ハロウィンに読む、こわい本 4冊<br>こわいものが苦手な子でも読めるところから
こわい本は、本を読まない子がいちばん手を出しやすい種類です。ハロウィンの時期は、家の中でこわい話をしても不自然になりません。1年でいちばん本を渡しやすい時期が10月です。制作 スクールコンパス編集部 / 更新 2026年9月2日
こわい本には、こわさの段階があります
読まないとき、どうするか
読む時間を昼にしてください。それだけでほとんど解決します。読んだあとに、こわかったところを言葉にしてもらうのも効きます。言葉にすると、こわさは半分になります。
そのままでかまいません。こわい話は物語の構造がはっきりしているので、話の型を覚えるのに向いています。同じ作者の、こわくない本に移すのが自然な広げ方です。
とても短い絵本と、妖怪が出てくるけれど笑える本から入ってください。この一覧では、はじめの2冊がそれにあたります。1冊目は絵本なので、高学年には短すぎますが、下の子と一緒に読む家では最初の1冊になります。
ハロウィンに読むこわい本 5冊
読む順ではなく、いまの子の状態に合うものから1冊選んでください。全部読ませようとしないことが、いちばん続きます。表紙が気に入らなければ、それだけの理由で外してかまいません。
ねないこ だれだ
せなけいこ / 福音館書店
こわいとても短いハロウィンにも夜ふかしをしている子は、おばけにされてしまいます。とても短く、絵は貼り絵で、こわさがはっきりしています。こわい本の入口として、いちばん段階が低いところにあります。ハロウィンの時期に、こわいのが苦手な小さい子と読むのにちょうどよい厚さです。
読んだあとに聞いてみる この絵、どこがこわかった。おばけになったら、なにをする。
妖怪一家 九十九さん
富安陽子 / 理論社
こわくない妖怪笑えるシリーズ妖怪の一家が人間の町でふつうに暮らしています。こわいものが苦手な子でも読めるこわい本、という枠にちょうど入ります。ハロウィンのおばけの話をしたいけれど、本気でこわいのは無理、という家に向いています。
読んだあとに聞いてみる 九十九さん一家で、いちばんうちに似ているのはだれ。
魔女の宅急便
角野栄子 / 福音館書店
魔女はたらく中学年から13歳になった魔女のキキが、知らない町でひとり立ちします。ほうきに乗る魔女の話ですが、中身は仕事を始めた人の話です。ハロウィンで魔女に興味を持った時期に渡すと、そのまま長い本1冊を読み切れます。
読んだあとに聞いてみる キキが町の人に受け入れられたのは、何をしたからだと思う。
怪談レストラン シリーズ
松谷みよ子 責任編集 / 童心社
1話が短いこわいどこから読んでもいいメニューの形で短い怪談が並びます。1話が数ページなので、こわいものが苦手な子でも1話だけで止められます。どこから読んでもよい作りなので、本を最初から読むのが苦手な子の入口としても使えます。ハロウィンの時期に、家でいちばん盛り上がる棚です。
読んだあとに聞いてみる いちばんこわかった話はどれ。どこがこわかったのか、言葉にしてみよう。
霧のむこうのふしぎな町
柏葉幸子 / 講談社
ふしぎ働くひとり旅霧の谷に迷いこんだ少女が、変わった住人たちの店で働きます。こわいというより、うすら不思議な空気が続く本です。ハロウィンのような、日常が少しずれる時期に読むと、いちばん雰囲気が合います。
読んだあとに聞いてみる リナが働いたお店で、自分ならどこで働きたい。
この本を手に入れる前に
買う前に、図書館で1冊だけ借りてみてください。同じ作者やシリーズなら、1冊が合えばあとも合います。逆に、1冊目で止まった本を買いそろえても、たいてい読まれません。図書館で当たりが出てから買う、という順にすると、家の本棚に読まれない本がたまらなくなります。
書店で探すときは、書名と作者名をメモして持っていってください。同じ題名で別の版が出ていることがあります。読み聞かせに使うなら、字の大きさと1ページの文字量を必ず見てから決めるのが確実です。
ほかの学年・テーマ
読んだあと、書くところまで
書名・作者名・出版社は、刊行時点のものです。版が変わったり、別の出版社から出ていることがあります。手に入れる前に、書店・図書館・オンライン書店でご確認ください。値段は変わるため載せていません。当サイトは特定の書店・出版社と提携していません。