つの仕事」を書き写すだけで1枚できます。
お子さんと一緒に見るページ
子ども向けのページでは、1日の流れ、3つの仕事、なるには、家でできる練習を、ふりがなつきでまとめています。しごとタウンでは、ユーチューバーのスタジオで40秒のミニゲームが遊べます。
ユーチューバーは動画で人を楽しませる仕事(子ども向け)→ 🎮 しごとタウンで体験する関連ページ
よくある質問
Q. 「ユーチューバーになりたい」と言うのは珍しいことですか?
珍しくありません。第一生命の第37回アンケートでは小学生男子3位、学研の小学生白書2025では小学生全体で「ネット配信者」が1位です。
Q. 小学生は自分のチャンネルを持てますか?
日本ではGoogleアカウントを自分で管理できる最低年齢が13歳です。13歳未満は保護者管理のアカウントになり、機能に制限があります。
Q. 収入はどうやって得るのですか?
広告収益(登録者1,000人などの条件あり)、企業案件、視聴者からの支援機能です。金額は再生回数と広告で変わります。
Q. 家庭のルールは何から決めればいいですか?
公開は13歳から保護者と決める、顔・本名・学校・場所を映さない、保護者の端末で保護者がいるときに、の3つが土台です。